USIMカードとSIMカードは一体何が違うの?取り扱いの注意点も解説

  • 23.11.15
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  • ※本記事は21.01.17に作成された記事です。最新情報は公式ページをご確認ください。
SIM

ドコモ・au・ソフトバンクといったいわゆる大手通信キャリアの他に、格安SIMと呼ばれる通信会社のユーザーが増えています。

その中で、USIMカードやSIMカードといった単語を聞く機会がありますが、何が違うのか違いがはっきり分かる人は少ないと思います。

本記事ではUSIMカードとSIMカードの違いと注意点、大手キャリアでの対応状況、そしておすすめの格安SIMについても解説していきます。

SIMカードとは?大事な理由


そもそもSIMカードとはどのようなもので、何のために使われるのでしょうか?

みなさんが使っているスマートフォンは例えばドコモなどの通信キャリアと契約することで初めて使う事ができると思います。

その通信に必ず必要になるのがSIMカードです。

SDカードほどの大きさのカードで、チップが入っています。

このチップの中にみなさんの電話番号などの契約情報を保存する事で、モバイル通信が可能になっています。

このSIMカードなしではモバイル通信が行えないので、スマートフォンを使っている方にとっては必須のアイテムです。

SIMロックとの関係は?

iPhone SE

よく似た言葉に「SIMロック」という言葉があります。ロックは英語でLock、鍵をかけるという意味ですね。

直訳するとSIMカードに鍵をかけるという事で、少しわかりにくいかもしれません。

携帯業界では特定の通信会社でしかスマートフォンを使えなくすることを通常さします。

例えばドコモで買ったスマートフォンは通常SIMロックがかかっているため、ソフトバンクなど他の通信会社のSIMカードを入れて使おうとするとエラーが出ます。

SIMフリー・SIMロック解除とは?

このSIMロックに対し、SIMフリーはロックがかかっていない状態をさします。

つまり、ドコモで買ったスマートフォンにソフトバンクのSIMカードを入れて使ったりする事ができる状態です。

最初からSIMフリー状態で売られているスマートフォンでなければ、SIMロック解除をする事が必要です。

SIMロックがかかったスマートフォンでも、SIMロック解除を行えばSIMフリー状態にする事ができます。

USIMカードとは?SIMカードとの違いについて

では、SIMカードととても名前が似ているUSIMカードについて見ていきましょう。

USIMのUはユニバーサル

USIMカードはその名の通り、SIMカードの一種です。

USIMの正式名称で書くと、Universal SIM、ユニバーサルSIMとなります。

ユニバーサルとは用途が広いという意味で、その意味通りUSIMカードはSIMカードよりもたくさんの情報を扱えます。

電話帳なども保存可能なUSIMカード

USIMカードは、SIMカードが保存できる電話番号はもちろん電話帳なども保存する事ができます。

例えばスマートフォンを買い替えたとき、自分で電話帳を移行させなくてもUSIMカードから自動的に読み込ませる事ができます。

またそれだけではなく、SMSなどのメッセージも保存する事ができます。

とても便利な反面、紛失時などに注意が必要です。

注意したいポイント
  • 電話帳の流失に気を付ける
  • 速やかに通信会社に連絡する

紛失や盗難に気づいたらすぐに通信会社に連絡し、USIMカードの使用を止める手続きをする必要があります。

海外で便利なUSIMカード

今でこそ4GやLTEといった高速回線が当たり前に使われていますが、海外にはまだ一世代前の3Gという回線を使っている国があります。

もしくは都市部だけ高速回線が通っているが、それ以外では3Gしか使えないという地域もあります。

そんな時にUSIMカードを挿入したスマートフォンを持っていれば、海外でも国際ローミングを使って通話やデータ通信が可能になります。

なお現在はほとんど全てのスマートフォンがUSIMに対応しています。

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格安SIMのおすすめ

ソフトバンクのスマホをUQモバイルでも利用できる?

これまでの解説を踏まえ、格安SIMを使うための基礎知識について解説していきます。

ドコモ系・au系・ソフトバンク系とは?

格安SIMを比較する中で、以上の用語に出会った事があるかもしれません。

格安SIMは、ドコモ・au・ソフトバンクといった大手キャリアから回線を借りてサービスを提供しています。

イメージとしては大きなイベント会場の一部をかり、そこを格安で又貸ししているような方式です。

ドコモ系はドコモから回線を借りている格安SIM、au系はauから、ソフトバンク系はソフトバンクからそれぞれ回線を借りています。

先ほど解説したSIMロックと関連する話ですが、基本的にはスマートフォンを買ったキャリアとしか通信はできません。

しかし、例えばドコモで買ったスマートフォンはドコモ系の格安SIMであればSIMロック解除なしで使用する事ができます。

これは他のキャリアの系統でも同様です。

SIMロック解除をするにはいくつかの条件があり、また申請をする必要があります。

しかし今使っている大手キャリアと系統が同じ格安SIMであれば、面倒な手続きなしですぐに使用可能になります。

ドコモ系でおすすめの格安SIMはLineモバイル!


数多く存在する格安SIMですが、その中でもLINEモバイルをおすすめします。

スマートフォンを使用している方で、LINEをしていないという方は少ないと思います。

メッセージ・通話だけでなく、LINEペイによる支払いなど大変便利なアプリになっています。もはやスマートフォンにとって必需品といえるでしょう。

そんなLINEの運営会社が提供しているのがLINEモバイル。

料金が安いのはもちろん、LINEモバイルならではの機能も数多く提供されています。

データ通信量の不足に悩まされている方も多いと思いますが、LINEモバイルではLINEアプリを使用した時のデータ使用量が無制限になります。

またそれだけではなく、Twitterやインスタグラムなど主要なSNSに関しても通信量が無制限になっています。

日常的にSNSを使うという方に非常に助かるサービスと言えるでしょう。

それに加え、LINEの年齢認証にも対応しています。ID検索を使うには必ず必要になる機能ですが、格安SIMによっては対応していないところもあります。

その点LINEが運営しているLINEモバイルならその心配なく使う事ができます。

最後に、ドコモ系でおすすめと書いた通り、ドコモのスマートフォンで手続きなく使う事ができるのでおすすめです。

しかしLINEモバイルはそれに加え、ソフトバンク・auの回線でも使う事ができます。

ご自宅によってはドコモ以外の方が電波が入りやすいということもあるかもしれません。

そのような方にも大変おすすめできる格安SIMがLINEモバイルです。

USIM・SIMカードの取り扱いの注意点

USIM・SIMカードの取り扱いで気を付けるポイント
  • 紛失・盗難に遭わないように気を付ける
  • チップには触らない
  • 電源を切ってから抜き差しする

USIMカードは個人情報を多く含んでいます。そのため紛失・盗難には十分注意する必要があります。

またUSIMカードのチップは精密部品です。手で触れると読み取り不能になる可能性があります。

USIMカードを扱う際は手袋をするなど細心の注意を払うようにしてください。

また、電源が入った状態でUSIMカードの抜き差しは故障やエラーの原因になり得ます。必ず電源を切ってから交換するようにしましょう。

大手キャリア、格安SIMでもUSIMが主流

ここまでUSIMカードについて解説してきましたが、現在では大手キャリア・格安SIM問わずほとんどのキャリアでUSIMが主流になっています。

また同じキャリア系統の格安SIMであれば、ほとんど手間なくキャリアを乗り換える事ができます。

取り扱いの注意点に気をつけ、上手に使っていきましょう。


この記事を書いた人
u.yanaka
都内の大学に通っています。自身も10年間ドコモを使い、家族も全員ドコモユーザーの家で育ちました。少しでもドコモをお得に使えるよう頑張って記事を書いていきます。