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11月1日より発売となるGoogle製スマホ「Pixel 3 / Pixel 3 XL」。GoogleからSIMフリー版が購入できるのに加え、ドコモとソフトバンクも取り扱いをスタートし、日本市場向けにおサイフケータイに対応していることからもGoogleの本気度がうかがえます。

一方、日本国内では10月26日にiPhone XRが登場したばかり。機種変更を検討しているユーザーにはどちらを選ぶべきか悩みどころです。

本記事では、そんなPixel 3とiPhone XRを徹底比較。果たしてPixel 3がiPhoneに対抗し得る機種なのか検証していきます。いつになく激戦区となりつつある各社の秋冬モデル、機種選びの参考にしてみてください。

Pixel 3 / Pixel 3 XLって?


画像引用元:Google Pixel – 新しいスマートフォンがやってくる。

iPhoneは日本国内ではお馴染みのスマホですが、Pixelシリーズは日本初上陸ということであまり知らない方も多いかもしれません。まずはPixelシリーズについて簡単に紹介しておきます。

本格的な自社製スマートフォンでiPhoneに対抗?

あのGoogleが手掛けたスマートフォンとして大きな注目を集めているPixel 3。実はGoogleは以前にもAndroidスマホのNexusシリーズをリリースしています。

Googleの名前の付いたAndroidとしては、2010年のNexus Oneにはじまり、2010年Nexus S、2011年Galaxy Nexus、2012年Nexus 4、2013年Nexus 5、2014年Nexus 6、2015年Nexus 5X、Nexus 6Pとリリース。

日本でもいくつかの機種が発売されましたが、iPhoneのように圧倒的なシェアを獲得することはなく、また実際製造していたのはサムスンやLGといったメーカーで、Nexusシリーズは純粋なGoogle製ではありませんでした。

ですが、Googleは2017年に台湾のスマホメーカーHTCのPixel開発チームを買収。正真正銘のGoogle製スマホとして、Pixel 3をリリースするに至りました。今後は既にあるGoogleのサービスと自社製スマホを連携させて、iPhoneに対抗する目論見があると見られています。

Pixel 3とiPhone XRを比較すると?


ここからは、Pixel 3とiPhone XRのスペック表を比較して、それぞれのスペック・機能の優劣を見ていきます。単純比較するのは難しい部分もありますが、iPhone XRは価格帯的にはPixel 3、サイズ的にはPixel 3 XLに近い機種となっています。

まずは3機種のスペック表を並べてみましょう。

スペック Pixel 3 Pixel 3 XL iPhone XR
発売日 2018年11月1日 2018年10月26日
サイズ(高さ×幅×厚さ) 約145.6 × 68.2 × 7.9 mm 約158 × 76.7 × 7.9 mm 約150.9 × 75.7 × 8.3 mm
重さ 約148g 約184g 約194g
ディスプレイ 5.5インチ 有機ELディスプレイ 約6.2インチ 有機ELディスプレイ 6.1インチ 液晶ディスプレイ
解像度 フルHD+(1,080 × 2,160) QHD+(2,960 × 1,440) (1,792 × 828)
OS Android 9.0 iOS 12
CPU Snapdragon 845 A12 Bionic
メモリ(RAM) 4GB 3GB
ストレージ(ROM) 64GB / 128GB 64GB / 128GB / 256GB
外部メモリ ×
バッテリー 2,915mAh 3,430mAh 2,942mAh
アウトカメラ 約1,220万画素 / F値1.8
光学手ブレ補正
1,200万画素 / F値1.8
光学手ブレ補正、ポートレートモード
インカメラ 約800万画素 / F値2.2(広角)
約800万画素 / F値1.8(標準)
約700万画素 / F値2.2
ポートレートモード
通信速度 受信時最大794Mbps 送信最大75Mbps
Bluetooth Bluetooth 5.0
生体認証 指紋認証 Face ID(顔認証)
おサイフケータイ Apple Pay
ワイヤレス充電(Qi)
防水・防塵 IP68 IP67
イヤホンジャック ×
カラー クリアリーホワイト、ジャストブラック、ノットピンク (PRODUCT)RED、イエロー、ホワイト、コーラル、ブラック、ブルー
価格(税別) 64GB:95,000円
128GB:107,000円
64GB:119,000円
128GB:131,000円
64GB:84,800円
128GB:90,800円
256GB:101,800円

動画再生やアプリゲームに必須!「ディスプレイ性能」はPixel 3 XLが有利


画像引用元:Google Pixel 3・Google Pixel 3 XL | 製品 | NTTドコモ

スマホで動画再生や3Dアプリゲームをするなら、高精細で発色の良いディスプレイを選びたいところ。その点では、3機種のなかではPixel 3 XLが優れています。

まずPixel 3はどちらも有機ELディスプレイが搭載されていますが、iPhone XRは同時に発表されたiPhone XS/XS Maxと異なり液晶ディスプレイを採用しています。現時点では有機ELディスプレイの方が上位のディスプレイに位置付けられており、各社のハイエンドモデルも軒並み有機ELディスプレイを採用しています。

液晶に比べると、発色の良さにおいて有機ELの方が優れており、コントラスト比もPixel 3の100,000:1に対し、iPhone XRは1,400:1と開きがあります。また、Pixel 3 XLは解像度もQHD+(2,960 × 1,440)と高精細です。ディスプレイの表現力においては、全面的にPixel 3の方が優秀といえるでしょう。

iPhone XR搭載A12 Bionicの「処理性能」が圧倒的


スマホの処理性能に大きく関わるのは、CPU(チップ)とメモリです。Pixel 3は、Androidの現行最高スペックを誇るクアルコム製のSnapdragon 845、メモリは4GBを搭載。秋冬モデルでいえば、ソニーのXperia XZ3やサムスンのGalaxy Note9にも同型のCPUが搭載されています。

iPhone XRのCPUは、自社製のA12 Bionic。iPhone XS/XS Maxにも搭載されているチップセットです。メモリの容量は非公開ですが、3GBと判明しています。

レビューメディアのTom’s Guideが公開したデータによると、ベンチマークが計測できるアプリ「Geekbench 4」で計測したマルチコアスコアは、Pixel 3 XLの7,684点に対し、iPhone XRが11,312点と、iPhone XRの圧勝という記録が出ています。

Pixel 3の処理性能が悪いということでは決してありませんが、Antutuなどのベンチマークでも、A12 BionicのスコアはAndroidのハイエンドスマホを凌いでおり、iPhone XRでもその実力が如何なく発揮されているようです。処理性能はiPhone XRの方が優秀といえます。

新iPhone XRが予約必須の理由|高性能LCDと最新A12で品薄予測

両機種ともシングルカメラながら高性能!カメラ性能は共通点多し


近年、スマホのハイエンドモデルでスペック競争が顕著なのが搭載されているカメラの性能です。iPhone XRと同時に発表されたiPhone XS/XS Maxにはデュアルカメラ、HUAWEIの最新モデルMate 20シリーズにはトリプルカメラまでも搭載されました。加えて、iPhoneのポートレートモードのような人物の背景にボケ感を出す機能がトレンドになっています。

その点、Pixel 3とiPhone XRは搭載されているカメラも共通する部分が多いモデルです。両機種ともシングルカメラ搭載で、画素数はPixel 3の1,220万画素対して、iPhone XRは1,200万画素。レンズの明るさを示すF値も1.8と同等です。写真の発色はどちらも自然で、撮影した写真を並べてみても甲乙つけがたい仕上がりです。

注目ポイントの「背景にボケ感のある写真」は、両機種ともシングルカメラながら搭載しています。人物の輪郭の認識精度を加味すると、カメラ性能はややiPhone XRに分がある印象です。

AIやGoogleと連携した機能など、真新しさではPixel 3に軍配


画像引用元:Google Pixel 3・Google Pixel 3 XL | 製品 | NTTドコモ

スマホのスペックというと、搭載されているCPUやディスプレイなど、ハードウェアの面が注目されることが多いですが、Pixel 3はそこにソフトウェアとAIを組み合わせることによって多数の新しい機能が実現しています。

すでに紹介したカメラ性能ひとつをとっても、PixelはAIによる画像認識や色補正が優れています。トップショットと呼ばれる機能では、被写体を撮影すると複数枚の写真の中からベストショットを自動で選出します。夜景や望遠など撮影が難しい場面でも、AIが自動で色を補正することで綺麗な写真を記録することが可能です。

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