ドコモからDMMモバイルに乗り換えるために確認するべき手順と準備

  • 21.02.16
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  • ※本記事は21.01.17に作成された記事です。最新情報は公式ページをご確認ください。

動画配信とオンラインゲーム事業で有名な最大手企業DMM.comが格安スマホに参入、サービス展開しています。

業界最安値の利用料金と、安定した通信速度、来店不要のネットのみでの契約手続きが可能である点をアピールして、ユーザーを増やしています。月々のスマホ料金を安くしたい人は、乗り換えの検討をおすすめします。

トップ画像引用元: https://mvno.dmm.com/

DMMモバイルに乗り換えて、お得にスマホを使おう!

日々の生活にスマホは必要不可欠ですが、月額使用料金が高いことに頭を悩ませている利用者が多いのも事実です。スマホの料金を少しでも安くして、家計を安定させるために、格安スマホへの乗り換え希望者が増加しています。

格安スマホ事業に参入する会社が増えていますが、なかでもNTTドコモの回線を借りてサービス提供しているDMMモバイルに注目が集まっています。

DMMモバイルの料金プランの安さの理由

DMMモバイルは、オンラインゲームや動画配信などで有名なDMM.comが運営する、格安スマホの通信会社です。大手携帯キャリアと違って実店舗を持たない分、店舗にスタッフを配置するために必要な人件費や店舗を維持するコストが必要ありません。

手続きは来店の必要もなくインターネットでの受付となるので、人件費などがかからないため価格を抑えたサービスを提供することが可能となっています。

仕入れや運用のコストを下げるための策として、DMMモバイルはドコモの通信設備を借りているので、自社での設備投資が不要で、サービスの単価を下げるために一度に大量の通信量を電波帯を借りているキャリアから購入することで安価な料金プランの設定が可能になります。

大手携帯キャリアでは実現できない、低料金をかなえるためのノウハウをDMMモバイルは持っているのです。

DMMモバイルは、業界最多プラン数と全料金プラン業界最安値水準を前面に押し出しています。2016、2017年とプランの値下げが実施されたことで、安い維持費でスマホを使用したいと願う方にとっては朗報となりました。

LINEやメール程度でシンプルに利用したいユーザーのための低価格プランもありますので、ユーザーのライフスタイルに合った料金プランを選ぶことも可能です。

DMMモバイルをおすすめしたいユーザーは?

DMMモバイルは、料金プランの種類が豊富です。選べるデータ量の数も多く、使用状況によって変更可能なところも嬉しい点です。普段、スマホを使う頻度が少なくデータ量をあまり消費しないユーザーのために、とても割安な料金の1GBのプランもあります。

格安スマホユーザーの4割は、1ヶ月1GBも通信を使用していません。範囲を2GBに広げると、実に6割のユーザーの通信使用量が2GB未満となります。他社のプランは最低でも3GBからの料金プランとなりますので、データを使用しないユーザーにとっては月額使用料が割高となってしまいます。

DMMモバイルでは月間1GB、2GBの少ないデータ量のプランを選べることが、安い料金でスマホを利用したい方におすすめできるポイントとなります。

ドコモなど、大手キャリアの料金が割高に感じているのであれば、乗り換えを検討するのも節約のための一つの方法でもあるといえます。自分のデータ使用量を確認して、更に安い料金プランへの見直しをおすすめします。

ドコモからDMMモバイルへの乗り換え手順は?

国内の最大手携帯キャリアのドコモは、サービス内容の知名度が高く、老舗ブランドとして安心感を持っている方が大半を占めています。

長期利用ユーザーに支持されている点もドコモの強みともいえますが、最近ではドコモの料金プランに割高さを感じるユーザーが、格安スマホへ乗り換える、または乗り換えを検討するといったことが多くなっています。

ドコモからDMMモバイルへ乗り換えて、更にお得にスマホライフを楽しむ方法を紹介します。

MNP予約番号の発行および取得方法について

現在、ドコモの契約でお使いの電話番号を、DMMモバイルでも引き続き使用する場合は、 MNP予約番号の取得が必要です。MNP予約番号の取得方法は、ドコモショップ窓口、Webページの「My docomo」からの申し込み、インフォメーションセンターにて電話で申込の3パターンがあります。

「My docomo」での手続きはパソコン、携帯のどちらでも可能で、都合のよい時間帯や場所で申し込みができますので、おすすめの方法です。

MNP予約番号を取得するにあたり、いちばん簡単で確実に手続きができる方法はドコモショップに出向くことですが、季節や時間帯によって大変混雑する場合があります。

新規加入や機種変更が最も多い3月、4月は待ち時間が長くなることもあるので注意が必要です。最近では来店予約が可能となっていますので、来店の際には予約を取って来店をすれば時間の節約にもなります。

インフォメーションセンターでの手続きでは、ドコモショップに来店する手間が省けて、待ち時間のストレスもない楽な方法ともいえます。MNP予約番号をメモする必要はありますが、疑問・不明点があれば、オペレーターに都度質問することも可能です。

ドコモショップ、インフォメーションセンターでは手続きの方法などを専任のスタッフから聞くこともでき、Webでの申し込みに自信がないと感じる方にはおすすめです。ご自身にとって利用しやすい方法で、MNP予約番号を取得してください。

なお、MNP予約番号には有効期限が設けられています。DMMモバイルへの乗り換えには有効期限まで10日以上の日数が残っていることが必須となります。有効期限まで日数が少ない、または期限を超えた場合はMNP予約番号の再発行の手続きを行ってください。

乗り換えの際にはMNP手数料として、2,160円(税込)が必要となります。また、現在使用している機種の使用期間が2年に満たない場合には違約金が発生する事もありますので、ドコモショップなどで問い合わせをしておくことをおすすめします。

MNP予約番号取得後は、SIMカード発行を忘れずに

MNP予約番号を取得したところで、ドコモを解約したとはいえません。正式に解約手続きが完了するのは、DMMモバイルのサイトより新規申し込み後、SIMカードが発行されてからとなります。このような乗り換え手続きをもって、DMMモバイルのサービスが利用できるようになります。

SIMカードは、スマホやタブレットなどのモバイル端末で、インターネットや音声通話を行うために必要な小型のICカードの一種です。端末に挿入して使用することができます。SIMカードには、利用者の電話番号などの個人情報が登録されています。

SIMカードのサイズには現在3パターンがあり、標準SIM、microSIM、nanoSIMのサイズ展開となります。SIMのサイズはご使用の端末によって異なります。スマホやタブレットによっては、他社のSIMカードの使用制限(SIMロック)されている端末もありますので事前に確認しておくことをおすすめします。

使用制限がかかっていない、「SIMフリー」端末もありますが、大手携帯キャリアで販売されている端末は、基本的には「SIMロック」がかかっています。また、ドコモの端末をDMMモバイルで使用する場合には「SIMロック」の解除が不要となります。

DMMモバイルではドコモの通信回線を借りて営業しているためです。

また、DMMモバイルの申し込み前にWebページ内の「動作確認端末一覧」より、お手持ちの端末が引き続き使用可能かどうかを確認することが最も確実です。申し込みの際、現在使用中の端末が一覧に入っている場合は、そのまま手続きを進めて問題ありません。

新規申し込みは、DMMモバイルWebページのトップにリンクがあります。データ専用SIMプラン、音声通話付きSIMプランの二つが表示されますので、音声通話付きSIMプランの「乗り換えで申し込む」を選択してください。

次に、DMM会員であるかの確認項目が表示されますので、まだ会員ではない方は会員登録に進んでください。

その後、MNP予約番号の入力、申し込むプラン内容を選択します。現在ご使用の端末情報を入力後、SIMカードのサイズが自動で選択されます。DMM会員情報として使用するメールアドレスとパスワードを入力後、氏名や住所などの個人情報を入力して登録完了です。

登録の際には、新規契約手数料に別途消費税が加算されます。新規契約手数料は3,240円(税込)となります。間違えの無いように、料金プランの再確認も忘れないようにしましょう。

SIMカード到着後に初期設定が必要

SIMカードは到着するまで3日前後の日数を要します。最近では、DMMモバイルのMNP転入の方法が変更されたことで、SIMカードが届くまでの間もスマホを使用することが可能になりました。SIMカードが届くまでスマホが使えないといった不便さが解消されたので、MNPがより容易になりました。

SIMカード到着後、使用できるようにするためにAPN(アクセスポイント名)の設定を行う必要があります。

APN設定手順の説明書が同梱されていますが、iOS、Androidと設定方法が異なりますので、混乱を避けるためにもDMMのWebページの情報を参考にしながら設定することをおすすめします。設定が全て完了すれば、MNPが完了します。

DMMモバイルは、他の携帯キャリアのように専門店舗を構えない営業方式ですので、手続きはすべてオンラインであることが特徴です。

先述のSIMカードの設定等も自身で行う形式ですので、説明を見聞きするだけでは難しいように感じるかもしれませんが、誰でも設定が出来るようになっていますので心配はいりません。

万が一設定や登録の流れにおいて不都合などが生じた場合には、DMMモバイルのカスタマーサポートに連絡をすることをおすすめします。

DMMモバイルに乗り換える際に確認したい注意点

月々のスマホ料金を節約するには、ドコモからDMMモバイルへの乗り換えをするのも一つの手ですが、その前に見落としてはいけない注意点もあります。

今まで溜めていたdポイントの残高確認や引き継ぎ作業、契約者名義など、確認を行う必要がある項目についてご紹介します。

ドコモを解約しても、dポイントの引き継ぎが可能

dポイントは、毎月のドコモの使用料金の支払いや、ポイント加入店でのお買い物、サービス利用などでポイントを貯めることが出来るサービスです。

ただしドコモを解約してしまうと、今まで貯めていたdポイントが失効してしまいます。貯め続けたポイントを無駄に失効させてしまうのはもったいないといえます。

dポイントのサイトにアクセスする際に必要な、dアカウントのIDとアクセス方法または登録のメールアドレスを変更することでdポイントの会員登録は継続され、今まで通りポイント利用することができます。

まず、dポイントのサイトにアクセスします。ログインには解約前に使用していたdアカウントIDとパスワードを使用します。

ログイン後に「継続利用案内」のメッセージが表示され、次に進むと、dアカウントのID変更が可能です。次はログイン方法の変更を行います。

SNSアカウントかメールアドレスを選択可能です。SNSアカウントは、Yahoo! Japan、Google+、Twitter、Facebook、mixiの5種の中から選択できます。

メールアドレス、もしくはSNSアカウントでのログイン手続きの完了をもって、今までのポイントの引き継ぎが完了し引き続きdポイントの利用が可能となります。

また、dポイントカードを発行しておくと、加盟店でのショッピングやサービス利用時にさらにポイントを貯めることが出来てとても便利です。

契約者名義の間違いに注意

DMMモバイルへMNPの手続きをする際に、「契約者名義違い」によって契約の申し込みが受理されなかったという事例が発生しています。乗り換え前の、契約名義と、DMMモバイルへの申込名義は同一であることが条件となります。

例えば、親の名義で契約していた場合、DMMモバイルでも親の名義で契約しなければなりません。それ以外の名義にする場合にはMNP前に名義変更の必要があります。

ドコモでの名義変更手続きの際は、契約事務手数料として2,000円の費用がかかります。家族間での名義変更であれば、委任状と家族、本人両者の本人確認書類を持参すれば、家族を同伴することなく一人で手続きが可能です。

本人確認書類として有効なのは運転免許証、パスポートなどです。また本人確認書類以外に、家族であることが証明できる書類も必要となります。戸籍謄本やマイナンバーの印字のない住民票の提出を求められますので、契約の前に用意しておくことをおすすめします。

料金の支払いはクレジットカードのみ

DMMモバイルの月額使用料の支払いは、クレジットカード払いのみ有効です。クレジットカードをもっていなければ契約できませんので、ご注意ください。DMMモバイルに限らず格安スマホは基本、クレジットカードのみでの契約です。

契約前に、クレジットカードの用意、また支払いに使いたいクレジットカードの期限が切れていないかの確認をしておきましょう。クレジットカードでの支払いに限定されている理由は、店舗を介さない分、利用者から確実に料金を徴収するという側面があるためです。

格安スマホ業者によっては、デビットカードでの支払いが可能なところもあります。

DMMモバイルのメリット・デメリット

DMMモバイルのメリットは、月額料金が業界最安値水準をキープしている、通信速度が早い点が挙げられます。

しかし、キャンペーンが少ない、ポイントの有効期限が短いなどといったデメリットもあります。メリットとデメリットを理解して、DMMモバイルを賢く使っていきましょう。

業界最安値水準の月額料金とプランの豊富さが大きな強み

DMMモバイルの高速データ通信容量は、他社と比べて選択できるコースが多い点が大きな特徴です。

最小容量は月間0GB(200kbps)から、最大は月間20GBまでと10種類のコースが用意されています。一度プランを決めた後でも変更が可能ですので、自分に合った料金プランを試行錯誤する事も可能です。

特に月間1GB、2GB、3GBで契約するユーザーが多いといわれています。普段データを使わないユーザーには、1GBのデータプランがおすすめで月額料金はデータSIMが480円、通話SIMは1,260円となります。

通信速度が速く、インターネット接続が快適

DMMモバイルは、運営開始以来、常に安定した早さの通信速度に定評があります。速度が安定しているので、外出先のネット接続にもストレスフリーで利用することが可能です。

特に、昼間12~13時の利用者が多い時間帯でも通信状況が安定するといった強みもDMMモバイルならではといえます。

キャンペーンの少なく、ポイントの有効期限が短い

DMMモバイルは他社と比べてキャンペーンが少ないので、割引施策などが受けられないといったユーザーの声も少なくありません。

例えば競合会社のBIGLOBEモバイルやNifMoなどは時期によってスマホ代金が割安となり、初月のみ月額料金が無料になるキャンペーンがありますが、DMMモバイルはそのようなキャンペーンがありません。

DMMモバイルではキャンペーンなどの施策が少ない分、月額料金での還元を第一に考えているともいえます。

DMMモバイルは、月額料金の10%がポイント還元されます。溜めたポイントはDMM.comのコンテンツで使用できますが、有効期限が3ヶ月と短いので注意が必要です。ポイントは貯まったら小まめに商品などと交換することをおすすめします。

DMMモバイルの今後に期待

格安スマホ業界が賑わいを見せている中で、DMMモバイルが月額料金の安さで攻めている点は多くのユーザーにとって魅力的といえます。

特に、できるだけ安価でスマホを利用したいユーザーにとってこれ以上のものはありません。一方で契約が店舗ではなくネット上で行うことにより、大手携帯キャリアの契約とは違い少々手間取ってしまう部分があるのも事実です。

DMMモバイルは、成長途中のMVNOであるといえます。今後、新しいキャンペーンの投入などの可能性も十分あり得ます。MVNOの動向もチェックし、お得に、そして快適にスマホライフを楽しみましょう。


この記事を書いた人
スマホのススメ編集部
スマホやケータイの最新情報や、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルに関する総合情報メディア「スマホのススメ」の制作を監修。スマホのレビューやドコモのお得クレジットカードdカード GOLDについても解説しています。スマホ関連の「分かりづらい内容を分かりやすく」することを目標に、誰でも簡単にお得にできるようにユーザー目線で記事を配信しています。