ドコモが発行しているdカードに新規で申し込んだり、買い物で利用したりすると特典として貰えるのがdポイントやiDキャッシュバック。
本記事では、イマイチ知られていない「iDキャッシュバック」の使い方・使い道などを解説します。
ドコモユーザーの方は使い切っていないポイントがありませんか? まずは自分のポイントを確認してみてください。
iDキャッシュバックとは
iDキャッシュバックは、ドコモの電子マネーiDを利用した際に自動充当されるキャッシュバックです。
dカード/dカード GOLDまたはd払い(iD)のいずれかを利用している方が使える特典です。
利用したiDキャッシュバックは、引き落としの際に請求額から差し引かれます。
明細では「iDキャッシュバック(dカード/d払い(iD))充当」と記載されますので、会員ページなどから確認可能です。
iDキャッシュバックを使うには、dカードまたはd払いで電子マネーのiD決済を利用するだけ。
それぞれにiD決済機能が付いていますので、iDの支払いで直接dカードをかざすか、あるいはd払いの画面をかざすか、どちらでもiDキャッシュバック分が引き落とし時に差し引かれます。
iDキャッシュバックの有効期限は6カ月となっていますので、期限内に忘れずにiDを利用するようにしましょう。
dポイントをiDキャッシュバックに交換するやり方
dポイントクラブからiDキャッシュバックに交換する際はdポイントクラブを利用します。
dポイントクラブの公式サイトから「つかう」メニューの「iDキャッシュバックにつかう」へアクセスします。
ここで「iDキャッシュバック(dカード)」もしくは「iDキャッシュバック(d払い(iD))」のいずれかを選びます。
それぞれの画面下部に交換メニューがあるので、セット数量を選んで交換します。
1セット100ポイント単位で交換可能なので、ログイン後に画面下部に表示される利用可能なポイントを見て交換数量を選びましょう。
1ヵ月に交換可能なポイントの上限数は、dカードの場合40,000ポイント(400口)、d払いの場合は10,000ポイント(100口)です。
iDキャッシュバックの使い方
貯まっているdポイントからiDキャッシュバックへの交換が完了すると使い方は簡単です。
通常のようにdカードまたはd払いでiD払いを利用すると、iD利用分のうち充当できる期間内の請求分に対し、自動で充当されます。
余ったiDキャッシュバック残高は翌月以降もそのまま繰り越すことが可能です。
自分のiDキャッシュバックの確認方法
iDキャッシュバックの残高は、dカードまたはd払いの会員ページで確認することができます。
会員ページにログインした後、「ご利用状況確認」>「iDキャッシュバック照会」へと進みましょう。
iDキャッシュバックの残高と利用期限が表示されます。
iDキャッシュバックの使い道
iDキャッシュバックの使い道はdカードのiD決済(スマホ決済可)で使うという一択。iDは全国のiD加盟店で利用できます。
iDキャッシュバックは100ポイントにつき100円分として利用可能です。
iDは電子マネーのなかでも普及率が高いので、iDキャッシュバックが使えなくて困るという状況はほぼないでしょう。主なiD加盟店は以下の通りです。
ジャンル | 主な加盟店 |
---|---|
コンビニ | セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、デイリーヤマザキ、ミニストップなど |
スーパー・モール | イオンモール、イトーヨーカドー、マックスバリュー、メガマート、アピタなど |
レストラン・ファストフード | ガスト、ジョナサン、ステーキのどん、バーミヤン、フォルクス、マクドナルド、ミスタードーナツ、CoCo壱番屋、すき家、安楽亭など |
カフェ・居酒屋 | プロント、タリーズ、コメダ珈琲店、甘太郎、魚民、庄や、はなの舞など |
ドラッグストア | ウェルシア、マツモトキヨシ、くすりの福太郎、ココカラファイン、サンドラッグ、スギ薬局、セイジョーなど |
家電量販店 | ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ジョーシン、ドコモショップなど |
音楽・本 | 紀伊國屋書店、啓文堂書店、タワーレコード、TSUTAYA、文教堂、ブックファースト、丸善、とらのあななど |
レジャー | 東京ドームシティ、としまえん、東京サマーランド、スパリゾートハワイアンズ、横浜・八景島シーパラダイス、富士急ハイランドなど |
ネットカフェ・カラオケ | 快活CLUB、自遊空間、BIG ECHO、歌広場、カラオケの鉄人、カラオケ・シダックスなど |
iDキャッシュバックの注意点
iDキャッシュバックを利用する際はいくつかの注意点があります。ここからはdカードを利用する場合、d払いを利用する場合それぞれの注意点について紹介していきます。
iDキャッシュバックの注意点(dカード編)
まずはdカードでiDキャッシュバックを利用する際の注意点です。
- dカード/dカード GOLDの契約が必要
- 期間内に充当されなかったiDキャッシュバックは失効する
- iDキャッシュバック交換ができないケースがある
- iDキャッシュバック交換できなかったポイントを返還できないケースがある
それぞれについて詳しく紹介します。
期間内に充当されなかったiDキャッシュバックは失効する
iDキャッシュバックには利用期間というものがあります。
申込み受付月の16日を起算日として、6ヶ月間(15日まで)に充当されなかった分は失効です。
ただし、6ヵ月後の末日までに追加でiDキャッシュバックを交換した場合、以前交換した分の利用期間も最新の期間に更新されます。
滅多にdカードでのiD利用をしないという方は、気づかない間に交換したiDキャッシュバックが失効していたということがないようにしましょう。
iDキャッシュバック交換ができないケースがある
次のケースではiDキャッシュバックに交換できないので注意してください。
- 交換申込みから充当開始までの期間に、dカードで登録している利用携帯電話番号を変更した場合
- 交換申込みから充当開始までの期間に、dカードからdカード GOLDへランクアップした場合
- dカードを解約するなど、契約状態により交換不可と判断された場合
交換申込みをしてから充当が開始するまでには、dカードの契約は変更をしない方がいいです。
こういったケースにより交換できなかったdポイントは基本返還されますが、次の注意点のように返還できないケースもあります。
iDキャッシュバック交換できなかったポイントを返還できないケースがある
これは少し複雑なケースですが注意しておいてください。
iDキャッシュバック交換ができず返還されるポイントが、返還されるまでの間に失効した場合、このポイントは返還されません。
というのも、iDキャッシュバックに交換できるdポイントは、通常ポイントだけでなく期間・用途限定dポイントも使えるんです。
しかし限定dポイントには当然、有効期間が存在します。
この期間が切れるタイミングがポイント返還の期間になってしまうと、ポイントはそのまま失効となります。
期間・用途限定ポイントを使ってiDキャッシュバックに交換したい場合は失効前余裕をもって交換しておきましょう。
iDキャッシュバックの注意点(d払い編)
続いてd払い(iD利用)での注意点です。
- ドコモ回線契約者のみ対象
- iPhoneでは利用不可
- ドコモのおサイフケータイ対応機種で利用可能
- 期間内に充当されなかったiDキャッシュバックは失効する
実はd払い(iD利用)でiDキャッシュバックを利用できるのは限られた条件に当てはまる人のみとなります。
たとえばドコモ回線を持たないユーザーは使えませんし、iPhoneユーザーも利用できません。
ドコモで販売されている端末でおサイフケータイ対応機種でのみ利用できます。
d払いを利用してiDキャッシュバックを活用したい場合は、自分が条件に当てはまるかチェックしてみてください。
また、d払いにおいても、iDキャッシュバックの有効期間は存在します。
こちらは、申込受付月の1日を起算日とした6ヶ月間(末日まで)利用でき、その期間を超えても余ってしまった分は失効されます。
iDキャッシュバックに交換後、申込み月を含む6ヵ月後の末日までに追加で交換があった場合は、残額分の利用期間も最新版に更新可能です。
d払いからdカードにアップグレードしてもiDキャッシュバックの残額は引き継げないため注意してください。
dポイントiDキャッシュバックまとめ
今回はdポイントを交換して使えるiDキャッシュバックについて紹介しました。
iDキャッシュバックはdカードまたはd払いでiDを利用した際の支払いに自動充当できる嬉しいサービスです。
交換自体は自分の好きなタイミングで好きな量だけできるので、dポイントクラブから気軽に交換してみてください。
ただし、利用可能期間や交換不可となるケースもあります。
うまくiDキャッシュバックを使うためにも、これらの注意点や使い方は熟知したうえで活用してみてください。