ドコモのMONO MO-01Kは、2017-2018冬春モデルのdocomo with対象機種として発売されたスマートフォン。
ドコモオリジナルブランド「MONOシリーズ」の第2弾にあたり、docomo withにより実質0円以下で購入できるコスパの良さが魅力の機種です。
本記事では、そんなMONO MO-01Kの特徴や評判をまとめました。新規受付終了が報道されたdocomo withの駆け込み機種変更を狙っている方もチェックしてみてください。
トップ画像引用元:MONO MO-01K | スマートフォン docomo with対象機種 | 製品 | NTTドコモ
MONO MO-01Kの特徴は?
画像引用元:MONO MO-01K | スマートフォン docomo with対象機種 | 製品 | NTTドコモ
「MONOシリーズ」は中国メーカー・ZTEが製造し、ドコモオリジナルブランドとして発売されているシリーズ。
初代MONO MO-01Jは一括649円の格安スマホとして発売当初話題を呼びました。
MONO MO-01Kはその後継機で、docomo withを利用して実質0円以下で購入できますので、価格の安さは健在です。
〇月額-567円、2年で-13,608円で買える機種!
docomo with対象機種のMONO MO-01Kは、割引額を考慮すると実質0円以下で購入できます。その内訳は以下の通りです。
新規契約 | 機種変更 | 乗り換え(MNP) | |
---|---|---|---|
本体価格 | 25,272円(1,053円 / 月) | ||
docomo with | -1,620円 / 月 | ||
実質負担額(2年間) | -13,608円 / 月 |
docomo withの割引は新規・機種変更・乗り換えのいずれの場合も一定。
毎月の機種代金1,053円に対し、docomo withの割引額が-1,620円ですので、月当たりの支払いは-567円。
機種代金は24分割ですので、2年間の実質負担額は-13,608円になる計算です。
さらに機種の支払いが終わる3年目以降も、機種変更するまで継続して同額の割引を受けられますので、長く使用すればするほど割引額がお得になります。
この圧倒的な安さはMONO MO-01Kの最大の魅力です。
機種代金込みの月額料金例
MONO MO-01Kがいかにお得か、機種代金込みの料金例を1人で契約している場合と、家族のシェアグループに加入している場合で見てみましょう。
シェアグループの子回線 | 個人での契約 | |
---|---|---|
基本プラン | 1,058円 (シンプルプラン) |
1,058円 (シンプルプラン) |
spモード | 324円 | 324円 |
データプラン | 540円 (シェアオプション) |
3,132円 (ベーシックパック) |
端末代金 | 1,053円(全24回) | 1,053円(全24回) |
docomo with | -1,620円 | -1,620円 |
月額料金 | 1,355円 / 月 | 3,947円 / 月 |
25ヵ月目以降 | 302円 / 月 | 2,894円 / 月 |
シンプルプラン選択時で、個人の利用なら月額3,947円、家族のシェアグループに加入するなら月額1,355円と圧倒的なお得度。
機種代金の支払いが終わる25ヵ月目以降は、docomo withの割引が引き続き適用されますので、さらに安く運用できます。
裏技ではありますが、docomo withはSIMフリー機にSIMカードを差し替えても引き続き利用できますので(2019年3月現在)、割引を使いつつSIMフリー機へ機種変更ということも可能です。
docomo withは新規受付の終了が報道されていますので、継続割引狙いで駆け込み機種変更もありではないでしょうか。
〇エントリークラスながら処理性能がそこそこ優秀
画像引用元:MONO MO-01K : 特長 | 製品 | NTTドコモ
SoC(CPU)にはエントリークラス向けのSnapdragon 435を搭載し、メモリも3GBと前モデルより増強。
さすがにハイエンドモデルよりは動作が遅いですが、処理性能もこの価格帯としては優秀です。
メッセージやSNS、動画視聴といった一般的な使い方であれば、不便に感じる場面もほぼないでしょう。
ストレージも32GB+microSDXC対応で、写真や動画などのデータが多くても十分な容量が確保されています。
総合するとMONO MO-01Kはコスパが良く、エントリークラスの割には使いやすい機種です。
同じdocomo with機種と比較すると、AQUOS sense 2やGlaxy Feel2の方が新しい機種になります。
両機種ともSoCに1世代新しいSnapdragon 450を搭載しているなど、スペック的にはMO-01Kよりも優秀。
コスパを取るならMO-01K、スペックを取るならAQUOS sense2かGalaxy Feel2といったところです。
〇長く使えるシンプルなデザイン
ロゴなどを排したシンプルなデザインと、ホワイト・グレイブラック2色のモノトーンのカラーリングは長く使うほどお得なdocomo with向き。
本体サイズは大型化が著しいスマホのなかでも、幅約69mmと片手で使いやすいコンパクトな仕上がりです。
前モデルよりベゼル(額縁)が狭くなったことで、画面も4.7インチから5.0インチまで大型化に成功しています。
そのほかマナーモードを切り替えられる物理スイッチやストラップホールといった珍しい機能も搭載。
△おサイフケータイ・生体認証は非対応
処理性能などのスペック面は価格の割に好印象ですが、おサイフケータイと生体認証に非対応なのは残念なところ。
とくにおサイフケータイは、これまで利用していたユーザーにとっては、使えなくなることで一気に不便になります。
docomo with対象機種のなかでも、AQUOS sense 2やarrows NXといった国内メーカー製には搭載されている機能ですので、機能面の評価は一段落ちます。
おサイフケータイユーザーは、電子マネー搭載クレジットカードなど、代替する手段を用意するといったユーザー側での対応が必要です。
△接続端子がUSB Type-B
PCなど外部機器との接続や充電の際に使用する接続端子は、1世代前のmicroUSB Type-B。裏表のないType-Cと比べるとやはり使い勝手が落ちます。
特にスマホの充電は頻繁にする行動なので、これまでType-Cの機種を使っていた方は気になる部分かもしれません。
MONO MO-01K・MO-01J(前モデル)のスペック表
画像引用元:MONO MO-01K : 特長 | 製品 | NTTドコモ
MO-01Kと前モデルMO-1Jを比較したスペック表は以下の通り。
MONO MO-01K | MO-01J(前モデル) | |
---|---|---|
発売日 | 2017年11月30日 | 2016年12月9日 |
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 約142 × 69 × 8.9 mm | 約136 × 69 × 8.8 mm |
重さ | 約153g | 約138g |
ディスプレイ | 約5.0インチ(液晶) | 約4.7インチ(液晶) |
解像度 | HD(720 × 1,280) | HD(720 × 1,280) |
OS | Android 7.1 | Android 6.0 |
CPU | Snapdragon 435 オクタコア | Snapdragon 617 オクタコア |
メモリ(RAM) | 3GB | 2GB |
ストレージ(ROM) | 32GB | 16GB |
外部メモリ | microSDXC(最大256GB) | microSDXC(最大128GB) |
バッテリー | 2,800mAh | 2,440mAh |
電池持ち時間 | 約90時間 | 約80時間 |
アウトカメラ | 約1,320万画素 | 約1,330万画素 |
インカメラ | 約500万画素 | 約490万画素 |
Bluetooth | Bluetooth 4.2 | Bluetooth 4.1 |
生体認証 | × | × |
おサイフケータイ | × | × |
ワイヤレス充電(Qi) | × | × |
防水・防塵 | IP57 | IP57 |
接続端子 | microUSB Type-B | microUSB Type-B |
カラー | White、Gray Black | White、Black |
価格(税込み) | 25,272円 (1,053円 / 月) | 32,400円 |
MONO MO-01Kは、前モデルMO-01Jから全体的にスペックアップが図られています。
SoCは、ミドル向けのSnapdragon600番台からエントリー向けの400番台へと変更されていますが、435の方が世代が新しく、ベンチマークなどを見るかぎりでもほぼ同等。
メモリとストレージが強化された分、MO-01Kの方が処理性能も上回っています。
本体のサイズはほぼ変えずに、ディスプレイは4.7→5.0インチへ大型化。バッテリー容量も増量され、電池持ち時間は10時間アップしています。
価格面では、前モデルMO-01Jは端末購入サポートで一括648円で購入できましたが、MO-01Kはdocomo withの割引が適用されて2年間で-13,608円。
スペックアップと月額負担が割引で相殺されることを考えると、コスパは著しく向上したといえるでしょう。
MONO MO-01Kの評判は?
MONO MO-01Kのユーザーの評判は、スペック面に期待している人が少ないこともあって上々の評判。
価格ドットコムやTwitterでのユーザーの声をまとめると以下の通りです。
- SNSが中心の使い方であれば値段の割に満足できる機種
- フリーズもなく、レスポンスも良好
- 前モデルの欠点が大幅に改善
- 子ども用には十分な性能
- カメラ性能がイマイチ
- Wi-Fiの5Ghz非対応が残念
主にdocomo withの割引に魅力を感じたユーザーが購入しています。3Dゲームなどの高負荷な処理は難しいですが、普段使いには十分なスペックと好評です。
一方で、カメラ性能やWi-Fiの5Ghz非対応など、スペックが抑えられている部分が気になるという声もあります。
MONO MO-01Kは圧倒的なコスパが魅力のエントリー機
画像引用元:MONO MO-01K | スマートフォン docomo with対象機種 | 製品 | NTTドコモ
MONO MO-01Kは2年換算で実質負担額-13,608円と、docomo with対象機種の中でも圧倒的に安さが魅力の機種。
SNSやLINE、動画視聴程度であれば、十分快適に動くスペックが備わっていますので、コスパも抜群です。
一方で、docomoからの発表はまだですが、docomo withは近々新規受付が廃止される見通し、と報道されています。
コスパ重視のスマホライトユーザーの方は、最後の駆け込み機種変更の候補としても、MONO MO-01Kを検討してみてはいかがでしょうか。