ドコモ・ソフトバンク・auと相性の良いハワイの携帯会社はどこ?料金や電波状況は?

  • 23.11.21
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  • ※本記事は21.01.17に作成された記事です。最新情報は公式ページをご確認ください。

日本では初めて行く場所でもGoogleMapやGoogle検索を使うことでスムーズに到着することが出来ます。しかし、携帯の使えない海外では迷ってしまうこともしばしば。「携帯が使えたらもっと楽しく観光出来るのに…」と考えたことがある方も多いでしょう。

少し前までは海外で携帯を使うのは困難で、使えたとしても通話機能だけしか搭載していないプリペイド携帯が主流でした。しかし、時代は変わり現在は海外でも日本に居る時と同じように携帯を使うことが可能です。

今回はハワイでドコモ・ソフトバンク・auの携帯を使う方法や、相性の良い携帯会社について解説します。料金や電波状況についてもご紹介するので、「ハワイでも携帯を使いたい!」という方は参考にして下さい。

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ハワイでドコモ・ソフトバンク・auの携帯を使う方法

国際ローミングを利用して使う

ハワイでドコモ・ソフトバンク・auの携帯を使う際は国際ローミング機能を使います。国際ローミング機能とは、現地の携帯会社の回線を間借りして通信を行う機能のことで、MVNOの携帯などでは一部利用出来ませんが、携帯大手3社と契約している方なら誰でも利用可能です。

わざわざ利用の申し込みをすること無く使えるため非常に便利ではあるのですが、国際ローミング機能の利用は高額となることが多くあります。

とは言え、最近はどこの携帯会社でも定額プランを提供しているので、日数にもよりますが数十万円の請求が来る、というようなことはありません。

「データローミングは怖い」は本当?


ネット上ではデータローミングを「高額請求される怖い機能」と表現している記事が散見されますが、実際はそこまで怖い機能ではありません。確かに使い方を誤れば高額請求をされることもあります。

しかし、後述の定額プランを使う正しい知識を身に着けるなどすれば、データローミングは決して怖い機能とは言えなくなるのです。むしろ、海外旅行をより楽しくするための便利なツールとして活用することが出来るでしょう。

定額プランが利用できるか確認する

ドコモ・ソフトバンク・auの携帯大手3社は海外で国際ローミングを使う際のパケット料金が定額となるプランを提供しています。しかし、このプランには例外となる地域があり、対応していない地域でデータ通信を行うと高額な料金を取られる可能性があるのです。

ハワイはほぼ全域が各社の提供する定額プランに対応していますが、通信状況の悪い地域では稀に定額プランが適用されないケースがあります。

なので、定額プランの管理アプリを利用するなどして自分が滞在している地域が定額プランに対応しているかこまめに確認するようにしましょう。

ハワイの電波状況は良い?悪い?

流石はアメリカが世界に誇る観光地だけあって、ハワイの電波状況はとても良好です。東南アジアやアフリカなどの電波状況が悪いことが多い地域に行ったことがある人であれば、その差に驚愕することでしょう。

とは言え、日本国内と同じような電波強度とまでは行かず、場所によっては電波が弱くなることも少なくありません。例えば、観光スポットへ向かう際の山道など、地方に行けば行くほど電波は弱まってしまう傾向にあります。

観光客のほとんどが滞在するオアフ島内でも電波状況に地域差があるので、グループで行動をする際は携帯で連絡が取れなくなった際の集合場所を決めておくなどした方が良いでしょう。

ハワイで携帯を使うための設定

iPhoneの設定方法

国内でやっておくべく設定

まずはホーム画面から設定を開き、キャリアを選択しましょう。そうすると「自動」という項目が出てくるのでオンにしておきます。次に設定から「モバイルデータ通信」をタップして下さい。その後、「通信のオプション」を選択し、データローミングをオフにします。

この設定は機内モードをオンにするなどすれば、手順を飛ばすことも出来るのですが、何かの手違いで機内モードがオフになった場合、他国の電波を拾うなどして不必要なデータ通信を行ってしまうことがあるのです。

そうすると、無駄にデータ通信料を払わなければいけなくなります。なので、ハワイへ行く前には必ずデータローミングをオフにするようにしましょう。

ハワイに着いてから行う設定

ハワイに着いたらオフにしたデータローミングを再びオンにします。具体的な手順は設定からモバイル通信を選択、通信のオプションからデータローミングをオンにするというもので、出国前の設定と同じです。

データローミングをオンにしなければ海外でデータ通信を行うことは出来ないので、ハワイに着いたら必ずデータローミングをオンにしましょう。

Androidの設定方法

国内での設定

ホーム画面から「アプリ画面」を開き設定をタップします。その後、無線とネットワークを選択、「もっと」からモバイルネットワークをタップしましょう。後は表示されたデータ通信・データローミングをオフにして設定完了です。

ハワイに着いてから行う設定

ホーム画面から「アプリ画面」をタップしましょう。そうするといくつかのアプリが表示されるので、「設定」を選択します。次に設定からネットワークとインターネットを選び、モバイルネットワークをタップして下さい。その後、データローミングをオンにします。

次に海外定額プランの利用開始を行います。利用を開始する方法はアプリで開始する方法と、お知らせ通知から開始する方法の2種類です。

事前にアプリをインストールしていた場合はアプリから、していない場合はお知らせ通知から開始すると良いでしょう。アプリはキャリア毎に異なるので、自分が契約しているキャリアが提供するアプリをインストールしておかなくてはいけません。

はじめに、海外定額プラン用のアプリを開き、利用開始を選択します。利用が開始されるとアプリ内に「利用中」と表示されます。データ通信が出来ない場合は表示が変わるので、ネットに接続が出来ないなどのトラブルが発生したらアプリを確認してみましょう。

お知らせ通知から開始するなら、契約しているキャリアから送られてくるSMSを使って利用を開始しなければいけません。ドコモの場合はまずハワイ到着時に送られてくるSMSから専用のWebサイト開きましょう。

その後、表示されたWebサイトで利用開始をタップし、開始するを選択します。通信状況によってはSMSが届かないこともありますが、その際は開けた場所へ行くなどして通信状況が良好な場所でSMSの受信を待ちましょう。

auの場合は特別な操作は必要無く、SMSが送られてきた時点で海外定額プランの利用が開始されています。ソフトバンクはそもそも通知を送信しておらず、ハワイにてデータ通信が行われた時点からデータローミングが開始されます。

ドコモと相性の良いハワイの携帯会社


画像引用元:https://www.nttdocomo.co.jp/

ドコモと好相性なのはVerizon・AT&T・T-Mobile

ドコモと好相性なハワイの携帯会社はVerizonAT&TT-Mobileの3つです。ハワイではこの3社にSprintを加えた4社がメジャーな携帯会社となっていますが、ドコモはそのうち3社と提携しています。

簡単に各携帯会社をご紹介しましょう。Verizonはアメリカで最もシェアの高い携帯会社で、安定した回線とシンプルな料金プランを提供する携帯会社として認知されています。

AT&TはVerizonと並んで米国内最大手のひとつに数えられる携帯会社のひとつですが、その歴史は古く前身となる「ベル電話会社」は1877年に設立されました。

長きに渡り米国内での通信事業を独占しており、現在ではシェアトップの座をVerizonに明け渡しているものの、アメリカでは高い人気を堅持し続けています。

回線の安定度は高く、質はVerizonと変わりありません。そのため、ハワイではVerizonかAT&Tに接続されているならスムーズな通信が可能だと考えて良いでしょう。

T-Mobileはアメリカ系の企業では無く、ドイツに本社を置く企業です。ドコモが提携している携帯会社の中では異色の存在と言えるでしょう。加入者は多く、米国内のシェア率は3位となっていますが、ハワイでの電波は若干弱めです。

都市部では問題なく使えるものの、郊外や地方では繋がりにくくなるという声が報告されているので、予め接続する通信事業者からT-Mobileを除外しておくのもひとつの手でしょう。

ハワイで使えるドコモの海外定額プラン

ハワイで使えるドコモの海外定額プランは「海外パケ・ホーダイ」および「パケットパック海外オプション」の2種類です。海外パケ・ホーダイはスマホが普及される前に広く利用されていた二段階定額プランに似ています。

プランの内容は24.4MB/1日までは1,980円、それ以降は2,980円というもので、どれだけ使っても利用料金を1日辺り最大2,980円までに抑えることが可能です。パケットパック海外オプションは1日辺り980円で利用することが出来ます。

海外パケ・ホーダイを利用出来るのはWORLD WINGに加えて、「パケットパック」、「パケット定額サービス」、「Xiデータ通信専用プラン」、「FOMA定額データプラン」のうちどれかに加入している方のみです。これはパケットパック海外オプションも同様となります。

WORLD WINGとはドコモの提供する国際ローミング機能の名称で、パケットパック海外オプション、海外パケ・ホーダイのどちらを使う場合でも必須となるサービスです。月額は無料なのでハワイに行く前に必ず加入しておきましょう。

海外パケ・ホーダイとパケットパック海外オプションの違いは日本で使っているパケットパックを海外でも使うかどうかという点にあります。

というのも、海外パケ・ホーダイは日本で加入しているデータプランに関わらずデータ通信を行うことが出来るのですが、パケットパック海外オプションは日本で加入しているパケットパックから海外利用分のデータ量が差し引かれるのです。

どちらを使うかは自分次第ですが、目安として日本で使っているパケットパックに余裕がある方はパケットパック海外オプションを、余裕が無い方は海外パケ・ホーダイを使うと良いでしょう。

ソフトバンクと相性の良いハワイの携帯会社


画像引用元:https://www.softbank.jp/mobile/
ソフトバンクと好相性なのはAT&T・T-Mobile
ソフトバンクがハワイで提携している携帯会社はAT&TT-Mobileの2つです。電波状況はドコモと同様で一部の郊外や地方を除けばとても良く、ほとんどの観光地で通信が確保されています。

基本的には接続する通信事業者を選択する必要は無く、自動で接続される通信事業者の回線を使ってデータ通信を行うことをおすすめしますが、都市部で繋がりにくいと感じた時は接続する回線をAT&Tだけに限定すると良いでしょう。

ハワイで使えるソフトバンクの海外定額プラン

ハワイで使えるソフトバンクの海外定額プランは「海外パケットし放題」、「アメリカ放題」の2つです。海外パケットし放題はドコモの「海外パケ・ホーダイ」と似たプランで、料金体系も25MB/1日までは1,980円、それ以降は2,980円とほぼ同じものとなります。

申し込みの必要は無く、特定のプランに加入していなければ利用できない等の制約もありませんが、世界対応ケータイに対応していない機種では利用することが出来ません

アメリカ放題はソフトバンク独自の海外定額プランで、アメリカ国内での通話・データ通信・メールが無料で使い放題となるプランです。無料で使えるのはかなり大きなメリットであり、実際にハワイへ行くソフトバンクユーザーのほとんどがアメリカ邦題を利用しています。

しかし、アメリカ邦題もメリットばかりというわけではありません。アメリカ邦題を使う際は通信事業者がAT&T、T-Mobileでは無くSprintとなり、電波状況が若干悪くなるデメリットが存在するのです。

とは言え、Sprintの回線はAT&TやT-Mobileと比べて格段に悪いわけでは無いため、基本的にはアメリカ邦題の利用をおすすめします。特に都市部のみを観光する予定であればアメリカ邦題でも充分快適なデータ通信を行うことが可能です。

auと相性の良い携帯会社


画像引用元:https://www.au.com/?bid=we-we-gn-1001
auと好相性なのはAT&T
auと提携しているハワイの携帯会社はAT&Tのみとなるため、auユーザーがハワイで携帯を使う場合は必然的にAT&Tの回線を利用することになります。電波状況に問題は無く、一部の地域を除いてほとんどの観光地でストレスの無い通信が可能です。

ただし、AT&Tが苦手としている地域では電波が弱まってしまい、回線速度が低下してしまうことがあります。そのようなケースでは公共Wi-Fiを使うなど別の手段を使ってデータ通信を行うようにすると良いでしょう。

ハワイで使えるauの海外定額プラン

ハワイで使えるauの海外定額プランは「世界データ定額」と「海外ダブル定額」の2種類です。ソフトバンクのようなアメリカでの携帯利用に特化したプランは無く、プランの内容はドコモの提供する海外定額プランと同じものと考えて良いでしょう。

世界データ定額はドコモにおける「パケットパック海外オプション」、海外ダブル定額は「海外パケ・ホーダイ」に相当しています。料金もドコモのプランと同様で、世界データ定額は1日辺り980円で利用出来、海外ダブル定額は24.4MB/1日まで1,980円、それ以降は2,980円で使うことが可能です。

ドコモには無い特徴として、auはハワイ・アメリカでの世界データ定額の利用料が無料となるキャンペーン等を定期的に行っています。1日辺り980円の利用料が無料となれば、仮に10日間ハワイに滞在したとすると9,800円もデータ通信料を節約可能です。少しでも海外でのデータ通信費を抑えたいのであれば、キャンペーン期間中を狙ってハワイへ行くというのも有効な手でしょう。

ハワイではストレス無く日本の携帯が使える

地域差があるとはいえ、ハワイで携帯を使う際にストレスを感じる場面はあまり無いでしょう。特に空港や大規模商業施設で電波を拾えないというケースはほとんどありません。

ただ、一部ワイケレプレミアムアウトレットなどの大きなショッピングモールであっても電波が入らないケースもあるので、滞在する地域や観光へ行く場所の電波状況は良いのか悪いのか事前に調べておくようにしましょう。電波が入らない際の代替えプランも用意しておくと更に良いです。


この記事を書いた人
empire
スマホ、PCが大好きなガジェットオタクライター。大手キャリア系の記事を中心に担当し、格安SIMやクレジットカードも執筆中。誰が読んでも分かりやすく、どこよりも詳しい解説を心掛けています。