ドコモのスマートフォンをお持ちの方なら、契約者向けの総合サービスであるdマーケットを一度は耳にした事があるのではないでしょうか。dマーケットは映画や音楽・アニメをはじめ、ショッピングや旅行など様々なコンテンツを利用出来る総合サービスサイトです。
ここでは基本的な使い方からお得に利用する活用方法まで、dマーケットについて幅広くご紹介しています。
dマーケットは他キャリアの方でも利用する事が出来ますので、これまでdマーケットを使った事がなかったというドコモ契約者も含めてこの機会に是非チェックしてみてはいかがでしょうか。
dマーケットの概要
画像引用元:dマーケットガイド|dマーケット
NTTドコモが運営するdマーケットは無料・有料のアプリをはじめ、音楽・動画・電子書籍などの各種コンテンツを配信する総合サービスです。大手キャリアとしても知られるNTTドコモが運営しているという事で、多種多様なコンテンツ・サービスを安心・安全に楽しめるのも魅力的。
大手キャリア、そして格安SIM会社の競争が激化する昨今、dマーケットはNTTドコモ並びに親会社のNTTグループの重要な収益源の一つとなっています。
ドコモの契約が無くても利用可能
dマーケットは2011年11月まで「ドコモマーケット」という名称で運営されており、対象もドコモのユーザーのみで他キャリアの方は利用する事が出来ませんでした。
しかし、2014年4月1日からはdマーケット内のすべてのストアがキャリアフリー化され、auやソフトバンクと契約している方でも利用できるようになったのです。
dマーケットを利用するためにはドコモが提供する「dアカウント」を取得する必要がありますが、これはインターネット環境さえ整っていればどなたでも作成する事ができます。つまり、携帯電話を持っていないという方でも基本的にはdマーケットを利用する事が出来るわけです。
利用すればするほどdポイントが貯まる
dマーケット内には無料・有料を含め様々なコンテンツ・サービスが掲載されていますが、どちらかというと購入・契約と言った有料系サービスの方が多くなっています。
独自系コンテンツももちろんありますが、物品を購入する通販や見放題サービスなどは他のECサイトや定額配信サイトを利用する事も当然可能なわけです。独自系コンテンツが利用出来るという点を除けば、dマーケット最大のメリットはやはりdポイントが貯まるという事になるでしょう。
貯まったポイントはそのままdマーケットで使用する事が出来ますから、サービスやコンテンツを集約させる事で通常よりお得に買い物が出来るのではないでしょうか。
基本的な支払方法にはドコモの携帯電話料金と合算する「ドコモ払い」と「クレジットカード払い」の他、利用するコンテンツ・サービスによっては「コンビニ払い」や「代引き」も用意されています。支払い方法はストアによって異なりますから、利用する前に確認しておく事も重要です。
dマーケットで使えるサービス・コンテンツは?
dマーケットに掲載されているコンテンツ・サービスは、大きく無料と有料の2種類があるという事は先ほどもお伝えした通りです。
無料・有料を問わずほとんどがコンテンツ・サービスを利用する事でdポイントが貯まるようになっていますので、利用すればするほどお得に買い物できるようになります。ここでは、dマーケットに掲載されているコンテンツ・サービスの内容を大まかに確認しておきましょう。
dマーケットの無料コンテンツ
画像引用元:dマーケットすごろく|dマーケット
dマーケットの無料コンテンツには、くじやすごろくと言ったミニゲームがあります。スマートフォンやPCからプレイする事が出来ますが、ゲームはごく簡単なものになっているためお世辞にも楽しめる内容ではありません。
このようなミニゲーム以外では、無料系コンテンツ・サービスとして下記のようなものが用意されています。スマートフォン用のゲームはAndroidではGoogle Play・AppleではApp Storeというダウンロード先が用意されていますが、一部dゲームでしか配信されていないゲームも存在します。
dブックやdTVの無料コンテンツは登録不要で楽しむ事が出来ますが、数が少ないためお試しとしての意味合いが大きいでしょう。無料コンテンツ・サービスはdマーケットトップページの「人気メニュー」から探す事も可能です。
ストア・メニュー | 内容 |
---|---|
ミニゲーム | くじ・すごろく・どうぶつ図鑑など(dポイントが貯まる) |
dデリバリー | 各種クーポンの配布 |
dブック | 登録不要の試し読み |
dゲーム | 各種アプリの無料DL |
dTV | 登録不要のコンテンツ視聴 |
dマーケットの有料コンテンツ
画像引用元:dデリバリー:出前・フード宅配の注文サイト!ピザ・弁当・寿司・カレー・中華・ケータリングなど
dマーケットの有料コンテンツは、「dマーケットストア」として種類別に分けられているのが特徴的です。上記でご紹介したdブックやdTVなどは月ごとの支払いを行う「定額制サービス」として、またdデリバリーやdファッションなどでは特定の商品を購入する通販サービスとして運営されています。
dマーケットに加盟している店舗が中心となっているため、有名なブランドから隠れた名店まで様々な店舗を掲載しています。定額契約のサービスを除けば通販型の商品検索・購入方法などは他の通販サイトなどと同じですので、迷うような事はないでしょう。
ただし、ストアによってはdポイントが貯まらない・使えないものや用途が限定されているものも存在します。dポイントの取り扱いについては大まかに下記の表にまとめてありますので、利用前にチェックしておくのが良いでしょう。
dマーケットストア | 内容 | dポイント(貯まる・使える) |
---|---|---|
dショッピング | 食品・飲料・家電などの総合通販 | ○ |
dゲーム | スマホ無料ゲーム | × |
dデリバリー | 出前・宅配サービス | ○ |
dブック | 電子書籍の単品購入 | ○ |
d fashion | ファッション製品の総合通販 | ○ |
dトラベル | ホテル・宿の宿泊予約など | ○ |
dミュージック | 楽曲の単品購入 | ○ |
dジョブ | 求人・アンケート掲載 | △(貯まる、dジョブ以外で使用可能) |
dカーシェア | カーシェア | ○ |
dアプリ&レビュー | スマホアプリのDL | × |
dTV | 定額見放題サービス | ○ |
dTVチャンネル | 定額オンデマンド | △(貯まる) |
dマガジン | 定額読み放題サービス | △(貯まる) |
dヒッツ | 定額ストリーミング | △(貯まる) |
dフォト | スマホの写真管理 | △(ドコモ払いでの充当支払い可能) |
dアニメストア | アニメ見放題サービス | △(貯まる) |
dグルメ | 飲食店の予約・クーポン配布 | ○ |
dヘルスケア | 健康管理アプリ | △(貯まる) |
dキッズ | 子供向け知育アプリ | △(貯まる) |
dリビング | 生活サポートサービス | △(ドコモ払いでの充当支払い可能) |
dエンジョイパス | 総合優待サービス | ○ |
dマーケットの使い方
dマーケットでコンテンツ・サービスを利用したり、商品を購入するためには基本的にdアカウントの発行・登録が必要となります。例えば、ショッピングで商品をカートに追加する事自体は可能ですが、購入手続きを進めるためには必然的にdアカウントの発行を行わなくてならないのです。
ドコモのスマートフォンをお持ちの方なら回線の契約時に発行手続きまで行っているはずですが、それ以外の方であればこの機会にdアカウントを発行・登録しておくのが良いでしょう。
dアカウントを発行しよう
画像引用元:dアカウントについて|dアカウント
dアカウントはdマーケットでのポイント付与などに利用されるほか、一度作成すればクーポンの配布などを行うdポイントクラブでもお得にポイントを貯めていく事が出来ます。dアカウントの発行は下記のように数種類から選択しますが、登録情報にさえ気を付ければ数分で完了する事が可能です。
もちろんdアカウントの発行に手数料や年会費などはありませんから、まだお持ちでなかった方はこの機会に作成しておくのが良いでしょう。
発行したアカウントの管理は専用ページである「dアカウント」のページより行いますが、こちらはdマーケットやdポイントクラブに設置してあるリンクからアクセスする事も出来ます。
AppleのiPhoneなど近年のハイエンドスマートフォンでは指紋や顔を使った生体認証が搭載されている事が多いですが、dアカウントもこれらの機能にも対応しておりログインなどをスムーズに行えるようになっています。
簡単ログインや2段階認証といった従来のログインセキュリティも強化されていますから、個人情報流出を心配する方も安心して利用出来るでしょう。
dアカウント作成の方法
- 空メールで作成
- SNS(Google・Yahoo!Japanなど)に登録したメールアドレスで作成
- ドコモのメールアドレスで作成
- メールアドレス(手入力で作成)
- アプリで作成(ドコモ回線契約者のみ)
会員情報・支払方法の登録
dマーケット内でコンテンツ・サービス、商品の購入などを行う際は氏名や住所・支払方法などの各種個人情報を入力する必要があります。入力項目は多くはありませんが、慣れている方であっても数分は必要となるのではないでしょうか。
ただしどのストアであっても最初の商品購入時にお届け先や支払方法を登録・設定すれば以降は再入力の必要はありません。
定額制配信サービスの場合はdアカウントの登録の他にクレジットカードなどの支払い情報を入力しなくてはなりませんが、既にdアカウントを作成しているのであればすぐに済ます事が出来ます。
登録した情報の編集は各種ストアのマイページから、また定額制配信サービスの解約などは公式サイトやdアカウントのページから行いましょう。
dマーケットのメリット・デメリット
多種多様なコンテンツ・サービスを掲載するdマーケットではありますが、現在インターネット上で利用出来るECサイトや定額制配信サービスは他にも多くあります。
特にECではAmazonや楽天、ヤフーショッピングといった知名度・利用者ともに圧倒的なものがあるわけですから、わざわざdマーケットを選ばなくとも不便はないはずです。また、定額制配信サービスも海外・国内の企業問わず参入が相次いでおり、今後も競争は激化していくと考えられます。
それら専門性に特化したサービスを使用せず、コンテンツ・サービスの利用をdマーケットに集約させる意味はあるのでしょうか。
dマーケット=ポイントサイト
dマーケット最大のメリットは、サービス・コンテンツの利用に応じてdポイントが加算されていく事です。既にご説明した通り貯まる・使えるサービスは限られてしまいますが、購入や定額契約のサービスを利用するごとにdポイントが加算されていきます。
貯まったdポイントはdマーケットでの利用の他にdポイント加盟店での支払いに使えるのはもちろん、変わった使い方としてはローソンでお試し引換券を発行するという方法も考えられるでしょう。dポイントは1ポイント=1円として利用出来ますから、通常よりお得に買い物出来る可能性があるはずです。
特にドコモの契約者であればポイントが加算額も大きいでしょうから、dマーケットを利用しない手はありません。dマーケットはコンテンツ・サービスの総合サイトとしてだけでなく、その特性から「ポイントサイト」として捉える事も出来るのではないでしょうか。
ドコモ回線契約者じゃないと使いにくい?
コンテンツ・サービスの利用によってdポイントが加算され、更にポイントを使用してのお買いもの等も可能なdマーケット。しかし、基本的にポイントは1%の還元率となっているため、高額な買い物をしない限りなかなかポイントが貯まらないのではないでしょうか。
ドコモの回線契約者であれば携帯を使用しているだけで毎月数百ポイント加算されていきますが、他キャリアの携帯を契約している方はそうはいきません。
dマーケット以外でもポイントの還元を行うECサイトは多くありますから、ポイントを差し引いた元値で判断すると割高になっているという事も考えられます。しかし、dマーケットは他の大手ECサイト同様にポイントアップセールを頻繁に行っている事を忘れてはなりません。
dマーケットをよりお得に利用するためには。ポイントアップなどの各種キャンペーンを上手く活用する事が必要ではないでしょうか。dマーケットと大手ECサイトを比較すると以下のようなメリット・デメリットがあります。
dマーケットのメリット・デメリット
dマーケットのメリット | dマーケットのデメリット |
---|---|
・dポイントが貯まる ・ポイントアップキャンペーンが多い ・貯まったポイントはdマーケットの他各種ドコモのサービスで使用可能 | ・購入系は掲載ショップ・商品で大手ECサイトに劣る ・定額制配信サービスは他にもある |
dマーケットをお得に使う方法
上記でご説明した通り、dマーケットでお得にポイントを貯めていくためにはサイト内で実施されているキャンペーンを活用していく事が必要です。ここではdマーケットで開催されている常時・期間限定キャンペーンの活用方法の他に、dポイントをお得に貯めていくための注意点をいくつかご紹介します。
キャンペーンを活用しよう
画像引用元:dポイント最大20倍|dマーケット
dショッピングやdデリバリーなど、dマーケット内にある購入系のストアでは常時・期間限定でポイントアップキャンペーンが実施されています。どのストアも基本的に購入が条件となっていますが、これらのキャンペーンを活用する事により通常より多くのdポイントが獲得できるはずです。
他のECサイトと比較するならポイント分を差し引いた元値が焦点となりますが、例えば最大20倍のポイントアップキャンペーンを活用する事によりお得になる可能性は高くなるのではないでしょうか。
その他にも、dデリバリーやdファッションなどではクーポンの配布・dカーシェアなどの定額制サービスでは登録・利用でポイントが還元されるキャンペーンも実施されています。
基本的にキャンペーンは利用するストアのトップページに掲載されていますから、気になる方はまずはチェックしてみてはいかがでしょうか。ちなみに要エントリーのキャンペーンもあるため事前の確認は必須です。
ストア | 主な内容 |
---|---|
購入系サービス(dショッピング、dデリバリー、dファッションなど) | ポイントアップ、クーポンの配布 |
定額制サービス(dカーシェア、dジョブ、dトラベルなど) | 登録・利用でのポイント還元、31日間無料 |
dマーケットマスターチャレンジ
画像引用元:dマーケットマスターチャレンジとは | dマーケット
dマーケットは4段階のランクが設定されており、ユーザーの利用額に応じてランクアップするような制度になっています。対象外もありますがdマーケットマスターチャレンジと併用できる常時・期間限定キャンペーンも多いため、更に多くのポイントを獲得できるのではないでしょうか。
ランクは利用金額や利用月数によって変動しますので、こちらも上記のキャンペーンと合わせて事前に確認しておきましょう。
各ランクのポイントアップと判定条件
ランク | ポイントアップ | 主な判定条件 |
---|---|---|
dマーケットマスター | 通常1%+特典4% | 直近3か月で10,000円以上利用 直近3か月継続利用(定額サービスはコンテンツの利用が必要) |
トリプルマスター | 通常1%+特典2% | 直近3か月で5,000円以上10,000円未満利用 直近3か月中2か月利用(定額サービスはコンテンツの利用が必要) |
ダブルマスター | 通常1%+特典1% | 直近3か月で2,000円以上5,000円未満利用 直近3か月中1か月利用(定額サービスはコンテンツの利用が必要) |
シングルマスター | 通常1%のみ | 直近3か月の利用なし |
dポイントクラブ&dカードを併用
dカードはドコモが発行・運営しているクレジットカードであり、主に銀色の通常カードと特典が豊富なゴールドの2種類が存在します。
dカードにはdカード決済での1%のポイント還元の他に特約店ポイントもありますから、dデリバリーでは2.5%~12%・dショッピングやd fashionの利用で通常でも3%のポイントを獲得する事が出来ます。
また、dポイントクラブにはdマーケットに掲載されている以外のキャンペーンも多く取り扱われていますから、併用する事で更に多くのポイントを獲得する事が出来るでしょう。
dカードはクレジットカードですからもちろん審査はありますが、定額制配信サービスなどにも利用する事が出来るため1枚あると便利です。まだクレジットカードを作成した事がなかったという方は、この機会にドコモのdカードを申し込んでみるのも良いのではないでしょうか。
サービスを集約してdポイントをザクザク貯めよう
いかがだったでしょうか。今回は基本的な使い方からお得に利用する活用方法まで、dマーケットについて幅広くご紹介させて頂きました。通販サイトや定額制配信サービスには、専門性に特化した使いやすいものが他にも多くあります。
そのような知名度・利用者ともに圧倒的なサイトと比較すると、dマーケット内のコンテンツ・サービスは少々見劣りしてしまうかもしれません。
しかし、dマーケットを利用していく事でdポイントが還元されるのはもちろん、キャンペーンや他のサービスなどを併用する事で他サイトよりもお得になる可能性があるのです。
通販や定額制配信サービスを利用しているなら、この機会にdマーケットにサービスを集約させみるのはいかがでしょうか。ドコモのスマートフォンをお持ちでなくとも、キャンペーンなどを利用する事で大量のdポイント獲得を狙う事も十分可能なはずです。