料金を比較的抑えられるauであっても、毎月支払うスマホの通信料は決して安いものではありません。
少しでも料金の安い携帯会社やプランを使って出費を抑えたいところですね。
最近では格安SIM/格安スマホも含めて様々な料金プランがありますので、自分にあった料金プランのある会社に乗り換えるという方も多くなっています。
今回の記事では、auから他の携帯会社にMNPで転出するときに必要なMNP予約番号の取得手順や、どのくらいの費用がかかるのかをご紹介していきます。
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機種 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 |
---|---|---|---|---|
本体 | iPhone14 Pro![]() | iPhone14![]() | Xperia 5 IV![]() | Google Pixel 7![]() |
価格 | 89,700円~ | 71,760円~ | 74,060円~ | 45,310円~ |
特徴 | A16 Bionicチップ搭載 Apple最新スマホ | iPhone14シリーズを コスパで選ぶならこれ | Androidの最新 ハイエンドモデル | Google Pixel初! 顔認証搭載の機種 |
購入 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
MNPとは?
「MNP」という言葉を時々目にしたり聞いたりすることがあるかもしれませんが、どのようなものでしょうか。まずはMNPがどのようなものかを取り上げてみましょう。
さらに、MNP手続きをすることでどんなメリットやデメリットがあるかも解説していきたいと思います。
MNPってなに?
MNPはMobile Number Portabilityの略称で、日本語では携帯電話番号ポータビリティーです。
これは、新しい携帯会社と契約しても今使っている電話番号をそのまま使い続けることができる制度のことです。
2016年10月以前は携帯会社を変えてしまうとそのたびに電話番号が変わってしまっていましたが、この制度が開始されてからは電話番号を変更することなく乗り換えができるようになりました。
MNPのメリット
MNPの手続きをすることで以下のようなメリットがあります。
電話番号を変えなくて良い
新しい番号になってしまうと、友人や仕事関係者に自分の電話番号をお知らせしないといけません。手間がかかってしまう作業のため面倒に思ってしまうこともあるかもしれません。でもMNPで電話番号を引き継ぐことができればその心配をしなくて良いのでメリットと言えるでしょう。
手軽に自分にあった携帯会社やプランを選べる
前述の通り電話番号を切り替えなくても良いので手軽に新しい携帯会社と契約することができます。MNPがないと新しい連絡先を配信するのが面倒で、せっかく良い携帯会社やプランを見つけても二の足を踏んでしまうということもあるかもしれません。でもMNP転出すれば自分にあった携帯会社やプランを手軽に契約できるでしょう。
MNPのデメリット
いいことが多いように思えるMNP制度ですが、次のようなデメリットもあります。
キャリアメールは引き継げない
MNP制度で電話番号を引き継ぐことができますが、残念ながらキャリアメールを引き継ぐことができません。新たな携帯会社のメールアドレスか、フリーメールを取得する必要があります。
とはいえ、最近では連絡はほとんどLineやGmailを使っているという方も多いため、そうした方はあまり気にする必要がないと言えるでしょう。
費用が発生する
今回のテーマにある通りどうしてもMNP利用で転出する場合にはいくらか費用が発生します。
しかし決してそこまで高額なものではなく、料金面で魅力的なプランがあれば早い段階でもとをとることができるのでデメリットといえるかは微妙なところです。
auからMNP転出するのに必要な費用
auから他の携帯会社に転出しようとすると、費用が発生してしまいます。具体的にはauに対してMNP転出する方法転出手続きを行った際のMNP転出手数料が発生します。他にも契約プランと契約期間によっては解約料金が発生する場合もあります。
また、新しく契約する携帯会社でも費用が発生します。MNP転入する際に事務手数料やSIMカード発行手数料がかかる場合があります。
では、それぞれの場合auからMNP転出する方法転出する場合どのくらいの費用になるか取り上げてみましょう。
auからMNP転出時に必要な費用
auからMNP転出するときには、au(KDDI)に支払う手数料があります。まず「MNP転出手数料」が発生します。これはMNP手続きをした場合必ず生じてしまう費用です。さらに、契約プランや契約期間によっては契約解除料が発生する場合もあります。
それぞれの費用は次のとおりです。
- MNP転出手数料: 3,240円
- 解約解除料: 9,500円
契約解除料は、例えば2年契約(誰でも割)の場合、2年契約となり自動更新となるため定められた契約更新期間(24ヶ月目と25ヶ月目のみ)の間であれば契約解除料はかかりません。契約日から26ヶ月目以降はまた契約解除料が発生してしまいます。
2年契約(誰でも割ライト・自動更新なし)の場合には、2年契約ですが自動更新がないプランです。そのため24ヶ月以内であれば契約解除料がかかりますが、25ヶ月目以降は解除料は発生しません。
新しい携帯会社にMNP転入するときの費用
次に、新しく契約する携帯会社に対して契約手数料を支払う必要があります。格安SIMの場合手数料は次のとおりです。
格安SIM | 初期費用 | ||
---|---|---|---|
楽天モバイル | 事務手数料: 3,240円 | ||
mineo | 契約事務手数料: 3,240円
SIMカード発行料: 425円 |
||
LINEモバイル | 登録事務手数料: 3,240円 SIMカード発行手数料: 425円 |
||
UQモバイル | SIMパッケージ代金: 3,240円 | ||
DMMモバイル | 新規契約手数料: 3,240円 SIMカード準備料: 425円 |
||
OCN モバイル ONE | 新規契約手数料: 3,240円 SIMカード準備料: 425円 |
||
IIJmio | SIMパッケージ代金: 3,240円 |
格安SIMの場合、契約事務手数料に加えてSIMカードの発行料がかかる場合もあります。それぞれの費用の相場は、事務手数料が3,240円、SIM発行料が約425円程です。
auから格安SIMにMNP転入する場合は、おおよそ3,000円~4,000円ほど費用がかかると覚えておくと良いでしょう。
格安sim比較|おすすめの格安SIMと気になる月額のお値段は?
MNP転出時の費用総額
MNP転出時には、au(KDDI)と新しく契約する携帯会社で手数料がかかります。ここまでの点を踏まえると総額費用はどのくらいになるかを表にしました。
契約更新期間中 | 契約更新期間外 | |
---|---|---|
MNP転出手数料 | 3,240円 | 3,240円 |
契約解除料 | – | 9,500円 |
契約手数料 | 3,000円~4,000円程度 | 3,000円~4,000円程度 |
総額 | 6,240円~7,240円程度 | 15,740~16,740円程度 |
表にまとめたように、契約解除料がかかるかかからないかで費用はだいぶ変わってきます。契約手数料は新しく契約する携帯会社によって若干変わりますが、3,000~4,000円ほどを見込んでおくと良いでしょう。
ちなみに、auの契約更新期間中に楽天モバイルを契約すると費用総額は6,480円、期間外であれば15,980円です。DMMモバイルの場合は、契約更新期間中であれば6,905円、期間外であれば16,405円となります。
auからMNP転出する手順
auから他の携帯会社にMNP転出する場合にはMNP予約番号というものが必要になります。このMNP予約番号を新たな携帯会社との契約時に提出することで以前の電話番号を引き継ぐことができるため、必ず必要な手順です。
MNP予約番号を取得する方法は3つあります。
電話 | 0077-75470 (無料)
受付時間:9:00~20:00 |
auショップ | 各auショップ窓口、PiPit各店 (一部除く)
受付時間: 各店舗の営業時間に準じる |
EZweb
(EZwebがつながる3Gケータイのみ) |
EZwebページ
受付時間:9:00~21:30 |
電話でMNP予約番号を取得する
最も手軽にMNP予約番号を予約番号を取得できる方法は電話です。auショップの窓口まで行くことなく、短い時間でMNP予約番号を発行することができます。
- auのMNP予約番号取得窓口に電話する
MNP予約番号取得窓口(0077-75470)に電話します。通話料金は無料となっていますのでご安心ください。なお、電話での受付は9:00~20:00となっていますので時間に注意して電話するようにしましょう。
- 自動音声ガイダンスに従って数字と暗証番号を入力
最初に自動音声ガイダンスが流れますので、音声に合わせて操作してください。最後に4桁の暗証番号を入力しましょう。万一暗証番号を忘れてしまった場合でもそのまま入力しないでいるとオペレーターに繋がります。
- MNP転出する旨を伝える
オペレーターにつながったらMNP転出したい旨を伝えましょう。その際氏名や自局番を確認されます。また、暗証番号を入力しないままオペレーターにつながった場合には生年月日や住所といった本人確認がされますので準備しておいてください。
- MNP予約番号を控える
オペレーターからMNP転出時の注意点や説明が一通りされ、内容に同意するとMNP予約番号を発行してもらえます。10桁の番号ですので忘れないように控えておきましょう。
MNPの説明や予約番号は後でSMSでも届きますのでメールも削除しないよう注意してください。
auショップでMNP予約番号を取得する
auの場合、auショップや一部を除くPiPitでもMNP予約番号を発行することができます。
- 本人確認書類を準備する
MNP予約番号を転出時には本人確認書類が必要になります。本人確認書類として、運転免許証、運転経歴証明書(顔写真があるもの)、パスポート、マイナンバーカード、健康保険証を利用することができます。
また、本人確認書類と現住所が異なる場合には現住所が記載され発行から3ヶ月以内の補助書類も持参する必要があるので準備しておきましょう。補助書類として利用できるものは、電気・ガス・水道などの公共料金領収書、住民票があります。
- auショップに行く
最寄りのauショップかPiPitに行きます。混み具合によっては受付時間を過ぎてしまう場合もありますので余裕を持って行くようにしましょう。
ショップの場所や受付時間やauのホームページから確認してください。
- 店員にMNP転出したい旨を伝える
店員にMNP転出する転出することを伝え、本人確認やMNP転出するに関する説明が完了するとMNP転出する予約番号が発行されますのでなくさなように保管しておきしょう。
EZwebでMNP予約番号を取得する
EZwebにつながる3G携帯限定ですが、EZwebからもMNP転出予約番号を取得することができます。スマートフォンやiPhoneではこの方法でMNP予約番号を予約番号を発行できないため、電話かauショップで手続きしてください。
ケータイでEZwebに接続してMNP予約番号を取得する手順は以下のとおりです。
- ケータイのEZwebボタンを押す
- 「トップメニュー」あるいは「auポータル トップ」をクリックする
- My auを選択する
- 「申し込む / 変更する」をクリックする
- 「 au 携帯電話番号ポータビリティー (MNP)」をクリックする
- 「EZwebで手続きをする」をクリック
- 暗証番号を入力する
- 携帯電話番号ポータビリティー (MNP)申込をクリックする
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MNPをするときの注意点
MNP転出する際には、気をつけておくべき点があります。注意点を確認しておかないとうまく新しい携帯会社に乗り換えられなかったり、auのサービスが失効して困ったことになってしまう場合があります。
これから注意点を取り上げていきますので、MNPを検討されている方はぜひ確認なさってください。
MNP予約番号の有効期限は15日間
MNP予約番号は発行してから15日以上経過すると失効してしまいます。失効すると新たな携帯会社との契約で支障をきたしてしまいますのでご注意ください。
もし15日以上経過してMNP予約番号が失効したとしても、前項で扱った手順でMNP予約番号を再発行することができますのでご安心ください。
格安SIMの中には、MNP予約番号の有効期間が10日以上残っている必要があるという条件付きのものもあります。MNP予約番号予約番号を発行したら早めにMNP転入手続きまで済ませてしまうほうが良いでしょう。
違約金が発生する場合がある
何度か取り上げたように、契約解除料が発生する場合があります。契約解除料が発生するかしないかで費用の総額は大きく変わってきます。
2年縛りのあるプランは契約更新月(契約日・更新日から25ヶ月目と26ヶ月目)、縛りのないプランであれば25ヶ月目以降は契約解除料は0円になります。
費用を抑えたい場合には、特別な事情がない限り解除料のかからない期間にMNP転出手続きをすると良いでしょう。
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au IDが使えなくなる
MNP転出手続きを行うとすぐにau IDが利用できなくなってしまいます。au IDはau WALLETポイントと紐付いており、auの通信費1,000円ごとに10ポイント貯まるため長期利用している方は結構なWALLETポイントが溜まっている場合があります。
au IDの無効によってWALLETポイントの残高確認等が基本的にはできなくなりますので、MNP転出手続きの前にWALLETポイントでネットショッピングをしたり、他のサービスのポイントに引き換えたりしておくようにしましょう。
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端末と格安SIMの組み合わせにによっては機能が制限される場合がある
MNP転出後、今まで使っていたauの端末を新しい携帯会社のSIMで使いたいという方もいるのではないでしょうか。
auの端末で格安SIMを利用しようとすると、SIMとの組わせによって通信ができなくなったり、通話やデータ 通信はできてもテザリングができなかったりする場合があります。
auの端末にはSIMロックが掛けられている
auの端末はauの回線でしか利用できないようSIMロックというものがかけられています。そのため、このロックが掛かった状態ではdocomo回線やSoftBank回線の格安SIMでは通信することができません。
もし、auの端末をそのまま使って格安SIMで運用しようとする場合には2つの方法があります。
au回線の格安SIMを利用する
auの回線を利用する格安SIMであればSIMロックがかかったままであっても通信や通話を行うことができます。ただし、格安SIMによってはテザリングを利用できないといった機能の制限があります。
au回線を利用した格安SIMには次のようなものがあります。
- UQモバイル(iPhone7以降はテザリング不可)
- mineo(iPhoneはテザリング不可)
- IIJmio
- BIGLOBEモバイル(テザリング不可)
SIMロックを解除する
SIMロックを解除すれば、au系以外の格安SIMも利用できるようになります。auの端末でSIMロック解除するにはいくつか条件があるので確認しておきましょう。
- 機種購入日から101日以上経過していること
- 以前の端末のSIMロック解除から101日以上経過していること
- 2015年4月23日以降に発売された端末であること
- au解約後100日以内であること
以上の条件を満たしていれば次の窓口でSIMロック解除を行うことができます。
auショップ | 各auショップ窓口
受付時間: 各店舗の営業時間に準じる |
パソコン | My au
受付時間:9:00~21: 00 |
auからMNP転出すれば手軽に新しい携帯会社と契約できる
MNP転出というと難しいイメージを持ってしまう場合があるかもしれませんが、今回紹介したように電話や店舗窓口で簡単に新しい携帯会社に乗り換えることができます。
格安SIMにすると毎月の料金を半額以下に抑えることができることもあります。電話番号を引き継ぐことができるので連絡先の通知に悩むことなく手軽に乗り換えることができます。
電話番号を引き継いで格安SIMに乗り換えたいという方は、ぜひ今回の記事を参考に検討なさってみてください。
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