Google製のスマートフォンが日本でも発売されるということで大きな話題を呼んだ「Google Pixel 3 / 3 XL」。
その廉価版にあたる「Google Pixel 3a」が、ドコモの2019年夏モデルとして発売されます。
デザインや基本的な機能はそのままに、およそ半額で購入できるようになったPixel 3a。
本記事では、そんなPixel 3aのスペックや発売時期、注目ポイントなど最新情報をまとめました。
Pixel 3 / 3 XLとの違いについても触れていますので、どちらを買おうか迷っている方もぜひチェックしてみてください。
ドコモ 2019年夏モデル情報|おすすめ新機種と発売時期まとめ トップ画像引用元:Google Pixel 3a | 製品 | NTTドコモ機種 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 |
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本体 | iPhone SE3![]() | AQUOS wish![]() | arrows We![]() | AQUOS sense6![]() |
価格 | 34,615円~ | 22,001円~ | 21,068円~ | 32,430円~ |
特徴 | コスパの良さが魅力 Apple最新スマホ | 飽きずに長く使える カジュアルスマホ | 初心者でも使いやすい シンプルなスマホ | 初心者でも使いやすい バランススマホ |
購入 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
「Google Pixel 3a / 3a XL」のスペック・発売時期・価格は?
日本国内では、2018年11月に初めて登場した「Google Pixel 3 / 3 XL」。キャリアではドコモとソフトバンクから発売されました。
スペックやカメラ性能の高さ、Googleアシスタント・GoogleレンズといったGoogle製アプリの相性の良さで注目を集めましたが、10万円前後という価格で見送った方も多かったのではないでしょうか。
そんな中、夏モデルとして登場するのがPixel 3の廉価モデルである「Google Pixel 3a / 3a XL」です。
ドコモでは「Pixel 3a」のみの取り扱いで、残念ながら大画面モデルの「Pixel 3a XL」の取り扱いはありません。
本体価格は46,656円(税込み)。2019年6月3日より発売となりました。
まずは「Pixel 3a」のスペックから見ていきましょう。今回は比較対象として「Google Pixel 3」のスペックも載せています。
「Pixel 3a」と「Pixel 3」のスペック比較
Pixel 3a | Pixel 3 | |
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サイズ(高さ×幅×厚さ) | 約 151.3 × 70.1 × 8.2 mm | 約 145.6 × 68.2 × 7.9 mm |
重さ | 147g | 148g |
ディスプレイ | 5.6インチ OLED(有機EL) | 5.5インチ OLED(有機EL) |
解像度 | FHD+(2,220 × 1,080) | FHD+(2,160 × 1,080) |
OS | Android 9.0 Pie | |
CPU | Snapdragon 670 オクタコア | Snapdragon 845 オクタコア |
メモリ(RAM) | 4GB | |
ストレージ(ROM) | 64GB | |
外部メモリ | – | |
バッテリー | 3,000mAh | 2,915mAh |
アウトカメラ | 約1,220万画素 / F値1.8 オートフォーカス 光学手ブレ補正 |
約1,220万画素 / F値1.8 オートフォーカス 光学手ブレ補正 スペクトルセンサー&フリッカーセンサー |
インカメラ | 約800万画素 / F値2.0 | 約800万画素 F値2.2(広角) 約800万画素 F値1.8(望遠) |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 | |
生体認証 | 指紋認証 | |
おサイフケータイ | 〇 | |
ワイヤレス充電(Qi) | – | 〇 |
防水・防塵 | IP52 | IP68 |
接続端子 | USB Type-C(3.1) / イヤホンジャック | USB Type-C(2.0) |
カラー | ジャストブラック、クリアリーホワイト | ジャストブラック、クリアリーホワイト、ノットピンク |
廉価モデルであるPixel 3aでは、Pixel 3よりもスペックが抑えられています。
一番大きいのがスマホの頭脳であるCPU(SoC)の違い。同じクアルコム製のSnapdragonのなかでも、ハイエンド向けの800番台から、ミドルハイクラスの600番台へグレードダウンされています。
そのほか、アウトカメラの2種類のセンサーが省かれたり、USB Type-Cの規格が古かったり、ワイヤレス充電に非対応であったりと、細かい部分でスペックダウンが図られています。
一方で、大まかなカメラの構成やおサイフケータイ機能など、使い勝手に関わるスペックは共通する部分が多いです。
CPUもSNSや一般的なアプリゲームなどの使い方であれば、十分な性能を持っていますので、気軽にPixelシリーズを手に入れたいという方には、Pixel 3aのスペック・価格帯はピッタリといえます。
2019年夏発売「Google Pixel 3a / 3a XL」の評価レビュー|買う理由と買わない理由Google「Pixel 3a」の魅力は?
ここからは、Google Pixel 3aの具体的な魅力についてみていきます。
カメラ性能はPixel 3 / 3 XLと同等
画像引用元:Google Pixel 3a | 製品 | NTTドコモ
Pixel 3 / 3 XLといえば、AIのデジタル処理を生かしたカメラ性能の高さが注目を集めました。
GoogleはPixel 3aの「1,220万画素 F値1.8」のアウトカメラに、ほぼ同じ性能が備わっていることを謳っています。
Pixel 3 / 3 XLの特徴といえば、背景のボケ具合の細かい調節ができる「ポートレートモード」、暗いところでもフラッシュなしでノイズが限りなく少ない1枚を撮影できる「夜景モード」などの撮影機能。
撮影時に活躍する主要な機能は、Pixel 3aにも引き継がれていますので、同じ価格帯のスマホのなかでもPixel 3aは優れたカメラ性能を誇ることは間違いないでしょう。
そのほか、連射の中からベストショットを選んでくれる「トップショット」、画質の劣化を抑えた「超高解像ズーム」、被写体の情報を直接検索できる「Googleレンズ」といった機能は、Pixel 3aでも引き続き利用できます。
ただし、Pixel 3 / 3 XLに搭載されていたスペクトルセンサー&フリッカーセンサーは非搭載。環境に合わせて撮影設定を最適化する機能は省かれました。
インカメラは「グループ自撮り」機能が非搭載に
ディスプレイ側のインカメラに関しては、Pixel 3 / 3 XLが望遠カメラと広角カメラの2基を搭載していたのに対し、Pixel 3aはシングルカメラ構成。
そのため、広角カメラを利用した「グループ自撮り」機能が利用できなくなっています。
画素数はどちらも800万画素と同等ですが、風景込みの自撮り機能が一般的なスマホカメラまでダウングレードされたのは、SNSに自撮りをアップすることがあるユーザーには残念なポイントです。
CPUのSnapdragon 670は一般的な使い方なら快適
Pixel 3 / 3 XLでは、CPUにハイエンドモデル向けのSnapdragon 845を搭載していましたが、Pixel 3aではミドルハイレンジ向けのSnapdragon 670にダウングレードされました。
ですが、SNSやブラウジング、アプリの使用といった一般的な使い方であれば十分な処理性能を備えています。
要求スペックの高い3Dアプリゲームや動画編集などの高負荷な使い方を除けば、ストレスなくスマホを使用できます。
ドコモから発売される両機種はメモリ(4GB)とストレージ(64GB)は同スペック。
microSDXCのような外部ストレージに対応していないので、Pixel 3aの高性能なカメラを生かして多くの写真や動画を保存したい場合は、Google ドライブのようなクラウドストレージサービスは必須となりそうです。
使いやすいコンパクトなサイズ、シンプルなデザイン
画像引用元:Google Pixel 3a | 製品 | NTTドコモ
Pixel 3aは「高さ:151.3mm、幅:70.1mm、厚み:8.2mm」というコンパクトなサイズも特徴的。
Pixel 3とほぼ同じサイズで、大型化が著しいハイエンドスマホのなか、片手で使いやすいスマホを探している方には最適です。
上下のベゼル(額縁)が若干広めではあるものの、正面にインカメラ、背面にアウトカメラと指紋センサーを配置したシンプルなデザインを採用しています。
本体背面の素材は、Pixel 3 / 3 XLのソフトタッチガラスから、Pixel 3aではスマホケースなどでお馴染みのポリカーボネート製ユニボディに変更されました。
ですが、見た目はほぼ同じで、Pixelシリーズのデザインが損なわれていることもありません。本体カラーはジャストブラックとクリアリーホワイトの2種類があり、こちらもPixel 3 / 3 XLから引き継がれています。
おサイフケータイには対応、防水防塵はダウングレード
日本国内ではおサイフケータイ、防水防塵といった機能は需要が高い機能です。
おサイフケータイは海外と規格が異なるため、海外メーカー製のスマホでは対応していないこともありますが、Pixel 3aはしっかりとおサイフケータイに対応しています。
一方、防水防塵については、Pixel 3が最高クラスのIP68等級の防水防塵性能を持っていたのに対し、Pixel 3aはIP52へとダウングレード。
防水のIPX2は水滴に耐えられる程度の防水性能ですので、濡れる危険性のあるタフな使い方は避けたいところです。
そのほかワイヤレス充電についても、Pixel 3aでは省かれています。
USBはダウングレード、イヤホンジャックを新たに搭載
両機種とも一見同じに見えるUSB Type-C対応ですが、Pixel 3aでは規格がUSB 3.1からUSB 2.0にダウングレードされています。
普通に使っている分には規格の差に気づきませんが、映像や画像を大量に転送する場合などは、転送速度の違いが気になるかもしれません。
その代わりではないですが、Pixel 3aの本体下部には3.5mmイヤホンジャックが新たに搭載されました。普段有線のイヤホンを利用している方には嬉しい仕様変更です。
Pixel 3aは比較的購入しやすい価格設定
Pixel 3 / 3 XLをドコモで購入すると91,368円とハイエンドモデルらしい価格設定。一方、Pixel 3aは46,656円と、Pixel 3のほぼ半額で購入できます。
Google製スマホに興味はあるけれど、Pixel 3には手が出ないという方は、Pixel 3aに機種変更するのもいいのではないでしょうか。
ただし、Pixel 3aはドコモの「スマホおかえしプログラム」の対象機種となっていませんので、その点は注意が必要です。
- ドコモ「Pixel 3a」の発売日は2019年6月3日、本体価格は46,656円。ドコモでは「Pixel 3a XL」の取り扱いはナシ
- デジタル処理で高性能な写真が撮れるカメラ機能はPixel 3 / 3 XLから継承。インカメラはシングル構成に
- CPUはSnapdragon 670にダウングレード。SNSやブラウジング、アプリの使用といった使い方なら十分快適
- コンパクトなサイズ、シンプルなデザインは誰でも使いやすい。大型スマホが使いづらいという方にもおすすめ
- Pixel 3aでは新たにイヤホンジャックを搭載
Pixel 3aへの機種変更はドコモオンラインショップから
Google製スマホとして、日本国内でも注目を集めているPixelシリーズ。
夏モデルとして登場したPixel 3aであれば、Pixel 3の特徴を引き継ぎつつ、価格帯はお手頃になっていますので、Google製スマホが気になっていた方は機種変更を検討してみてはいかがでしょうか。
大画面モデルのPixel 3a XLについては、ドコモでは取り扱いがありませんので、どうしてもドコモで使いたい方はSIMフリーモデルを購入するのが良いでしょう。
機種変更の際は、頭金・事務手数料無料のドコモオンラインショップを利用すると、よりお得に機種変更できますので、活用してみてください。