ドコモへMNPでキャッシュバックは貰えない|ドコモは損?

  • 2021年1月17日
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「ドコモへMNPすると〜万円もらえる」とか、「ケータイ0円」とかは2年前により行われていません。もしそのような表記が店頭にあったら、それは「必ずしも得する契約とは限らない」と注意した方がいいでしょう。業界関係者に聞いても「ドコモへMNPすることで得する事は少ない」といいます。

一方で、ソフトバンクへMNPするとキャッシュバックがもらえるシステムは未だに存在します。(2018年4月現在)なぜキャッシュバックがなくなったのか、一方的な割引が成立するのか、これからどう変化するのか、ドコモのMNPは本当に損なのかを紐解いていきましょう。

総務省のキャッシュバック規制とは?


MNP制度の導入に伴い、各社の競争が激化したキャッシュバックキャンペーンを覚えているでしょうか?新機種が登場するたびにワイドショーで取り上げられ、キャッシュバックを目当てに深夜からお店に並び、スマートフォンを4台、5台と購入しキャッシュバックを受ける人が多発しました。

加熱するキャッシュバックキャンペーンを問題視した総務省は、キャッシュバックの規制を発表しました。キャッシュバックに関して総務省がドコモに対して打ち出したガイドラインは、以下の通りです。

1 端末を購入する利用者の負担が合理的な額となるよう、ガイドラインに沿わない不適正な端末購入補助を速やかに是正し、その結果について、平成 28 年 10 月 31 日(月)ま でに報告すること。
2 ガイドラインに沿わない不適正な端末購入補助が行われた原因及び貴社において他にガイドラインに沿わない不適正な端末購入補助が行われていないかの調査を行い、その結果について、平成 28 年 10 月 31 日(月)までに報告すること。
3 2を踏まえた再発防止策を策定し、平成28年10月31日(月)までに報告すること。
4 平成28年11月から同29年4月までの各月における次の事項について、その月の前月の末日までに報告すること。また、報告した事項に変更が生じたときは、その都度速やかにその内容を報告すること。
・貴社が販売するスマートフォンの機種ごとの価格(貴社が利用者に販売する場合における小売価格とし、販売店への卸売のみ行っている場合においては卸売価格とする。) 及び端末購入補助(貴社が利用者に対して提供するものに限る。)の名称、金額その他 条件
・販売店がスマートフォンの販売又は通信契約の締結若しくは変更の媒介・取次ぎ・代理をする場合に、貴社が当該販売店に対して支払うこととしている金銭の機種、契約 種別、地域等の別ごとに設定されている額及びその支払いの条件

MNPでのキャッシュバックで利益を得る人が増えたことで、このように総務省から厳しい行政指導が各会社に入ったことにより、ガイドライン以上のキャッシュバックを行なっているとすぐに通報される仕組みとなっています。

行き過ぎたキャンペーンは無くなる傾向


総務省からキャッシュバックキャンペーンへの規制が入る前、1台MNPで機種変更をするだけで7万円貰えるなんてことも多々ありました。3ヶ月の契約期間を全うし、MNPで他社乗り換えをすることで、違約金や3ヶ月分の使用料を考えても十分黒字になるくらいの金額をもらうことができていました。

しかし、あまりにも極端なキャッシュバックは規制により、現在ではほとんど行われていません。ガイドラインにもあるように、「不適正な端末購入補助」は規制の対象となっているので、MNPで機種変更を行うメリットはほとんど無くなってきている、と言えるでしょう。

総務省の指導が厳しい


総務省のガイドライン通りの指導はかなり厳しく、現在でもホームページで情報提供を呼びかけるなど、凄まじく監視の目が厳しくなっています。キャッシュバックが適用できなかくなった各メーカーは、端末代金を実質タダにするなどの施策を行っていますが、これですら規制が入るかもと言われています。

スマートフォン契約に対するキャッシュバックだと規制の対象になっていまうので、光回線とセットで契約することで、数万円程度のキャッシュバックを受けられることになっています。

契約解除料金や違約金を払うだけのキャッシュバックはない


MNPで他社への乗り換えを行う場合、かかる料金として「2年縛りの違約金」と「本体の分割代の残金」が支払いとして残ります。規制が入る前のキャッシュバックならば、この2つを補ってあまりある金額を手にすることが可能でした。

しかし現在のガイドラインでは、この違約金や端末残金を保証することは基本的には違反となっているので、どうしてもMNPを行いたいならば自腹で支払わなければなりません。

結果として、キャッシュバックを受けても赤字となってしまう場合がほとんどあり、2年前のようにMNPをすればするほど儲かるという仕組みは、すでに崩壊していると言えるでしょう。

結局ドコモへMNPは損なの?


では、結局のところ、ドコモへMNPで機種変更をすることは、損なのでしょうか?結論から言えば、「一概に損とは言えないが短期的な得はほぼない」となります。

そもそもキャッシュバックの仕組みとしては、販売代理店に対しメーカーが契約件数に応じて報奨金を支払い、そのお金を代理店がキャッシュバックとしてユーザーに還元していた、という流れがあります。

ドコモででも報奨金は出しているのでしょうが、キャッシュバックという形で利用することは廃止しており、その場で値引きされたり、商品券として受け取ったり、dポイントとして付与されたりと、現金以外での提供となっています。

MNPを行う際に発生する費用を補うほどのバックを受けられる訳ではないので、他社からMNPで乗り換えを行う場合、どうしても一時的に発生する費用に関しては、ユーザーが負担せざるを得ません。しかし、以下のような場合では、長期的に見ると損とは言い切れない場合もあります。

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ソフトバンクやauの継続と比べる必要がある


ソフトバンクへMNPでキャッシュバックはありますが、他社へのMNPでキャッシュバックを謳うショップはありません。となると、ソフトバンクへMNPするときだけになります。

すでにキャッシュバックを受けてしまったソフトバンクユーザーは、キャッシュバックを受けたいのならば一度他社に乗り換えて、再度ソフトバンクに乗り換えるか、解約して再度ソフトバンクと契約する必要があります。

そのため、ドコモ、auからソフトバンクへMNPするときは金銭的な面でお得はありますが、ソフトバンクユーザーの場合、MNPした時よりも、月額費用など月々の支払いを考えて比較検討する必要があると言えるでしょう。

MNPキャッシュバックが貰えない?携帯キャリア乗り換えで得する秘訣

ケース・バイ・ケース「単独だと損」「家族だと差はない」


他社からドコモにMNPをする場合、キャッシュバックが受けられないので損をする可能性もあります。しかし一方で、家族でキャリアを揃えるためにMNPでドコモと契約し、家族割で契約をすると、月々の支払いを考えると差はありません。

ドコモへMNPするのは、短期的に見れば損の方が大きいかもしれませんが、中・長期的に見ればお得になる可能性もあります。大きなキャッシュバックを受けられた時期に比べると、リターンは少ないので、MNPの手続きを行う手間暇を考えると、そこまで大きなメリットを感じらえるケースは少ないかもしれません。

これからならどのキャリアがおすすめ?


では、これから機種変更を考えていたり、子供が携帯を契約するという場合、どのキャリアが一番おすすめなのでしょうか。ドコモ、ソフトバンク、auの大手3キャリアに絞って比較していきましょう。各キャリアでは、キャッシュバック以外のキャンペーンで独自性を出しており、明確なターゲッティングがなされています。

ソフトバンクは、キャッシュバックを黙認していることもあり、MNPはもちろん新規で契約するのであれば、ソフトバンクだと短期的に大きなお金が入ってきます。一方でauとドコモは、家族で同じキャリアを持つことで割引を受けられるキャンペーンを打ち出しています。

関連記事:家族でMNP(乗り換え)する時にオススメのキャリア|メリット・デメリット

ドコモに関しては、テザリングが無料で利用することもできるので、外出先でPCを使うような人にもおすすめです。他にも各キャリアでそれぞれキャンペーンを行っており、特に新年度を迎える4月や、新機種が発売される夏、冬には各キャリアで大々的にキャンペーンを打ち出すので、MNPしやすい時期だと考えられるでしょう。

1年限定のキャンペーンに注意


ただし、各キャリアのキャンペーンをチェックする時に気をつけたいのは、キャンペーン適用期間についてです。一見おすすめのように見えて、実は期間が1年で終わってしまうものもあります。

auがコマーシャルで謳っているピタッと学割は、適用期間が1年間とされており、2年目からは割引が無くなってしまいます。結果として、中・長期的に見ても、MNPをした恩恵がそこまで感じられないこともあるので、適用期間についてはしっかりと確認するようにしましょう。

パケット利用と家族のシェアには差がある


また、通話料だけではなく、スマートフォンを契約する時に重要なのがパケット利用に関してです。これにも各キャリアの特徴が現れています。家族で同一キャリアを持つことを推奨しているドコモとauでは、パケット利用に関しても家族でシェアすることを進めています。

ドコモのシェアパック100の場合、月額使用料が25,000円ですが、5人家族の場合で個人が20GBずつのプランを契約すると6,000円×5人で毎月30,000円かかる計算になるので、5,000円お得になります。対してソフトバンクは、一人一人が単独でパケットを使うことを推奨しており、シェアプランは特に紹介されていません。

個人でパケットを使う場合、メリットは与えらえた容量を全て自分で使うことができます。デメリットとしてはシェアに比べると価格が高くなってしまうことと、事前に決められた容量以上に使う場合は、さらに料金を支払う必要があるということです。

対してシェアパックの場合、家族で100GBが与えられるので、極論を言えば、1人で100GBまで使うこともできるのです。一方で、誰か一人が独占してしまうと、家族全員が通信制限かかってしまうので、連帯責任となってしまいます。

どちらも一長一短がありますが、同じ容量が使えて、毎月5,000程度が安くなると、結果として4年間使ったあたりで、割引がMNPしたときの金額を上回ってくるようになります。長期的に家族で同一キャリアを使うつもりならば、ドコモやauの方がお得でしょう。

契約更新のポイントバックは各社各様


2年毎の契約更新の際、契約更新特典として受けられる、各社のポイントについては、それぞれで方針は変わっていますが、とくに力を入れているのがドコモです。

ドコモは自社ポイントであるdポイント制度にかなり力を入れていることもあり、更新の度に3,000ポイントがプレゼントされるようになっています。ソフトバンクはTポイント、auもウォレットポイントとなっていますが、ポイント業界では新興勢力であるdポイントの普及という側面も考えて、ドコモのポイントバックは、これから期待したいところです。

ガラケー2台持ち、音声通話中心なら圧倒的にドコモ


携帯電話の用途によっても、キャリアのおすすめ度は変わってきます。ビジネスマンで、ガラケーを持っている、2台持ち、パケット利用はほぼしない音声通話中心という人ならば、圧倒的にドコモがおすすめです。

元々NTTということもあり、ドコモのエリアのカバー率は高く、日本全国ほとんどの箇所で電波をキャッチすることができます。電話としての基本的な機能だけで十分という人は、使い勝手の良さも金額的にも、ドコモ一択であると断言できます。

ソフトバンクとauは強いエリアと弱いエリアがあるから注意


ソフトバンクとauのガラケーでも悪くはありませんが、やはりドコモと比べると電波が弱いエリアが多くあります。ドコモは繋がるけど、auやソフトバンクは圏外になってしまうというエリアも少なくはありません。

特に山間部に行くと、ソフトバンクやauは電波が入りにくいエリアがまだまだ多いです。これは、電話の通信だけではなく、インターネットを利用する場合も同じことです。レジャーシーズンで海や山に行く場合は、事前にチェックしておくと良いでしょう。

その逆も当然ありますが、ドコモだけが圏外になるというケースは稀だと言えるでしょう。基本的には同じ地域で動く人であれば、ソフトバンクやauでも問題ありませんが、全国津々浦々を転々とされるような方は、電波の強いエリアと弱いエリアがあるauやソフトバンクには注意しましょう。

auはパケット少なめなら間違いなく最安値


スマートフォンを使うけれど、ラインやSNSしか使わない、月に数GBしかパケットしか使わないという人であれば、auが最安値です。ドコモはデータSプラン(2GB)で月々3,500円、ソフトバンクのデータ定額ミニ(1GB)は月々2,900円に対し、auは1GBプランで1,980円とかなり安いプランが用意されています。

auのパケットプランは、使用量に応じて翌月のパケット使用量や金額を自動で調整してくれるプランもあります。パケットの定額プランも、3キャリアの中では一番多いので、複雑でわかりにくくもありますが、音声通話はあまりしないという人には、auのパケットプランはおすすめだと言えるでしょう。

キャッシュバックならソフトバンク、とにかく安くスマートフォンを持ちたいならばau、音声通話が中心となるならばドコモと、それぞれの特徴が料金プランを追うと見えてきます。キャッシュバック目的でMNPをするのはおすすめできませんが、こういった視点でMNPを検討するのは、とても良いことです。

現在支払っている金額が適正かどうかを見極めて、自分自身に合ったキャリアを電話番号を変更することなく選ぶことができる、これがMNPの最大の魅力なのです。

4年という長いスパンで見ると見えてくる結論


各キャリアの契約プランをご紹介しました。比較して見えてくることは、「自分自身に合ったキャリアを選択すべし」ということです。家族で同じキャリアを長期的に使ったり、ガラケーや音声通話中心であるならば、電波が強いドコモがおすすめですが、個人で持つならばソフトバンクやauの方が有利でしょう。

スマートフォンの料金大幅値引き自体が、2年で契約が切れない場合が増えてきているので、その代わり大幅に値引きされているようになってきています。キャッシュバックがされないことにより、各キャリアが独自性やターゲッティングを持ったキャンペーンを打ち出しています。

自身の状況や環境を加味し、短期的なプランと中・長期的な目線で比較し、トータルしてどちらが得かを判断するようにしましょう。


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