読了時間:約 2

スマホ全盛期となった現在でも根強い人気を持つガラケー。物理キーならではの操作性とシンプルな機能を手放したくないがために『出来るならガラケーをずっと使い続けたい』と考えている方は多いでしょう。

SH-02Lはそんなガラケーユーザーにとって待望の新機種となりました。ガラケーの傑作機とも噂されるSH-02Lは果たしてどんな機能、スペックを持っているのでしょうか。

今回はSH-02Lに関して実機の辛口レビューをしていきます。機種変更を考えているガラケーユーザーの方、スマホから出戻りガラケーに出戻りしようかと考えている方は是非参考にしてみて下さい。

ドコモからは2年ぶりの発売となったガラケー


画像引用元:AQUOS ケータイ SH-02L | ケータイ | 製品 | NTTドコモ

遂に発売されたSH-01Jの後継機

SH-02Lは2016年に発売されたSH-01Jの後継モデルです。2年の月日を経たことで搭載する機能やスペックには様々なてこ入れが実施されています。

流石に目新しい新機能が追加されたり、今までのガラケーと比べて大幅な進化を遂げていたりということはありませんが、むしろガラケーを好む方にとっては大きく変わっていないのが魅力でしょう。

とは言え、SH-02Lは単にSH-01Jの名称と外見をマイナーチェンジしただけの機種ではありません。進化こそしていませんが、既存の機能・スペックを進歩させることで、より使いやすいガラケーとして完成しています。

スマホの発売以降もずっとガラケーを使い続けている方はもちろん、これから初めて携帯電話を持つ子供や高齢者にとってもSH-02Lは扱いやすい機種となるでしょう。

価格は10,368円から


スマホの端末価格は年々上昇し、最近ではフラッグシップモデルだと10万円を超す機種も珍しくありません。そんな中にあってSH-02Lの価格は分割払いでの購入で10,368円と非常にリーズナブルです。

ただ、一括払いだと一旦端末代金をすべて支払った後、月々の携帯料金が割り引かれることになります。一括払い選択時の支払い額は30.456円となってしまうため、可能な限り分割払いにて購入した方が良いでしょう。

一括払いでも月々サポート自体は適用されるため、実質負担額は一括/分割のどちらで購入しても変わりませんが、無理に一括払いをする理由もありません

ガラケーはいつまで使えるの?

ガラケーユーザーにとって最も懸念すべき問題は『ガラケーの販売・サービス提供はいつまで行われるのか』ということでしょう。いくらガラケーが好きだと言っても、そもそもガラケーが販売されないのではスマホに機種変更せざるを得なくなります。

ただ、今しばらくはガラケーの販売やサービスの提供が行われる見込みであるため、1年後、2年後にいきなりガラケーが使えなくなるようなことはありません。

3G回線を用いるFOMA対応機種に関しては既に新しい機種の製造が終了していますが、SH-02Lは『4G対応ガラケー』と呼ばれるカテゴリに分類される機種なので、今後も使い続けることが可能です。

しかし、逆に言えば今FOMA対応機種を使っている方は早めに機種変更をしなければ、近いうちに手持ちの携帯電話が使えなくなってしまいます

年々FOMA対応機種の修理対応が終了しつつあり、本格的な5G回線の導入に併せて3G回線のサービス提供は縮小しつつあるので、まだFOMA対応機種を使っている方はこのタイミングでSH-02Lなどの4Gガラケーに機種変更しておいた方が良いでしょう。

SH-02Lのスペック


画像引用元:主な特長|AQUOS ケータイ SH-02L|製品ラインアップ|AQUOS:シャープ
ブラッシュアップされた機能や、どんな機能が追加されたのかも気になるところですが、まずはSH-02Lのスペック表を見てみましょう。

 SH-01JSH-02L
CPUMSM8909MSM8909
メモリ1GB1GB
ROM8GB8GB
サイズ縦:113
横:51
厚さ:16.7mm
縦:115
横:51
厚さ:17,2mm
重さ132g120g
ディスプレイQHD 3.4インチQHD 3.4インチ
カメラ800万画素800万画素
バッテリー1,800mAh1,680mAh
カラーゴールド・ブラック・ピンクゴールド・ブルーブラック・ピンク

どちらも搭載するCPUはクアルコム製のMSM8909、メモリは1GB、ストレージは8GBと変わりありません。『2年も経ったのに同じパーツを使っているのはどうして?』という疑問はごもっともです。しかし、これにはある理由があります。

というのも、そもそもSH-01Jの時点でガラケーの持つ処理性能としては充分なパーツが使われていたのです。スマホの場合は用途の拡大と他社のスマホに負けないようにスペックを引き上げられるだけ引き上げる傾向がありますが、ガラケーにはそのような事情がありません。

サイズに関しても同じことが言えます。SH-02LはSH-01Jと比べて縦の長さと厚みが僅かに大きくなっているものの、ガラケーは薄くし過ぎると操作性を損なうためにあえて大きくサイズを変えなかったのです。逆に取り回しを左右する重さに関しては12g削減されています。

ただ、カメラ性能が変わっていないのは不満が残るところです。カメラに関しては後程詳しくレビューしますが、カメラはスマホユーザー、ガラケーユーザー問わずに人気の機能で、重視している方が多いにも関わらず800万画素というのは力不足でしょう。

音質が向上

SH-02LにはSH-01Jにも搭載された『スムーズトーク』が搭載されています。スムーズトークは自分の声が相手にも聞こえているかを確認するための機能です。これにより、従来のガラケーよりスムーズで快適な通話が可能となりました。

また、同じくSH-01Jに搭載されていた『くっきりトーク』はSH-02Lでは『くっきりトーク2』となり、通話音声を調整することで相手の声を聞き取りやすくなっています。具体的には低音をブーストしており、ぼそぼそと声が途切れることが少なくなりました

これだけでも充分な進歩と言えますが、SH-02LではSH-01Jに比べてレシーバーが大型化しているため、最大音量が向上し、よりはっきりと通話音声を聞き取ることが可能です。

通話中の音声の送受信を司るコーデックも従来の『AWR-WB』と呼ばれるあまり音質の良くないものから、『EVS-WB』というAMラジオと同程度の音質を実現するものへと変更されています。

SH-01Jなど一昔前のガラケーに比べると音質はまったくの別物で、通話機能に限って言えばスマホ以上です。通話機能を重視する方が多いガラケーユーザーにとって、クリアな音質で通話が出来るのは評価の高いポイントでしょう。

押しやすい物理キー


ガラケーユーザーがスマホを好まない理由のひとつに『タッチパネルに慣れない』というものがあります。確かにスマホのタッチパネルはガラケーの物理キーに比べると押した感覚も無く、ガラケーユーザーにとっては違和感を覚えるものでしょう。

SH-02Lはそんな物理キーにこだわりを持つ方のためにキーを押した際の感触にも力を入れています。SH-01Jも発売当初は『物理キーの押し心地が良い』と話題になりましたが、SH-02Lの打感はSH-01J以上です。

物理キーの押しやすさの恩恵を最も受けられるのは高齢者など、携帯電話にあまり馴染みがない層でしょう。ガラケー、スマホ問わず携帯電話を持ったことがない方にとって携帯電話は未知の機器です。

そんな使ったことの無い機器の操作性が悪いと、使う側としてはとてもストレスを感じてしまうでしょう。しかし、ご紹介したようにSH-02Lの物理キーは押し心地の良いものであるため、初めて携帯電話を持つ方でもスムーズな操作が可能となっています。

ディスプレイにも改善が見られる

スマホに比べて画面の小さいガラケーは文字が小さく表示されるために見にくいものが多いです。SH-02Lではそんなガラケー特有の問題を解決するためにディスプレイの設定を細かく修正する『はっきりビュー』を搭載しています。

はっきりビューが調整してくれるのは色彩・コントラスト・輝度の3つで、使用者の年齢を入力することでディスプレイの表示を最適化してくれます。

1 2