Android iPhone Origami 電子マネーの使い方
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近年、世界ではキャッシュレス化が進んでいます。北欧のスウェーデンやノルウェーは、GDPに対するキャッシュレス決済の比率が90%以上で、おとなり中国でも、Alipay(アリペイ)とWeChat pay(ウィーチャットペイ)といったQRコードを利用したモバイル決済が急速に普及しています。

日本国内でも、ここ数年でおサイフケータイとApple Payに次ぐモバイル決済サービスが続々と登場しました。2016年にいち早くサービスを開始したOrigami Payもその内のひとつです。Origami Payは銀行口座でもモバイル決済が利用できるので非常にお手軽で、対応店舗も徐々に拡大しています

本記事では、そんなOrigam Payの使い方・メリット・デメリットなどを解説します。ぜひ参考にしてQRコード決済を活用してみてください。

Origami Payとは?


画像引用元:https://origami.com/origami-pay/

Origami Payは、スマートフォンで利用できるモバイル決済サービスです。あらかじめクレジットカードか銀行口座のどちらかをOrigamiアプリに登録して利用します。

支払い方法は、店舗が提示したQRコードをスマホで読み取って行うQRコード決済です。登録料・手数料は無料で、持っているスマホがFeliCa搭載端末でなくても、スマホ1台でモバイル決済を利用することができます。

Origami Payが使える機種

Origami Payは、2018年8月時点で、iOS 9.0以降のiPhoneと、Android 4.4以降のAndroidに対応しています。

Apple Pay対応機種がiPhone 7以降、おサイフケータイ対応機種がFeliCa搭載端末に限られていますので、Origami Payの方がより幅広い機種で使用できることになります。

格安SIMの主力機種となっているHUAWEI(ファーウェイ)やASUS(エイスース)といった海外メーカー製の機種には、FeliCaが搭載されていないことも多いので、格安SIMユーザーにとっても使いやすいモバイル決済です。

Origami Payが使えるお店

Origami Payは、全国に約20,000店舗ある加盟店で利用できます。2018年8月8日からは、新たに全国の阪急・阪神百貨店でサービスが開始され、徐々に対応店舗を拡大中。大手コンビニエンスストアのローソンも2018年夏からの導入を予定しています。

そのほかのOrigami Pay加盟店は以下の通りです。

ジャンル 加盟店
食事 ケンタッキーフライドチキン、和民、ドミニクアンセルベーカリー、サイン吉祥寺
買い物 ローソン(2018夏予定)、ロフト、パルコ、無印良品、マルイ・モディ、阪急MEN’S TOKYO、なんばパークス、なんばCITY、フランフラン、コメ兵
服飾 AOKI、ジーンズメイト、ライトオン、ゾフ、スーパースポーツゼビオ、アーバンリサーチ、スタイルス、ヘッドポーター、靴下屋、エクストララージ、ザ・シェルタートーキョー、トムス、イケウチオーガニック、オリヒカ、アンリアレイジ、アークテリクス
その他 日本交通、チネチッタ、メディコム・トイ、自遊空間、まんが喫茶ゲラゲラ、とらのあな、ミスターミニット、ウカ、バング&オルフセン、アレッシィ、クラフト

まだまだ対応店舗が少ないですが、パルコや阪急といった大型商業施設で使えるのは大きいです。また、2018年夏に導入予定のローソンが加われば、Origami Payが活躍する場面も一気に広がります。

なお現在は関東・関西の店舗が中心で、店舗によっては対応していない場合もありますので、地方での利用は確認が必要です。

Origami Payのメリット


ここからはOrigami Payのどんな点が便利なのか、メリット・デメリットを見ていきます。

◎FeliCa非搭載機種でも使える

ユーザーにとっては、アプリをダウンロードするだけで気軽に利用できるのは大きなメリット。iPhoneとAndroidのどちらにも対応し、iOS 9.0/Android 4.4以降であれば、FeliCa非搭載でも利用できるので、Origami Payはモバイル決済サービスの中でも間口が広いです。

HUAWEI(ファーウェイ)のP20シリーズや、ASUS(エイスース)のZenFone 5といった2018年モデルでも、海外メーカーの製品はFeliCaを搭載していません。ですが、格安SIMで海外メーカー製品を使っている方も、Origami Payなら利用できます。

一方で、ドコモからリリースされたHUAWEI P20 ProがFeliCa対応となっているので、今後もSIMフリーモデルへのFeliCa搭載はあまり進まなそうです。

◎口座とカードどちらも登録できる

Origami Payは、銀行口座とクレジットカードどちらを登録しても利用できます。Apple Payとおサイフケータイは、デビットカードやプリペイドカードに一部対応しているものの、銀行口座を利用しての引き落としには、基本的に対応していませんので、この点はOrigami Payの方が優れています。

クレジットカードを持っていない方や、まだ審査を受けられない未成年の方は、Origami PayなどのQRコード決済サービスを利用しましょう。現金よりもスムーズに買い物ができます。

◎その場で割引が受けられる

Origami Payは割引がその場で受けられるのもメリット。スマホで利用する電子マネーには、クレジットカードを利用するポストペイ型(後払い)と、あらかじめチャージして利用するプリペイド型(先払い)の2種類がありますが、いずれの電子マネーもポイントでのキャッシュバックが主です。

Origami Payは買い物したその場で割引が適用されるので、ポイントの管理や使い忘れなどもありません。2018年8月時点では、Origami加盟店の支払いが無期限で2%オフ。また、毎月最終金曜日はプレミアムフライデーとして、特別キャンペーンが開催されます。

プレミアムフライデーにOrigami Payを使ってロフトで買い物すると10%オフ(割引上限額3,000円)。8月はそのほかの金曜日も阪急メンズ東京で10%割引が実施されています。このように、月によってはプレミアムフライデーが毎週開催されたりしますので、公式サイトかTwitterをチェックしましょう。

Origami | 公式Twitter

◎セキュリティ設定でより堅固に

スマホでの支払いが簡単になればなるほど、セキュリティ面の不安が大きくなりますが、Origami Payはあらかじめセキュリティ設定を行っておくと、スマホ紛失時も悪用されづらい堅固なセキュリティを実現できます。

生体認証(Touch ID/Face ID)機能のあるiPhoneであれば、有効にしておくことで、生体認証を利用しての支払いが可能です。Androidであれば、4桁のパスコード認証を利用できます。

Androidのパスコード認証は若干手間ですが、その分リスクは軽減されます。iPhoneの生体認証はスピーディなのでぜひ設定しておきましょう。設定は「お支払い」>右上の「歯車(または三点)アイコン」から有効にできます。

Origami Payのデメリット

△アプリの起動が必要

同じモバイル決済でも、おサイフケータイの支払いなら、リーダーにスマホをかざすだけで決済が完了します。Apple Payの場合も、Touch ID(指紋認証)やFace ID(顔認証)の認証の手順が入りますが、いずれもスピーディです。

Origami Payは、店側の提示するQRコードを読み取らなくてはなりません。あらかじめアプリを起動しておくことで、決済はスムーズになりますが、アプリの起動とQRコードをカメラに収める作業の分、ユーザー側の手順が増えます。支払いの手間でいうと「現金>Origami Pay>電子マネー決済」といった感じです。

△加盟店数がまだ少ない

Origami Payを利用できる加盟店数は、全国で約20,000店舗。徐々に拡大しているとはいえ、iDや楽天Edyなどの電子マネー系と比べると使えるお店が少ないです。加盟店の数を比較すると、以下のようになります。

■加盟店数の比較
Origami Pay 約2万店舗
iD 設置台数84.3万台以上
楽天Edy 設置台数50万台以上
QUICPay 設置台数50万台以上

※2018年8月時点

店舗数と設置台数との比較にはなりますが、電子マネーと比べると数が一桁違ってきます。また、同じQRコード決済のLINE Payは、現時点の加盟店数を公開していませんが、2018年の内に100万店舗まで拡大することを明言しています。

モバイル決済は、大きな買い物よりも日常的な買い物で活躍することが多いですから、Origami Payもコンビニやスーパー、ドラッグストアなどで使えるようになることを期待したいところです。

△QRコード決済の知名度が低い

日本国内では、まだまだQRコード決済自体の知名度も低いです。Origami Payでの支払いに店員が対応できなかった、という本末転倒なケースもあるようです。経産省は2020年までに日本のキャシュレス比率を40%まで上げるという目標を掲げていますので、これから徐々に知名度が上がってくるでしょう。

△支払い方法は一括のみ

Origami Payの支払いは、登録している決済がクレジットカード・銀行口座のどちらであっても一括払いのみです。分割やリボ払いなどには対応していませんので注意が必要です。やはり、分割が必要な大きな買い物よりは、日ごろの買い物で利用するのに適しています

Origami Payの使い方


画像引用元:https://origami.com/origami-pay/

ここでは、Origami Payの実際の使い方を解説していきます。

Origamiアプリから登録する

決済サービスを利用するためには、クレジットカードが銀行口座どちらかの決済手段を登録しておく必要があります。手順はアプリから行えるので簡単です。

クレジットカードを登録する

  1. Origamiアプリをダウンロードする
  2. メールアドレスかFacebookアカウントでOrigamiアカウントを作成する
  3. 電話番号を入力し、SMSで認証番号を受け取る
  4. 4桁の認証番号を入力する
  5. クレジットカード情報を入力し登録が完了する

カードは最大5枚まで登録でき、追加はホーム画面の「カード追加」ボタンから行います。登録できるのはVISAかMastercardのブランドのカードのみです。

auWALLETカードやdカードプリペイドなどのプリペイド式クレジットカードは登録できませんが、銀行口座の残高分だけ使用できるデビットカードは、一部を除いて登録できます。とはいえ、銀行口座自体もOrigamiアプリに登録できるので、あまり活躍する場面がなさそうです。

銀行口座を登録する

  1. Origamiアプリをダウンロードする
  2. メールアドレスかFacebookアカウントでOrigamiアカウントを作成する
  3. 電話番号を入力し、SMSで認証番号を受け取る
  4. 4桁の認証番号を入力する
  5. クレジット入力画面はスキップする
  6. ホーム画面で「銀行口座とカード」をタップする
  7. 口座情報を入力して、登録が完了する

2018年8月時点で登録できる銀行口座は、「青森銀行、大垣共立銀行、みずほ銀行、三井住友銀行」の4社です。

Origami Payで買い物をする

Origami Payでの支払いは非常に簡単です。

  1. Origami Payで支払う旨を伝える
  2. Origamiアプリを起動し、「支払い」をタップする
  3. 店側が提示したQRコードを読み取る

前もってアプリを起動し、コード読み取り画面にしておくと、よりスムーズに決済が完了します。

使用できるお店を探す


Origami Payで支払いができるお店は、アプリのホームにある「地図からお店を探す」で探すことができます。現在地の近くにあるOrigami Payが使えるお店が、地図上に表示されるので、支払いに使えるかどうか迷う、なんてこともなくなります。

購入履歴を確認する

Origami Payでの支払いは、アプリ内の「レシート」>「店頭」タブから表示できます。さらに「購入情報」をタップすれば支払い内容の詳細も簡単に確認可能です。

また、買い物のあとは、決済金額や割引金額などが記載された決済明細書(レシート)がメールで送られてきます。記録を残す必要がある場合など、一括でまとめておくと便利です。

その他のモバイル決済サービスとの比較


Origami Pay以外もQRコードを利用した決済サービスがいくつか登場しています。

楽天Pay


まずは通販サイトでお馴染みの楽天が運営する楽天ペイ。Origami Payと同様に、店側か消費者側のどちらかがQRコードを読み取ることで決済が完了します。支払いには楽天の会員情報に登録してあるクレジットカードを使用しますので、カード必須です。

楽天ペイは、買い物ごとにクレジットカードのポイントとは別に、0.5%の楽天スーパーポイントが付与されるのが特徴で、楽天のサービスを普段から利用している方にはおすすめです。

支払いに楽天カードを利用すれば合計1.5%のポイント還元となります。Origami Payは現在、買い物で2%割引が適用されますので、還元率的にはOrigami Payの方が高いです。楽天ペイも加盟店はまだまだ少ないですが、ローソンがすでに対応している点では、Origami Payより加盟店拡大が進んでいると言えます。

楽天ペイ Origami Pay
決済方法 クレジットカード クレジットカード/銀行口座
還元率 楽天ポイント1.5% もれなく2%割引
加盟店 少ない 少ない

LINE Pay


画像引用元:http://official-blog.line.me/ja/archives/75806865.html

LINE PayはメッセージアプリのLINE系のモバイル決済サービス。LINEアプリでコードを表示して、店側に読み取ってもらうことで決済が完了します。LINE Payはコンビニや銀行口座から、あらかじめチャージして利用するプリペイド型です。

LINE Pay加盟店は、ローソンやロフト、一部のドラッグストアなどがありますので、Origami Payや楽天ペイと比べて充実しています。さらにLINE Payカードを発行すれば、LINE Pay加盟店だけでなく、JCB加盟店でもクレジットカードとして支払うことも可能です。

LINE Pay Origami Pay
決済方法 あらかじめチャージする クレジットカード/銀行口座
還元率 LINEポイント0.5%~2% もれなく2%割引
加盟店 多い(+LINE PayカードはJCB加盟店でも使える) 少ない

QRコード決済も利用してみよう


Origami Payは、銀行口座を持っていれば無料で誰でも利用でき、通常の2%割引などがその場ですぐに適用されるのがメリットです。ポイント管理をしなくてもおトクにモバイル決済を利用できます。

パルコ、ロフト、無印良品などの大型店舗に導入され、コンビニのローソンも導入予定ではあるものの、電子マネーと比べると、使えるお店がまだまだ少ないのがデメリット。ですが、店舗側のコストが安く、タブレット端末などがあればアプリをインストールするだけで導入できるので、今後対応店舗も増えていくでしょう。

ほかにもLINE Pay、楽天ペイなど、日本国内で利用できるQRコード決済サービスが増えてきたので、この機会にぜひ試してみてください。

トップ画像引用元:https://origami.com/origami-pay/

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