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春と秋はスマホの機種変更や新規契約を考えている方にとっては最適な季節。私たちの生活が大きく変わりやすい節目であり、スマホの購買意欲も高まっています。

スマホを売る側としては、まさしく恰好のタイミング。メーカーも総力を結集して完成させたスマホをここぞとばかりに市場に投入してきます。

そんなスマホの話題の中で登場する用語として『ハイエンドモデル』『ローエンドモデル』がありますが、違いについて分からない人も多いと思います。

そんな2つに加え『ミドルレンジ』についていも解説していきます。

ハイエンドモデルとは

画像引用元:Xperia 1

ハイエンドモデル(High-End Model)とは、端的に表現すると上位機種を意味しています。

そのメーカーが発売したスマホの中で、機能の質や数において最高クラスのものが搭載されており、看板商品としての意味合いも併せ持っています。

また、その中でも更に優れたスマホや、メーカーが最高傑作として太鼓判を押したものをフラグシップモデル(Flagship Model)と呼ぶことがあります。

そのような理由もあってハイエンドモデルはメーカーの技術力、デザイン力が根底から試されます。少しでも隙あらばあっという間に評論家の餌食に。

また、最近はSNSや動画による個人の情報発信が簡単なので、一般人からの目も厳しいものがあります。

iPhoneを筆頭にして、新作スマホは世間の関心度が高く、再生数が稼げることもあって数多くの動画が公開されています。

そのため、ユーザーにとってスマホの進化を感じ取りやすいカメラ性能、画質、バッテリーにおいては、各メーカーが他社に負けじとアピール合戦を繰り広げています。

フラグシップモデルってなに?スマホのハイエンドモデルとの違い

ローエンドモデルとは

画像引用元:Xperia ace

対して、ローエンドモデル(Low-End Model)は下位機種を意味しています。

機能的にはハイエンドモデルに劣るものの、価格が抑えられているのでユーザーにとっては買い求めやすくなっています。

そのため、エントリーモデル(Entry Model)と呼ばれることもあります。

『エントリー』という言葉の通り、そのスマホブランドを初めて購入してもらうための『入り口商品』という位置づけです。

そんなローエンドモデルですが、前シーズンよりもパワーアップしていることは間違い無く、何より新品という安心感は何者にも代えがたいものでしょう。

中古スマホを魅力的に感じながらも、「やっぱり発売したての、新品がほしい!」というユーザーの声は少なくありません。

ローエンドモデルとはいえ、故障についての補償もしっかり付けることができます。

真ん中を意味する『ミドルレンジ』もある

画像引用元:Google Pixel 3a

ハイエンドモデルとローエンドモデルの間にミドルレンジモデル(Middle-Range Model)があります。

中堅クラスなので機能性、価格ともに両者の間に位置する存在です。

しかしながら、一般的なユーザーに対して、ミドルレンジモデルという選択肢まで入ってきてしまうと、ただでさえわかりにくい機能性の差が更にわかりづらくなってしまいます。

実際使った場合、価格差程に実感があるのか?結局ローエンドモデルで充分なのではないか?などの疑問において、謎が深まってしまうという結果に。

メーカーとしても、ミドルレンジモデルも発売するとなると機種数が増え、販売の手間やコスト高につながるため、ハイエンドモデルとローエンドモデルという位置づけのみの発売となっていることがあります。

そのため、機種変更や新規契約の際、お目当てのスマホブランドにもしもミドルレンジモデルがあった場合、入念な下調べが必要です。

また、表現としてミドルレンジがローエンドの代わりに使われることがあります。

用語のまとめ
  • ハイエンドモデル:上位機種
  • フラグシップモデル:上位機種の中のトップ
  • ローエンドモデル:下位機種
  • ミドルレンジモデル:その間の機種
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ハイエンドモデルとローエンドモデルの違い

ハイエンドモデルとローエンドモデルの違いは、実質的に機能性の差になります。それに伴って、ハイエンドモデルの方が高額になります。

デザインにおいても形状や素材で明確に違いがある場合がありますが、メーカーによってはハイエンドモデルとローエンドモデルの間で大差が無い場合があるので注意が必要です。

また、このデザインの良し悪しについては最終的には購入者の好みにも左右されるため、必ずしもハイエンドモデルが上とは言えない部分があります。

そして、1つ注意が必要なのが、ローエンドモデルだからといって必ずしも全ての面で劣っているというわけではないということです。

どの部分の性能を落としてコストを下げるかは、メーカーによって異なるということに注意が必要です。

多くのユーザーにとって把握しやすい、データの保存容量やバッテリー容量、カメラの画質などは両者間でしっかりと差が付いていることが多いでしょう。

もしもスマホをビジネスシーンで使ったり、常に最新のゲームをやりたいという場合にはSoC(スマホの情報処理能力を左右する)やRAM(作業領域)といった比較的専門性の高い項目もチェックする必要があります。

違いのまとめ
  • ハイとローの違いは機能性の差
  • ローもハイに勝っている部分があったりする
  • ハイとローの差の項目はメーカーで違う

ローエンドモデルの存在理由、必要性

スマホのメーカーに限らず、ブランドビジネスを手掛ける会社ならば「どうせなら高額で利幅の大きい商品を買ってほしい。」と思っていることでしょう。

しかしながら、不景気や中古市場の影響により、どうしてもローエンドモデルを投入せざるを得ない事情があります。

スマホのSIMロック解除も簡単にできるようになり、これからは中古市場を更に意識しなければなりません。

もちろん、この中古市場にあるスマホはメーカー自身が以前発売したスマホであり、過去の自分がライバルになるという皮肉な状況でもあります。

また、前述した通り、ユーザーがスマホに求める機能は概ね満たしつつある点も見逃せません。そのため、新作はローエンドモデルだけがあれば十分というユーザーも少なくありません。

ハイエンドモデルしかないアップル

画像引用元:iPhone 11

そんな状況下でも、我が道を行くのが皆さまご存知『iPhone』を手掛けるアップルです。

2016年にiPhone SEというローエンドモデルを発売してからは、ハイエンドモデルのみの発売となっています。(2019年10月現在。)

ユーザーからするとiPhone SE2を待ちわびている声もあり、噂の段階で毎シーズン出てくる話題でもあります。

基本的にはローエンドモデルに依存しない姿勢を続けており、サムスンやソニーを意識していないかのような強気の価格設定。

ブランドビジネスのお手本のような存在ですが、これからも襲い来る格安スマホの荒波に耐えることができるのかどうか要注目です。

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ローエンドモデルは『5G』に対応しているかどうかを要チェック

2020年春になると、日本でも本格的に次世代通信規格『5G』が登場する予定となっています。

5Gは5th Generation(フィフス ジェネレーション)の略称で第5世代を意味していて、海外では実用化がスタートしています。

現行の第4世代よりも通信スピード、通信量共に大幅にアップするということで、私たちのスマホをどれだけ快適にしてくれるかに注目が集まっています。

この5Gはもちろん、スマホ自体が対応していなければ使うことができません。

そのため、中古市場に5G対応スマホが出回るまでの間になりますが、新作スマホの購買意欲を高めるカンフル剤になってくれるでしょう。

5GがSNSや通販、ネットサーフィンがメインであるユーザーの心まで鷲掴みにできるか注目です。

その際に、4Gにしか対応していない中古スマホの価格がどのくらいの下がるのかについても見逃せません。

そして、ハイエンドモデルはまだしも、これから登場するローエンドモデルについては念のため5Gに対応しているかどうかチェックをする必要があります。

特に5Gの切り替え時期にあたる2019年から2020年にかけての最新スマホについては事前の情報収集が大切です。

また、2020年春の5G施行はあくまで予定なので、開始してみたらトラブルが発生してしまい一時休止という可能性も否めません。焦って高額な5G対応端末を購入しないようにする必要があります。

これから機種変更や新規契約を考えている方にとってはちょっとした悩みのタネになりかねませんが、各方面のメディアで「5Gは世の中を大きく変える!」と注目を浴びているので、期待しながら待ちたいところです。

5G まとめ
  • 5Gは世の中を変える程の速さ、容量
  • 5Gが新作スマホを買う動機、後押しになるかもしれない
  • ローエンドスマホが5Gに対応するか動向をチェックする
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ハイエンドとローエンドの『本当の優劣』は自分で決める

スマホが登場する前、一昔前の携帯電話と比べると、メール、SNS、ネットサーフィンや動画視聴などはここ数年で圧倒的に進化し、ほぼストレスを感じさせないレベルに達しています。

ユーザーの最低限のニーズは満たしていると言えるでしょう。

そのため、新発売したスマホの中で、ハイエンドモデルとローエンドモデルがあったとしても、果たしてどこまでユーザーの心を揺さぶれるのかは疑問です。

もちろん両者間に優劣があるのは間違いありませんが、その差が自分自身にとって必要の無いものならば、それは結局同じものになってしまいます。

なので、これからのスマホの本当の優劣はスペックでは無く自分自身で決めることが大切です。これはハイエンドとローエンドという枠に限りません。

スマホは決して安い買い物ではなく、設定やデータ移行などで多くの時間を割くことになります。

後で後悔しないためにも、まずは自分がスマホをどのように使っていくのかを明確にすることが肝心です。

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