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「2018年ユーキャン新語・流行語大賞」トップ10に「eスポーツ」が選ばれました。また、2018年8月から9月にかけてインドネシア・ジャカルタで開催された第18回アジア競技大会では、デモンストレーション競技としてeスポーツ競技が採用されました。

家庭用サッカーゲーム「ウイニングイレブン2018」の部門で、日本代表が金メダルを獲得したニュースを耳にした方も多いと思います。

このように、これまで「eスポーツ」という言葉を見聞きはしても、漠然と、ゲームを競技にしたようなものという認識で、実際にはどのようなものなのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

「eスポーツ」とは何なのかという説明と、スマホで気軽に始められる「eスポーツ」のおすすめのモバイルアプリ5選を紹介します。

eスポーツとは


eスポーツとはどのようなものなのでしょうか。日本のeスポーツの公式団体とも言うべき一般社団法人日本eスポーツ連合からeスポーツの定義、歴史、そしてeスポーツゲームの内容を探ってみます。

eスポーツの定義

「eスポーツ(esports)」とは、「エレクトロニック・スポーツ」の略で、広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全体を指す言葉であり、コンピュータゲーム、ビデオゲームをを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称

一般社団法人日本eスポーツ連合

JeSU(一般社団法人日本eスポーツ連合)は、eスポーツの普及を目的として2018年1月に設立されました。eスポーツ振興に関する調査、研究、啓発を行い、大会の普及や選手育成を支援しており、公認プロライセンスの発行も行っています。

先ほど挙げたアジア競技大会への日本選手の選抜、派遣もJeSUが行っています。

eスポーツの歴史

内容
1980年代 コンピューターゲームが誕生
数多くの大会が開催される
1990年代 日本で格闘ゲームがブームに
欧米ではPGL、CPL等プレイヤーのプロ化が始まる
インターネットの普及によってゲームのスポーツ化が加速
2000年 「eスポーツ」という単語が使われ始め、産声を上げる
10月 WCGC (World Cyber Games Challenge) 開催
2003年 1月 ESWC(Electronic Sports World Cup)がフランスで開催
11月 中国国家体育総局がeスポーツを99番目の正式体育種目に指定
2004年 ロシア政府が後援したRussian Cup開催
2006年 10月 OCA主催第2回アジア室内競技大会で、eスポーツが正式種目として採用決定
2007年 6月 日本eスポーツ協会設立準備委員会発足
10月 第2回アジア室内競技大会がマカオにて開催
12月 eスポーツ日韓戦開催
2011年 1月 第1回eスポーツJAPAN CUP 開催
2013年 4月 Japan Competitive Gaming(JCG) 設立
2014年 1月 「e-sports SQUARE AKIHABARA」開店
10月 「League of Legends World Championship」
ソウルワールドカップスタジアムで開催
2015年 4月 一般社団法人 日本eスポーツ協会(JeSPA)設立
10月 一般社団法人e-sports促進機構設立
2016年 3月 一般社団法人日本プロeスポーツ連盟設立
※2017年2月一般社団法人日本eスポーツ連盟に名称変更
2018年 1月 一般社団法人日本eスポーツ連合設立
2月 一般社団法人日本eスポーツ連合設立記者会見

上記年表をみて分かるように、eスポーツは日本・及び世界で2000年に入ってから認知されるようになりました。

JeSUの競技タイトル公認の4条件

JeSUの競技タイトルとなるためには、4つの条件をクリアすることが必要です。

  • ゲーム内容に競技性が含まれること(競技性)
  • ゲームとして3ヶ月以上の運営・販売実績があること(稼働実績)
  • 今後もeスポーツとして大会を運営する予定があること(大会の継続)
  • eスポーツとしての大会の興行性が認められること(興行性)

つまり、スポーツとしての競技性があること、観客もスポーツ観戦を楽しめる興行性があること、そして、それらが長く続けられるための実績と継続性が求められると言えます。

JeSUライセンス公認タイトル

2018年12月20日現在のJeSUライセンス公認タイトルは下記の通りです。

  • ウイニングイレブン 2019
  • Call of Duty: Black Ops 4
  • ストリートファイターV アーケードエディション
  • 鉄拳7
  • パズドラ
  • 『ぷよぷよ』シリーズ
  • モンスターストライク
  • レインボーシックス シージ
  • GUILTY GEAR Xrd REV 2
  • BLAZBLUE CENTRALFICTION
  • BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE

もちろん、これらはあくまでJeSUの定めたタイトル公認の定義であって、上記条件に当てはまらないものはeスポーツではないなどということはありません。また、JeSUは公認プロライセンスも発行しています。

JeSU公認プロライセンス

JeSUが公認する大会において好成績を収めたものに対して、JeSUが指定するプロゲーマー定義への誓約、講習受講の後に発行されます。

ジャパン・eスポーツ・プロライセンス

満15歳以上で義務教育課程を修了した者を対象としたプロライセンスです。

ジャパン・eスポーツ・ジュニアライセンス

13歳以上15歳未満の主に中学生を対象としたプロライセンスです。基本的に賞金等の報酬の受領権利は放棄することが前提です。

ジャパン・eスポーツ・チームライセンス

法人格があり、且つIPホルダー(JeSU公認プロライセンス発行の対象となるゲームタイトルの発行主体)の推薦か承認が必要となるチームのプロライセンスです。

日本の主要なeスポーツイベント

日本国内に限っても、JeSUと関連の是非に関わらず、様々な団体がeスポーツのイベントを開催しています。

明治安田生命eJ.LEAGUE


画像引用元:明治安田生命eJ.LEAGUE 公式サイト
家庭用ゲーム機「Playstation 4」を用いたのサッカーゲーム「FIFA18」によるeスポーツの大会で、日本プロサッカーリグ(Jリーグ)が主催した国際サッカー連盟(FIFA)公認のイベントです。

なお、優勝者へは賞金の授与等はなく、優勝杯の他、FIFA主催の上位大会への出場権が与えられます。第1回大会決勝は2018年5月4日に開催されました。

優勝者の浦和レッズ推薦:かーる選手には、FIFAが主催するeスポーツの国際大会「FIFA eWorld Cup 2018」につながる「FIFA 18 Global Series Playoffs」への出場権が与えられました。

2018年5月28日から6月3日にかけてオランダ・アムステルダムにて開催された、「FIFA 18 Global Series Playoffs」ではかーる選手は決勝トーナメントまで駒を進めるも、惜しくも敗退しました。

eBASEBALL パワプロ・プロリーグ


画像引用元:eBASEBALL パワプロ・プロリーグ 公式サイト
家庭用ゲーム機「Playstation 4」あるいは「PlayStation Vita」を用いた野球ゲーム「実況パワフルプロ野球2018」及び「実況パワフルプロ野球チャンピョンシップ2018」によるeスポーツの大会で、日本野球機構(NPB)とコナミデジタルエンタテイメントによる共催のeスポーツリーグです。

プロテスト、ドラフトを経てNPB12球団のスポーツチームを結成します。その後セ・リーグとパ・リーグに分かれて「eペナントレース」を行い、「e日本シリーズ」という頂点を目指します。

プロテストを勝ち上がり、スポーツチームに所属できた選手には試合出場費が設定されており、e日本シリーズ優勝チームには300万円の賞金が授与されます。大会の賞金総額は1200万円にのぼります。

2019年1月12日に開催された「eBASEBALLパワプロ・プロリーグ2018-19 SMBC e日本シリーズ」では、横浜DeNAベイスターズとの対戦を制して、埼玉西武ライオンズが初代eBASeBALL優勝チームとなりました。

全国高校eスポーツ選手権


画像引用元:全国高校eスポーツ選手権 公式サイト
毎日新聞社主催、サードウェーブ共催のeスポーツ大会です。参加資格は、対象年齢が満16歳~19歳の日本国内に在住する高校生、定時制高校生、高等専門学校性(3年生まで)、通信制高校生で、同じ高校からチームを組んで参加する必要があります。

ゲームタイトルはPC版を用いた「LEAGUE OF LEGENDS」「ロケットリーグ」の2つです。優勝チームには、チームメンバー全員を「2泊3日の韓国eスポーツ体験旅行」が商品として付与されます。2019年3月23日に決勝大会が行われます。

eスポーツに参入する有名企業

eスポーツが注目を集めるに従い、その市場規模も拡大し、興業としてのeスポーツに好機を見出したり、広告戦略としてeスポーツを活用しよう、という企業が現れています。

eスポーツが巨大市場となりつつある北米では特に顕著で、日本の有名車メーカーのTOYOTAやSUBARUもeスポーツの大会を主催したり、eプロリーグのスポンサーとなっています。

日本でも、2018年6月に日本テレビがe-Sports事業に特化した子会社アックスエンターテイメント株式会社を設立し、プロチーム「AXIZ(アクシズ)」を結成しました。

また、日テレは2018年7月19日にeスポーツ専門の新番組「eGG」(e-Sports Good Game)もスタートさせています。

その他、2018年3月に吉本興業がeスポーツに参入すると発表し、プロチーム「よしもとゲーミング」の運営やゲーム実況配信、eスポーツイベントや大会の主催を軸に事業展開を行なっています。

JeSUのスポンサーも、au・サントリー・ローソン・インディードなど、有名企業が名を連ねています。

ジャンル分類


eスポーツの主要ジャンルを大まかに分類すると、下記の6ジャンルとなります。

シューター系

一人称視点(FPS)、あるいは三人称視点(TPS)で、ひとつのマップで銃等で撃ち合います

FPS(ファーストパーソンシューター)

プレイヤーはキャラクターの目線でゲームを行うため、非常に臨場感のあるアクションが楽しめます。

TPS(サードパーソンシューター)

基本的にプレイキャラクターの視点で展開されますが、キャラクターの姿は丸ごと見える点がFPSと異なります。

ストラテジー系

RTS(リアルタイムストラテジー)

プレイヤーが軍の指揮権を握り、兵士などのコマをリアルタイムに動かして敵陣を倒すゲームです。戦略的な要素がメインかつ、進行がリアルタイムに行われるので、素早い状況判断能力とゲームの操作性が求められます。

MOBA(マルチプレイオンラインバトルアリーナ)

RTSを源流に持つ比較的新しいゲームです。プレイヤーが2つの陣営に分かれて、相手方の本拠地の破壊を目指します。

格闘系

プレイヤー同士が操作するキャラクターを使い相手と戦うゲームです。素早い操作性が要求されます。1対1の格闘技等で戦う対戦型ゲームが主流です。

スポーツ系

サッカーや野球などのリアルスポーツを題材としたゲームです。一人でチーム全体をプレイできる場合と、複数人プレイで行う場合があります。

パズル系

落ちてくるパズルを組み合わせて消去していくゲームです。パズル全てを消すことが目的となります。「落ち物パズルゲーム」「落ちゲー」などと呼ばれることもあります。

カードゲーム系

対戦形式のデジタルカードゲームです。日本ではTCG(トレーディングカードゲーム)、英語圏ではCCG(コレクティブルカードゲーム)と呼ばれることが多いです。カードの配置という運の要素が含まれますが、瞬時の判断が必要とされる頭脳ゲームです。

スマホアプリ向けのジャンル

次章ではスマホで楽しめるeスポーツアプリを紹介します。スマホの基本操作は、「タップ」「スワイプ」「ピンチ(つまむ)」の3動作です。

その為、複雑で細かなキーボード操作あるいはコントローラー操作が必要となるシューター系のゲームや格闘系のゲームはスマホアプリ向きではありません。

スマホでeスポーツを楽しむには、パズル系やカードゲーム系といったジャンルのゲームが適しています

一方で、スマホ向きでないと考えられるジャンルのeスポーツゲームでも、操作方法を簡略化し、スマホアプリとして最適化した上でリリースされているゲームもあります。

おすすめのスマホアプリ5選


実際にeスポーツを体験してみたい方におすすめのスマホアプリを紹介します。家庭用ゲーム機を揃えるにはお金がかかりますし、PCゲームも快適にプレイするには高性能なスペックが要求されますが、スマホアプリなら気軽にeスポーツに触れることがます。

パズル&ドラゴンズ


画像引用元:パズドラ 公式サイト
【スマホ対応機種】

  • iOS
  • Android

通称「パズドラ」の名称でテレビCMなどでも親しまれているパズル系ゲームです。モンスターを育ててパズルでバトルします。

パズル系のゲームですが、モンスターの収集と育成、バトルにRPG(ロールプレイングゲーム)要素が含まれています。基本プレイ無料で、アイテム課金が存在します。

2019年1月26日に幕張メッセ国際展示場ホールにて、「パズドラチャンピオンズカップ 闘会議2019」決勝大会が開催されます。優勝者には優勝トロフィーと優勝賞金300万円が授与されます。

JeSU公認タイトルです。ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社が運営を行なっています。

モンスターストライク


画像引用元:モンスターストライク 公式サイト
【スマホ対応機種】

  • iOS
  • Android

味方のモンスターを引っ張り、おはじきやピンボールのように敵に当てて倒して遊ぶゲームです。モンスターの収集と育成、バトルにRPG(ロールプレイングゲーム)要素が含まれています。

公式サイトでは「ひっぱりハンティングRPG」と表現されています。基本プレイ無料で、アイテム課金が存在します。

2018年7月1日に幕張メッセ 国際展示場ホールにて「モンストグランプリ2018 チャンピオンシップ」決勝大会が開催されました。優勝した「今池壁ドンズα」チームには優勝トロフィーと優勝賞金3,000万円が授与されました。

JeSU公認タイトルです。株式会社ミクシィ内のスタジオ「XFLAG」が運営を行なっています。

クラッシュ・ロワイヤル


画像引用元:クラッシュ・ロワイヤル 公式サイト
【スマホ対応機種】

  • iOS
  • Android

プレイヤー同士が2つの陣営に分かれて戦うストラテジー系のゲームですが、カードゲーム系の要素も含まれています

3分間の限られた対戦時間の中で、8枚のカードで構成されるデッキを編成して、先に相手陣営のタワー(アリーナタワー・キングタワー)の破壊を目指します。

タワーの破壊数の多い方が勝者となります。また、3分間で決着が付かない場合は1分時間が延長されます。基本プレイ無料で、アイテム課金が存在します。フィンランドのゲーム会社Supercellが運営を行なっています。

シャドウバース


画像引用元:シャドウバース 公式サイト
【スマホ対応機種】

  • iOS
  • Android

プレイヤーは8種類のクラスを割り当てられたキャラクターの中から1人を選択し、40枚のカードで構成されるデッキを編成して対戦するカードゲームです。基本プレイ無料で、アイテム課金が存在します。

2018年12月15~16日にかけて、幕張メッセにて世界大会「Shadowverse World Grand Prix 2018」が開催され、ふぇぐ選手が優勝しました。優勝賞金100万ドル(約1.1億円)、賞金総額131万ドル(約1.4億円)という日本eスポーツ史上最高額の大会です。

なお、この大会はPC版での対戦です。株式会社Cygamesが運営を行なっています。

ハーフストーン


画像引用元:ハーフストーン 公式サイト
【スマホ対応機種】

  • iOS
  • Android

プレイヤーは9人のキャラクターの中から1人を選択し、30枚のカードで構成されるデッキを編成して戦うカードゲームです。基本プレイ無料で、アイテム課金が存在します。アメリカのゲーム会社ブリザード・エンターテイメントが運営を行なっています。

eスポーツポイントまとめ

  • 「eスポーツ」とは電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全体を指す
  • スポーツとしての競技性、観戦を楽しめる興行性、ゲームとしての継続性が必要とされる
  • 興行事業として、あるいは広告戦略上有効と考え、eスポーツに参入する企業が増えている
  • スマホアプリなら気軽にeスポーツに触れることができる
  • スマホアプリでおすすめなのはパズル系やカードゲーム系のeスポーツ
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