本記事ではみずほ銀行のスマートデビット・みずほWalletの使い方をご紹介しています。
2018年に始まったみずほ銀行のスマートデビットは、モバイル上でデビットカードを発行する決済サービスとしては日本初となっていました。
現在では同様のサービスがいくつも誕生していますが、みずほ銀行を持っているなら手軽に始められるみずほスマートデビットがおすすめです。
スマホでお得な決済サービスを利用したい方は是非確認してみましょう。
みずほ銀行スマートデビット・みずほWalletとは?
- みずほ銀行スマートデビット:スマホで発行できるデビットカード
- みずほWallet:スマホ決済アプリ
みずほ銀行スマートデビットとみずほWalletはいずれもメガバンクである「みずほ銀行」が提供するサービスです。
みずほ銀行スマートデビットはスマートフォン上でバーチャルなデビットカードを発行し、デビット決済を可能にするサービスです。
みずほスマートデビットの発行はスマホ決済アプリみずほWalletで行います。
みずほのデビットカードはプラスチックカードもありますが、スマートデビットは申し込み後その場で発行されるため便利です。
デビットカードなので審査なしで使える
カード | スマートデビット | デビットカード ※プラスチックカード |
---|---|---|
申し込み条件 | ・中学生を除く15歳以上の個人の方 ・みずほ銀行口座をお持ちの方 |
|
決済対応店舗 | 電子マネー対応店舗 | JCBカードブランド加盟店 |
年会費 | 無料 | 1,100円(税込) ※入会初年度、23歳以下のお客さま、年1回以上の利用で年会費無料 |
特典 | ・0.2%キャッシュバック | ・毎月のご利用でATM時間外手数料が無料 ・0.2%キャッシュバック |
日本国内在住で15歳以上(中学生を除く)でみずほ銀行の口座を持っていれば審査不要で発行する事が出来ます。
銀行口座は新たに開設すればいいだけなので、実質15歳以上でスマホを持っていれば誰でも申し込むことが可能です。
みずほスマートデビットは年会費も無料ですが、一方でプラスチックのデビットカードならではの特典もあります。
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Android・iOS搭載の幅広い機種に対応
対応機種 | Android | iOS |
---|---|---|
OS要件 | Android 5.0以降・NFC/FeliCa対応 | iOS 11以降 |
決済方法 | ・QUICPay+ | ・Suica[Mizuho Suica] ・デビット[Smart Debit] |
AndroidスマホであればAndroid 5.0以降・NFC/FeliCa対応でみずほスマートデビットを使う事が可能です。
また、iPhoneはiOS 11以降が条件となります。
例えばAndroidは5年程度前の機種が使えますし、iOSならiPhone 7やApple Watch Series2以降が対応しています。
ただし、AndroidとiOSでは決済方法が異なるため、例えば「QUICK Pay+では電車に乗れない」などデメリットも発生します。
決済方法は少ないが対応店舗は多い
AndroidスマホはQUICK Pay+対応の店舗でみずほスマートデビットを使えます。
また、iOS搭載のiPhoneはQUICK Pay+に加えてSuicaなど全国のICカード対応店舗で利用可能です。
2021年12月時点で、QUICK Pay+はコンビニやスーパーなど全国173万ヵ所以上に導入されています。
また、交通系電子マネーであるSuicaはコンビニやスーパーをはじめ電車などでも利用できるのがメリットです。
対応店舗は順次拡大しているので、申し込み前に利用可能店舗を確認しておのがおすすめです。
QUICPay | QUICPayの使えるお店
Suicaが使えるお店
アプリから残高管理などの設定が手軽に可能
みずほスマートデビットはみずほWalletを利用して手軽に設定などを行えます。
口座残高や引き落とし・振込の状況などをいつでも確認できるのは便利です。
また、みずほダイレクトなどみずほ銀行のサービスにアクセスする事も可能です。
決済時のメール通知やスマホ紛失時のサポートデスクなど、万が一のセキュリティも充実しています。
みずほダイレクトヘルプデスク | 受付時間 |
---|---|
0120-3242-99 ※海外などからは以下 03–3211–9324 | 9:00~17:00 ※1月1日~2日は休み |
下記のような利用限度額も設けられているので、必要に応じて設定変更を行いましょう。
限度額 | 初期設定金額 | 最大ご利用限度額 |
---|---|---|
1回あたり | 3万円 | |
1日あたり | 10万円 | 50万円 |
1か月あたり | 50万円 | 250万円 |
みずほ銀行スマートデビットの使い方
みずほスマートデビットを使うためには、みずほWalletアプリを利用して登録を行う必要があります。
登録方法はAndroid・iOSというOSの違いはもちろん、決済方法でも異なっています。
続いてはAndroid・iOS別にみずほ銀行スマートデビットの登録から利用方法まで確認してみましょう。
【Androidスマホ】初回登録方法
Androidスマホでは既に持っているみずほ銀行の口座番号情報などを登録する方法と、みずほJCBデビットを登録する2つの方法があります。
- 「いますぐみずほWalletをはじめる」をタップ
- 「みずほ銀行の口座をお持ちの方はこちら」をタップ
- メールアドレスを入力する
- 受信したメールのURLにアクセスしアカウント情報を入力する
- カードデザインを選択する
- 引き落とし口座の登録設定
- みずほWalletにスマートデビットが登録される
- メインカードに設定する
口座の登録の手順は非常に簡単で、カードのデザインは10種類以上用意されています。
- 「いますぐみずほWalletをはじめる」をタップ
- 「みずほJCBデビットをお持ちの方はこちら」をタップ
- メールアドレスを入力する
- 受信したメールのURLにアクセスしアカウント情報を入力する
- みずほJCBデビットカードの情報を入力する
- 本人確認の方法を選択する
- 本人確認後、みずほWalletにみずほJCBデビットカードが登録される
- メインカードに設定する
自身のみずほJCBデビットカードを登録する場合も基本的な手順は同じです。
本人確認は「SMSで認証コードを受け取る」「JCBに発信して認証する」の2つから選ぶことになります。
【iOSスマホ】初回登録方法
iOSスマホはSuica[Mizuho Suica]とデビット[Smart Debit]2通りの登録方法があります。
- みずほWalletのカードの選択画面で「Mizuho Suica」を選択
- 口座情報を登録・チャージ
- Apple Payへカードを追加
①「タップしてカードの選択画面へ」をタップ
②「Mizuho Suicaを発行する」をタップ
③店番号と口座番号が分かるものおよびみずほダイレクト利用カードを準備し「OK」ボタンをタップ
④Mizuho Suicaにチャージする口座を入力
⑤本人確認のため口座名義人の名前を「漢字・カナ」で入力
⑥性別、生年月日を入力
⑦携帯電話番号、郵便番号を入力
⑧画面に沿って引き落とし口座を設定
⑨新規発行の際は1,000円以上のチャージ金額を選択して「次へ」をタップ
①パスコードを設定
②Apple Payが起動したらMizuho Suicaを追加したいデバイスを「iPhone・Apple Watch」から選択
③選択したデバイスへMizuho Suicaの追加が完了したら右上の「次へ」をタップ
④利用条件を確認し右下の「同意する」をタップ
⑤Mizuho Suicaの追加を完了、右上の「次へ」をタップ
⑥「エクスプレスカード」への設定完了、右上の「完了」をタップ
iOSはApple Payの設定もあるため、Androidと比較して手順は長くなっています。
店番号と口座番号を入力する際は、みずほダイレクトご利用カードも準備しておきましょう。
- みずほWalletのカードの選択画面で「Smart Debit」を選択
- 口座情報を登録
- Apple Payへカードを追加
①「タップしてカードの選択画面へ」をタップ
②「Smart Debitを発行する」をタップ
③店番号と口座番号が分かるものおよびみずほダイレクト利用カードを準備し「OK」ボタンをタップ
④Smart Debitの引き落とし口座を入力
⑤本人確認のため口座名義人の名前を「漢字・カナ」で入力
⑥性別、生年月日を入力
⑦携帯電話番号、郵便番号を入力
⑧画面に沿って振替口座を設定
⑨メールアドレスを入力して「次へ」をタップ、Apple Payが起動
①パスコードを設定
②Apple Payが起動したらSmart Debitを追加したいデバイスを「iPhone・Apple Watch」から選択
③選択したデバイスへSmart Debitの追加が完了したら右上の「次へ」をタップ
④利用条件を確認し右下の「同意する」をタップ
⑤Smart Debitの追加を完了、右上の「次へ」をタップ
⑥すべての設定が完了し利用スタート
Smart Debitでも基本的な流れは同じですが、Suicaとは違い初回のチャージやエクスプレスカード設定は必要ありません。
Suicaは事前チャージを行うICカードですが、Quick Pay+はチャージ無しで支払うという違いがあります。
スマートデビットの使い方
スマートデビットは、コンビニやスーパーなどのQUICPay+加盟店やSuica対応加盟店で使用します。使い方は簡単でたったの2ステップ。
- 店員に「QUICPay(クイックペイ)で支払う」「Suicaで支払う」旨を伝える
- リーダーにスマートフォンをかざす
アプリの起動も必要ないので、現金やクレジットカードで払うよりもスムーズに決済できます。
Suicaは事前のチャージが必要となるため注意しましょう。
みずほWalletの使い方
- ヴァーチャルカード発行・スマホ決済
- 支払い状況や銀行口座の残高確認
- カードデザインの変更・設定
- みずほダイレクトでネット取引
- PayB(ペイビー)の利用
- お得な情報の配信
一度設定さえすれば、みずほWalletを開かなくてもみずほスマートデビットを利用する事は可能です。
一方、みずほWalletには支払いの管理など様々な機能が搭載されています。最後にみずほWalletの機能の一部をご紹介します。
みずほダイレクトでネット取引
みずほダイレクトではパソコンやスマホから振込などのインターネット取引が出来るサービスです。
スマホでは専用アプリも提供されていますが、みずほWalletには専用のアイコンが設置されています。
最終的にWebにアクセスして手続きをすることになりますが、みずほダイレクトの利用が少ない方なら専用アプリをダウンロードするよりおすすめです。
PayB(ペイビー)の利用
PayB(ペイビー)は、払込票のバーコードをアプリで読み込んで、登録した銀行口座支払いができる便利な決済アプリです。
この機能は「みずほダイレクト」アプリからも可能ですが、「みずほWallet」からもアクセスできます。
各種料金等の払込手数料は原則無料でお得に払い込みが出来ます。
お得な情報の配信
メニュー内の「お知らせ」からお得な情報を確認する事も出来ます。お得な情報はQuick Pay+の加盟店のキャンペーンなどが中心です。
みずほスマートデビットをお得に使いたいなら、定期的にアプリを開いてキャンペーン情報をチェックしておくのがよいでしょう。
みずほ銀行口座を持っているならみずほスマートデビット・みずほWalletがおすすめ
みずほWalletは、みずほ銀行の口座を総合的に管理できる便利なアプリです。
さらにヴァーチャルカードであるみずほスマートデビットを発行すればQuick Pay+やSuicaでキャッシュレス決済も利用できます。
みずほ銀行をメインバンクとしている方なら、金銭管理がしやすくなるなどのメリットがあります。
キャッシュレス決済サービスに迷ったら、みずほWalletで使えるみずほスマートデビットも候補に加えてみましょう。