ドコモのベーシックパックとベーシックシェアパックを徹底解説

  • 21.01.29
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  • ※本記事は21.01.17に作成された記事です。最新情報は公式ページをご確認ください。

ドコモが2018年5月25日より新料金プランを追加すると発表しました。

名称は「ベーシックパック」と「ベーシックシェアパック」です。

この新しい2つのプランはどのようなものなのでしょうか。このページではその内容について解説していきます。

新プランでの支払いはデータ通信した分だけ!

「ベーシックパック」ないしは「ベーシックシェアパック」は、データ通信を行った分に応じて支払えばいいという内容です。

つまり、データ通信が少なかった月なら料金が安くなり、たくさん使った月はその分多く支払うという仕組みです。

よく使う月もあれば使わない月もあるとか、普段はあまり使わないのにたまに大量に使ってしまうことがあるというような、不規則な使い方をしているユーザーに向いたプランといえそうです。

価格は4段階


画像引用元:https://www.nttdocomo.co.jp/charge/promotion/basic_pack_share/

「ベーシックパック」と「ベーシックシェアパック」の価格は、データ量に応じて4段階に分かれています。

ベーシックパックの料金表

ベーシックパックの料金は以下のようになります。価格はすべて税抜きです。

データ量 金額
~1GB 2,900円/月
~3GB 4,000円/月
~5GB 5,000円/月
~20GB 7,000円/月

月間の使用量が1GB未満だったときは2,900円、5GB以上使ったら7,000円支払いになるというわけです。

20GBまでは通信制限を気にせずに使える点も嬉しいですね。

ベーシックシェアパックの料金表


画像引用元:https://www.nttdocomo.co.jp/charge/promotion/basic_pack_share/

ベーシックシェアパックの料金は以下のようになります。価格はすべて税抜きです。

データ量 金額
~5GB 6,500円/月    
~10GB 9,000円/月
~15GB 12,000円/月
~30GB 15,000円/月

ベーシックシェアパックは、家族での利用を想定して、複数人でデータ量を共有できるというプランです。

その分、データ量も料金も通常のベーシックパックより多くなっていますね。

これは使い方によっては中々お得なプランになると思います。

例えば3人でシェアすることにして、15GB未満に抑えることをお互いに約束するとしましょう。その場合、1人辺りとしては、データ量5GB未満で12,000円/月+(シェアオプション2名分)1,000円/月ということになります。

通常のベーシックパックですと1GB~5GBの間は5,000/月なので、700円ほどお得です。

もちろん、1人が10GB使って、他2人は合わせて5GB未満に抑えるというパターンも考えられます。

4段階の価格と合わせて柔軟な使い方を展開できますね。

ベーシックシェアパックに入るにはシェアオプション(500円/月)が必要

「月々サポート」や「端末購入サポート」が利用できない

ベーシックシェアパックのシェア仲間に入るには、月額500円(税抜)のシェアオプション料を払わなくてはいけません。

通常のシェアパックよりお得になりえる分、仕方ないのかもしれませんね。

既存の定額プランと比較してみる

ここで、既存の定額プランも見てみましょう。価格はすべて税抜きです。

プラン名 データ量 値段/月
データSパック 2GB

3,500円/月
データMパック 5GB

5,000円/月
ウルトラデータLパック 20GB

6,000円/月
ウルトラデータLLパック 30GB

8,000円/月

表の通り、既存の定額プランは4択の中から選ぶというものでした。

実は既存プランの方がお得な場合も?

使うデータ量が毎月きっちりしている場合には、既存の定額プランの方がお得になることもあります。価格はすべて税抜きです。

ベーシックプラン 金額 既存の定額プラン 金額
~1GB 2,900円/月

データSパック(2GB)

3,500円/月
~3GB 4,000円/月

~5GB 5,000円/月

データMパック(5GB) 5,000円/月
~20GB 7,000円/月

ウルトラデータLパック(20GB) 6,000円/月

ウルトラデータLLパック(30GB)

8,000円/月

このように、5GB~20GBの料金はベーシックパックよりウルトラデータLパック(20GB)の方が1,000円/月安いです。

また、20GB以上使いたい場合、ベーシックパックは対応していないので、ウルトラデータLLパック(30GB)を選択する他ありませんね。

auにもすでに似たプランがある


画像引用元:https://www.au.com/mobile/charge/smartphone/plan/pitatto/

ドコモがベーシックパック、ベーシックシェアパックを出すのは5月25日からですが、auにはすでに「ピタットプラン」という似たプランがあります。

auのピタットプランも、使ったデータ量によって料金が変わっていくという内容です。

ドコモのベーシックパックとauのピタットプランを比較

ドコモのベーシックパックとauのピタットプランの料金を表にして比較してみます。

ただ、auのピタットプランは通話プランと合わせて考えなくては料金を出せないので、それに合わせてドコモも通話プラン込みの料金を表示します。

ドコモの通話プランは「シンプルプラン(月額980円)」、auの通話プランは「auピタットプラン(シンプル)」とします。

どちらももっとも安い通話プランです。価格はすべて税抜きです。

ベーシックパック
(+シンプルプラン)
金額 auピタットプラン
(シンプル)
金額
~1GB 3,880円/月 ~1GB 2,980円/月
~2GB 3,980円/月
~3GB 4,980円/月 ~3GB 4,980円/月
~5GB 5,980円/月 ~5GB 5,980円/月
~20GB 7,980円/月 ~20GB 6,980円/月

価格も似ていますが、正直、auピタットプラン(シンプル)のほうが安いですね。

またauは、2018年5月31日まで「ビックニュースキャンペーン」を実施しており、1年間は表の価格から1,000円割り引いてくれます。なので、いっそうauのほうがお得感があります。

実際にかかる費用は他のサービスなどにもよる

ドコモのベーシックパックとauピタットプランを比較して、auのほうが安いといいましたが、実際に月々かかる料金というのは通話料とデータ利用料だけとは限りません。

機種代やその他サービスが加わってくる場合もあるので、ドコモとauどちらのほうが節約できるかはどうしても人それぞれとなります。

この記事では、ドコモのベーシックパックとauのピタットプランが類似していることを抑えてもらえれば十分です。

新プランは純粋に嬉しい!

ここまで、ドコモの新プランである「ベーシックパック」と「ベージックシェアパック」を見てきましたが、こういったプランの選択肢が増えるのは純粋に嬉しいですね。

毎月規則正しく決まった量のデータ通信をするのでしたら、既存の定額プランでもいいのですが、多くの人はきっとそうではないでしょう。

新プランでは、データをあまり使わなかった月は安く済んで、例月より多く使うことになってしまったとしても20GBまで快適に使えるわけです。

こちらのほうがより多くの人にとって魅力的でしょうね。とりあえずの気持ちで新プランを選択しても後悔しなさそうです。

5月25日以降、新プランを利用するユーザーが一気に現れると思います。

ドコモが新プランを「ベーシックパック」と命名したことからも、5月25日以降はこちらのほうがスタンダードなプランとして定着しそうですね。

ベーシックシェアパックを利用すればよりお得に使える可能性が広がりますので、シェアできる相手のいるかたはこちらも是非検討してみましょう。

ドコモの従来からあるプラン「カケホーダイ」と「パケあえる」については、ドコモ「カケホーダイ」と「パケあえる」のおすすめ最安パターンをご覧ください。

また、家族でドコモを利用しているならシェアパックとdocomo withを掛け合わせることで子回線を最大割引で月額280円~とかなりお得にすることも可能です。

ドコモシェアパックについての詳細はこちらの記事をご覧ください。
ドコモのシェアパック|家族で最大限に得する使い方を教えます

トップ画像引用元:https://www.nttdocomo.co.jp/charge/promotion/basic_pack_share/


この記事を書いた人
友田 万葉
何かと複雑なスマホ情報を、わかりやすく紐解いて解説することが目標です!自身はソフトバンクユーザーで、昨年iPhone7からiPhone12に機種変更しました。時代の流れに反してソフトバンクで一番大容量の料金プランを選択し、在宅勤務の影響で毎月余らせています。人に解説する前に、まず自分の料金プランを見直したい!