新機種が出るたびにメディアでも取り上げられ、注目を集めるiPhone。日本国内のiPhoneのシェア率は7割に迫る勢いで、本家本元のアメリカを上回っています。
さらに近年では、各キャリアのオンラインショップが充実し、オンラインで端末を購入する方も増えてきました。そこで意外と手間取るのが、iPhoneの初期設定。毎年ユーザーの数が増えているiPhoneだけに、データ移行やアクティベーション(利用開始設定)に手間取っている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、ドコモのオンラインショップで購入したiPhoneの設定方法を解説します。
旧端末からのデータ移行などもれなくフォローしていますので、ガイドが必要な方はチェックしてみてください。
ドコモではiPhone15の予約が開始され、iPhone15の機種変更キャンペーンも実施中です。
機種 | 容量 | 価格 | 割引適用時 |
---|---|---|---|
iPhone15 | 128GB | 149,490円 | 75,570円 |
256GB | 172,040円 | 86,240円 | |
512GB | 212,300円 | 106,700円 | |
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iPhone15 Plus | 128GB | 168,740円 | 85,580円 |
256GB | 190,080円 | 96,360円 | |
512GB | 230,890円 | 116,050円 | |
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iPhone15 Pro | 128GB | 192,060円 | 97,020円 |
256GB | 218,790円 | 110,550円 | |
512GB | 255,090円 | 131,010円 | |
1TB | 291,830円 | 158,510円 | |
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iPhone15 Pro Max | 256GB | 236,940円 | 119,460円 |
512GB | 273,680円 | 145,640円 | |
1TB | 305,910円 | 169,950円 | |
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注文前にiPhone15の在庫を確認しておくとスムーズに購入できます。
iPhoneを使うための事前準備
まずは、新iPhoneを起動する前の準備から見ていきます。iPhoneの同梱物を確認した後、一連の手順の前にバックアップを取っておくと、データ移行もスムーズに行えるのでおすすめです。
バックアップは、旧端末がiPhoneの方は「iTunes」か「iCloud」、Androidの方は「ドコモデータコピー」アプリを利用すると簡単です。
失敗しない!ドコモデータコピーでバックアップ・データ移行する方法iPhoneシリーズの同梱物
【iPhone X / 8 / 8 Plus / 7 / 7 Plus】
- iPhone 本体
- EarPods with Lightning Connector
- Lightning USBケーブル
- Apple USB電源アダプタ
- Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ
【iPhone 6s / 6s Plus / 6 / 6 Plus / SE】
- iPhone 本体
- EarPods with 3.5mm Headphone Plug
- Lightning USBケーブル
- Apple USB電源アダプタ
データバックアップ【iPhone編】
iPhoneのバックアップは「iTunes」か「iCloud」を使うのが簡単。「iTunes」でのバックアップにはApple IDとPC、「iCloud」でのバックアップにはApple IDとWi-Fi環境がそれぞれ必要です。
Apple IDが不明な場合はサインインしているアプリから確認できます。iCloudはオンラインストレージを利用しますので、Wi-Fi環境が必須です。
iCloudを利用したバックアップ
iCloudでのバックアップは以下の手順で進めます。
- iPhoneを電源に接続する
- iPhoneをWi-Fiに接続する
- 「設定」アプリを起動する
- 「iCloud」をタップする
- Apple IDを入力し「サインイン」をタップする
- 「バックアップ」をタップする
- 「iCloudバックアップ」をオンにする
- 「今すぐバックアップを作成」をタップする
- 前回のバックアップが更新されれば、バックアップ完了
iCloudにバックアップ分の空き容量があることも確認しておきましょう。無料で5GB利用でき、50GB、200GB、2TBのプランにアップグレードできます。
iCloudでバックアップできるデータ
- App データ / Apple Watch のバックアップ / 通話履歴 / デバイスの設定 / HomeKit の構成 / ホーム画面とAppの配置 / iMessage、テキスト (SMS)、MMS メッセージ / iPhone、iPad、iPod touch 上の写真とビデオ / Apple サービスからの購入履歴 (音楽、映画、テレビ番組、App、ブックなど) / 着信音 / Visual Voicemailのパスワード (バックアップ時に使っていた SIM カードが必要)
iTunesを利用したバックアップ
iTunesでのバックアップは、データの重複などを防ぐために、iPhoneを接続する前に自動同期をオフにしてから行います。
- PCでiTunesを起動し、「設定」>「デバイス」へ進む
- 「iPod、iPhone、およびiPadを自動的に同期しない(P)」をチェックして「OK」をクリックする
- iPhoneをPCに接続する
- 「iPhone」をクリックする
- 「今すぐバックアップ」をクリックする
- 最新のバックアップが更新されれば、バックアップ完了
iTunesでバックアップできるデータ
・iCloudと共通
- App データ / Apple Watch のバックアップ / 通話履歴 / デバイスの設定 / HomeKit の構成 / ホーム画面とAppの配置 / iMessage、テキスト (SMS)、MMS メッセージ / iPhone、iPad、iPod touch 上の写真とビデオ / Apple サービスからの購入履歴 (音楽、映画、テレビ番組、App、ブックなど) / 着信音 / Visual Voicemailのパスワード (バックアップ時に使っていた SIM カードが必要)
・iTunesのみ
- カメラロールの写真と動画 / 連絡先(よく使う連絡先を含む) / カレンダーアカウント / Safari ブックマーク / メールアカウント / 通話履歴 / 壁紙など
◎PCを持っている方はiTunesでのバックアップがおすすめ
iCloudは、日ごろiPhoneから自動でバックアップを取るのに適しています。データ移行の際、PCがある場合はiTunesでのバックアップがおすすめ。バックアップの対象となるデータも多く、データ容量が大きくても対応できます。
データバックアップ【Android編】
Androidでのバックアップは「ドコモデータコピー」のアプリを使うと簡単にバックアップが取れます。
- 「ドコモデータコピー」を起動する
- 「バックアップ・復元」>「バックアップ」を選択する
- バックアップするデータを選択し、「バックアップ開始」をタップ
UIMカードを取り付ける
iPhoneでドコモの回線を利用するには、ドコモ版のSIMカードであるUIMカード(nano UIMカード)を取り付ける必要があります。取り付けには、付属のSIM取り出しツールかペーパークリップを使います。平らなところにiPhoneを置いて作業しましょう。
- UIMカードトレイの穴にSIM取り出しツールか、ペーパークリップを挿し込む
- UIMカードトレイを引き出して、UIMカードを入れる
- UIMカードトレイを入れ直す
ドコモでの電話機開通手続き
新しいiPhoneを利用するには、電話機開通の手続きが必要です。ウェブサイトと電話のどちらからも手続きできます。
開通手続きの期限
契約の種類 | 手続きの期限 |
---|---|
機種変更 | 商品出荷日から20日以内 |
新規契約 | 商品出荷日から15日以内 |
乗り換え(MNP) | MNP予約番号有効期限内 |
「機種変更・新規契約」では、手続きの期限が切れると自動で開通手続きが行われます。「乗り換え」は、前の携帯会社で発行したMNP予約番号の有効期限内で手続きしてください。期限は発行日を含めた15日間です。期限を過ぎた場合は、予約番号の再発行が必要になります。
ドコモオンラインショップの開通手続き期限。しないとどうなる?
ウェブサイトでの開通手続き
ウェブサイトでは、ドコモオンラインショップから手続きできます。
- 「お申込み履歴」をクリックする
- 「電話機の開通手続き」をクリックする
- 「開通前のご連絡事項」を確認する
- メール送信先を選び、「次へ」をクリックする
- 内容を確認し「ご注文を確定する」をクリックする
「機種変更・新規契約」は24時間いつでも、「乗り換え(MNP)」は午前9時~午後9時までが受付時間です。
ドコモオンラインショップの機種変更で開通手続きを5分で終わらす方法
電話での開通手続き
電話での手続きは「機種変更・新規契約」と「乗り換え(MNP)」で手順が違います。
機種変更・新規契約
- UIMカード装着後、電源を入れる
- 「切替専用ダイヤル」に発信する
- ネットワーク暗証番号を入力し、#をプッシュする
- ガイダンスに従い、開通手続きが完了
- 電話機を再起動する
手続きには契約時に決めたネットワーク暗証番号が必要になります。切替専用ダイヤルは以下の通りです。
切替専用ダイヤル | 携帯電話から:1580 |
受付時間 | 24時間 |
乗り換え(MNP)
乗り換えの場合は、インフォメーションセンターに問い合わせて、オペレーターに手続きしてもらいます。番号は以下の通りです。
電話番号 | ドコモ インフォメーションセンター 0120-800-000 |
受付時間 | 午前9時~午後8時 |
iPhoneの利用開始設定(アクティベーション)
端末の電源起動後、アクティベーションを完了すると、iPhoneが使えるようになります。ここではアクティベーションの手順を説明していきます。
iOS11以降のiPhoneから引き継ぎ予定の方は、新機能「クイックスタート」を利用すると簡単ですので、「iOS11以降は「クイックスタート」が便利」の項目を参考にしてください。
データ移行しない場合(新規)
はじめてiPhoneを利用する方は、iCloudやiTunesでのデータ移行が必要ありません。データ移行が必要なAndroidユーザーの方も、ひと通りの手続きのあと「ドコモデータコピー」アプリなどを利用して、iPhoneにデータ移行することも可能です。
1.言語と地域を設定する
- ホームボタンを押す
- 「日本語」を選択する
- 「日本」を選択する
- 使用するキーボードを選択する
2.アクティベーション方法を選択する
「Wi-Fi」「iTunes」「モバイルデータ通信」から選べますが、通信状況の影響を受けにくい「Wi-Fi」か「iTunes」がおすすめです。
Wi-Fiでのアクティベーション
- 「Wi-Fiネットワークを選択」の画面で、利用するネットワークを選択する
- 「パスワード」を入力し、「接続」をタップする
- アクティベーションが完了するのを待つ
接続時の「パスワード」については、とくに変更していない場合は、Wi-Fiルーターの裏面等に貼られているラベルに、「KEY」や「暗号化キー」といった形で記載されています。
iTunesでのアクティベーション
- 「Wi-Fiネットワークを選択」の画面で、「iTunesに接続」を選択する
- ポップアップに「続ける」をタップする
- USBケーブルでiTunesに接続する
- アクティベートが完了するのを待つ
モバイルデータ通信でのアクティベーション
- 「Wi-Fiネットワークを選択」の画面で、「モバイルデータ通信回線を使用」を選択する
- アクティベーションが完了するのを待つ
3.位置情報サービスを設定する
位置情報サービスをオンにするかオフにするか選択します。「マップ」やSiriをはじめ、位置情報が必要なアプリも増えてきているので、オンにするのがおすすめです。
4.「Touch ID」「Face ID」を設定する
端末によって指紋認証の「Touch ID」か、顔認証の「Face ID」の設定ができます。急いでいる場合は「後で設定」を選んで手順を飛ばすことも可能です。
「Touch ID」の設定
- 「Touch ID」の画面で「続ける」をタップする
- 指でタッチの画面でホームボタンにタッチを繰り返す
- 完了したら「続ける」をタップする
「Face ID」の設定
- 「Face ID」の画面で「続ける」をタップする
- 「開始」をタップする
- 画面内で顔を回転し撮影する
- もう一度撮影し、「完了」をタップする
5.パスコードを作成する
Touch IDを設定した場合、パスコードの作成も必要です。基本はTouch IDを利用しますが、再起動時などパスコードの入力を求められます。
忘れてしまうと携帯ショップなどでも対処できず、初期化せざるを得ないので注意しましょう。手順としては、6桁のパスコードを2度入力して設定します。
6.iPhoneの設定方法を選択する
設定画面で「新しいiPhoneとして設定」を選択します。
7.Apple IDを設定する
Apple IDの設定はスキップできますが、ここでは「登録済みのApple IDでサインイン」と「Apple IDを作成する」の2つの方法を紹介します。
登録済みのApple IDでサインイン
登録済みのApple IDを利用する場合は、使用したいApple IDとパスワードを入力後、「次へ」>「同意する」で完了です。
Apple IDを作成する
Apple IDを作成する場合は、「Apple IDをお持ちでないか忘れた場合」>「無料のApple IDを作成」で必要事項を入力すると、新規Apple IDが作成できます。
8.Siriの使用を設定する
使用する場合は「続ける」、しない場合は「Siriを使用しない」をタップします。
9.診断/App解析/拡大表示について設定する
- 診断の画面で「Appleに送信」か「送信しない」を選択する
- App解析の画面で「Appデベロッパと共有」か「共有しない」を選択する
- 拡大表示の画面で表示サイズを選択する
- iPhoneのアクティベーションが完了する
以上でiPhoneの利用開始設定(アクティベーション)は完了です。
「iCloud」「iTunes」から復元する【iPhone→iPhone】
iCloudやiTunesを使ってバックアップを取っている場合は、「6.iPhoneの設定方法を選択する」のところで、「iCloudバックアップから復元」か「iTunesバックアップから復元」を選択すると、バックアップデータを引き継ぐことが可能です。
iOS11以降は「クイックスタート」が便利【iPhone→iPhone(どちらもiOS11以降)】
画像引用元:https://support.apple.com/ja-jp/HT201269#quick
iPhoneからiPhoneへの機種変更・乗り換えで、新旧機種どちらもiOS11以降に対応している場合は、「クイックスタート」を利用した自動セットアップが便利です。2台のデバイスを近づけるだけで自動的に設定が完了します。
- 新機種の電源を入れて、旧機種と近づける
- 「クイックスタート」の画面になったら「続ける」をタップする
- 新機種に表示されたアニメーションを旧機種で読み取る
- 新機種で現在使っているパスコードを入力する
- Touch IDかFace IDの設定
- Apple IDの設定
- 復元するバックアップを選択する
- SiriやApple Payなどの設定
クイックスタートの方が手順も少なく、簡単に設定できます。バックアップの選択では「復元する前にバックアップをアップデート」を選べば、現在の旧機種の設定を引き継ぐことが可能です。
「ドコモデータコピー」を利用する【Android→iPhone】
Androidからのデータ移行は、新iPhoneに「ドコモデータコピー」アプリをインストールして、アプリ内の「データ移行」から行います。詳しい手順は以下のリンクから確認してください。
ドコモ | ドコモスマートフォンからiPhoneへのデータ移行
機種変更などはドコモオンラインショップを活用しましょう
ドコモショップで手続きすると、設定などは店舗側で処理してくれるので楽ですが、ドコモショップは非常に混雑しています。端末はオンラインショップで購入して、自分で初期設定やデータ移行を済ませる方がお手軽です。
基本的に画面の指示に従うだけですので、誰でも簡単に設定できます。機種変更の際もぜひドコモオンラインショップを活用しましょう。
次のステップ
ドコモオンラインショップのメリット|お得に新規契約・機種変更する手順
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