d払いアプリを利用していると、まれに【FES1003】というエラーコードが出ることがあります。
普段d払いアプリを利用して決済することが多い人にとって、エラーコードで使えないのは死活問題ですよね。
今回は、d払いアプリのエラーコード【FES1003】が出る原因と、その対処法を詳しく解説します!
まずd払いアプリとは何か詳しく知りたい方はこちらをチェックしてみてください。
d払いアプリのエラーコード【FES1003】とは?

d払いアプリが使えなくなるときに、エラーコードが表示されることがあります。
このエラーコードはトラブル別に設定されており、何が原因でd払いアプリを使うことができないのかを判別することができます。
そんな中、2019年1月あたりを機に増えたエラーコードが「FES1003」です。
どういった症状で表示されるエラーコードなのか詳しくみていきましょう。
エラーコード【FES1003】について
エラーコード「FES1003」は、d払いアプリの初期設定時に、dアカウントへログインしようとする時に発生するエラーです。
予めログインしていた方でも、アプリを起動させると突如ログアウトされ、再度ログインしようとすると使えないという事態に陥るようです。
この時にFES1003のコードと共に以下のようなメッセージが表示されます。
ただいまご利用になれません。恐れ入りますが、しばらくしてからご利用ください。(OKボタン)
OKをタップすると、続いてメッセージが表示されます。
認証に失敗いたしました。再度ログインしてください。spモード契約者の方は、Wi-FiをOFFにしていただき、モバイルネットワーク(spモード)に接続してからログインしてください。
dアカウントへのログインができなければd払いを使うことはできないため、このエラーは絶対に解消しなければいけません。
では、エラーコード「FES1003」が表示される原因は、何が考えられるのでしょうか。
d払いアプリのエラーコード【FES1003】の原因

FES1003のエラーコードが発生するようになったのは、2019年1月22日からです。
NTTドコモによると、キャッシュレス決済システムの「セキュリティの強化」を目的に、ある条件に当てはまる状況のユーザーにはd払いアプリを使えないようにしたとのことです。
その条件こそが、FES1003が発生する原因となっています。
エラーコード「FES1003」によりd払いアプリが使えない現象の原因は、次のことが考えられます。
- Wi-Fiに接続している
- ドコモ回線のdアカウントを他キャリアの端末で利用しようとしている
それぞれ何が原因となっているのか詳しく解説していきます。
ドコモユーザー、ドコモユーザー以外で原因が異なるので、利用中のスマホに合わせて原因を特定していきましょう。
原因①Wi-Fiに接続している
まず最初に考えられる原因は、「Wi-FiをONにした状態でログインしようとしている」ことです。
これはドコモ回線の端末でエラーが発生する方に当てはまります。
エラーメッセージに表記されているように、ドコモ回線でd払いを利用しようとする方は「モバイルネットワーク(spモード)」でログインをしなければいけません。
これはセキュリティの都合上、ドコモ回線の端末であるということをd払いアプリに認証させるためです。
原因②ドコモ回線のdアカウントを他回線の端末で利用している
次に考えられる原因が、「ドコモ回線で作成したdアカウントを、別キャリアの端末からログインした」ことです。
これはドコモ以外のキャリアでSIMロックされた端末でエラーが発生する方に当てはまります。
ドコモ回線のdアカウントは、2019年1月からのセキュリティ強化の都合により、ドコモ回線でしか利用できなくなってしまいました。
そのため、複数端末を所有している方やスマホ決済用スマートフォンとして別キャリアの端末に決済アプリをまとめていた方がこのようなエラーに引っかかるそうです。
セキュリティ強化が裏目に…
NTTドコモでは、ドコモ回線のdアカウントが何者かによって別端末でログインされ不正に利用されることを防ぐために、セキュリティの強化を行いました。
しかし、dアカウントを1つしか持っておらず、ドコモから別の回線に乗り換えた後も、ドコモ利用時に作成したのdアカウントを引き継いで使っていた方が多くいました。
そういった方々にとって今回のセキュリティ強化は混乱を招く事態となってしまい、決済アプリとしての利便性が失われてしまいました。
もう少しエラーメッセージで分かりやすく原因を表示させれば解決しそうな問題ですが、この問題はいずれ改善されることを祈りましょう。
エラーコード【FES1003】が発生した時の対処法

FES1003のエラーが発生してしまう原因が分かったので、続いては発生した時の「対処方法」を抑えておきましょう。
- Wi-FiをOFFにしてログインする
- dアカウントを作り直す
エラーが表示されたときに何をすればいいのか把握しておいてください。
原因①「Wi-Fi問題」は、Wi-FiをOFFにしてログインしてみる
先程紹介した1つ目の原因である「Wi-FiがONになっている」問題の対処方法は単純です。
Wi-Fi接続をOFFにしたうえで、改めてd払いアプリにログインしてみましょう。
この対処方法は、ドコモ回線端末で作成したdアカウントを利用している方に有効な対処方法です。
そうすると最初に表示されるdアカウントログイン画面ではなく、spモードパスワードログインもしくはネットワーク暗証番号ログインを入力する画面が表示されます。
後はいずれかの方法でログインをするだけで、初期設定画面に無事に進むことができます。
原因②「他キャリア端末問題」は、dアカウントを作り直してみる
2つ目の原因である「他キャリア端末からドコモ回線作成のdアカウントにログインしようとしている」問題は、少々手間がかかります。
このケースでは、d払いを利用したい回線でdアカウントを新たに作成してみましょう。
これにより、「ドコモ回線のdアカウントは他回線の端末では使えない」という不具合が生じなくなります。
もちろんdアカウントは他キャリア回線でも無料で作成できるので費用などの心配はありません。
しかし、旧アカウントから新アカウントへポイントを移行させることができないため、dポイントについては1から貯める必要があります。
セキュリティ強化とはいえ、こういった利用シーンに柔軟性が効かないところはいつか改善されてほしいところですね。
【FES1003】でエラーが解消できないときは?
もしも上記の2つの方法を試みてもエラーが解消できないときは、d払いアプリのアップデートや端末のソフトウェア・アップデートが最新のものか確認してみてください。
それでも解消できなかった場合は、以下のd払い専用問い合わせ先に連絡をしてみましょう。
- ドコモの携帯電話からの場合:(局番なし)151 ※無料
- ドコモ外の携帯電話からの場合:0120-800-800
- 受付時間:午前9時〜午後8時
d払いアプリの初期設定

FES1003は初期設定の際に間違えると起こるエラー現象です。
そこで、ここではd払いアプリの正しい初期設定方法を紹介していくので、参考してみてください。
d払いアプリの初期設定は、ドコモユーザーの場合とそれ以外の場合で異なります。
それぞれ手順を解説するので、該当する方を参考にしてみてください。
ドコモユーザーの場合
まずはドコモユーザーの場合の、d払いアプリの初期設定手順を解説します。
詳しい手順は以下の通りです。
- d払いアプリを起動し、「同意してログインへ」をタップ
- 4桁のパスワードを入力
- 「職業」と「利用目的」を入力し、「次へ」をタップ
- チュートリアルを確認し、利用開始
ドコモユーザー以外の場合
続いてドコモユーザー以外の場合の、d払いアプリの初期設定手順を解説します。
詳しい手順は以下の通りです。
- d払いアプリを起動し、「同意してログインへ」をタップ
- IDを入力して「次へ」をタップ
- パスワードを入力後、セキュリティコードを入力
- クレジットカード情報の登録して「次へ」をタップ
- 3Dセキュア認証を行う
- チュートリアルを確認し、利用開始
d払いアプリのエラー【FES1003】は解消できる!
- FES1003は他の端末からの不正利用防止のために起こるログイン時のエラー
- ドコモ端末・ドコモ発行のdアカウントでログインした方は、Wi-Fi接続をオフにして起動
- 他キャリア端末・ドコモ発行のdアカウントでログインした方は、他キャリア端末で新dアカウントを発行
d払いアプリの初期設定時に表示されやすいエラーコード「FES1003」について、原因と対処方法を紹介しました。
同じエラーコードでも、ドコモユーザーとドコモユーザー以外とで原因が異なるので、それぞれの利用状況に合わせて対処法を確認しておきましょう。
街のお店やネットでのお買い物に使える・dポイントを貯められるおトクなd払いアプリを、エラーを解消させてもっと便利に使いこなしてみてください!