格安SIM・格安スマホ 格安SIM乗り換えガイド
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大々的にテレビCMを打つ会社も増え、ここ数年で知名度が上がってきた格安SIM。毎月の携帯利用料を節約するために、格安SIMを活用するユーザーも着実に増えています。

既に格安SIMに乗り換えた方も、これから乗り換えを検討している方も、せっかく格安SIMを利用するなら、できるだけ節約したいものです。本記事では、人気13社の料金プランを比較し、利用者の大半を占める500MB~7GBのデータ容量それぞれでもっとも安いプランを検証します。

まずは、自分に合ったデータ容量の選び方を紹介していますので、プラン選びで迷っている方は、そちらからチェックしてみてください。

データ容量の選び方


ひとことに格安SIMといっても、各社が提供しているプランやサービスの内容はさまざま。まずは自分の使い方に合ったデータ通信量を知ることが大切です。

容量の単位

料金表などに載っている容量の単位は、基本的にはGB(ギガバイト)で表されています。

主に使われる単位としては下から「KB(キロバイト)→MB(メガバイト)→GB(ギガバイト)」となっており、それぞれ1,024で繰り上げとなります。キリが悪いのは、2進数を利用するコンピューターに合わせているためです。

格安SIMのメインのデータ容量

格安SIMは主に500MBから30GBまで幅広いプランを展開しています。キャリアよりも細かく設定されていることも多く、格安SIMユーザーは自身の使い方に合った無駄のないプランを選べるようになっています。これも格安SIMが毎月の利用料金を安くできる理由のひとつです。

格安SIMで主流となっているのは1~3GBのプラン。総務省が調査した29年度のデータによると、キャリアユーザーで一番多いデータ容量が3~7GBであるのに対して、サブブランド(UQモバイルやY!モバイル)と格安SIMのユーザーの6割以上が、3GB以内のプランを選択しています。

逆に言えば、キャリアユーザーでも、毎月1~3GBのデータ容量しか使っていない方は、格安SIMへの乗り換えでよりお得になる可能性が高いということです。

データ通信量の目安

使用する機能やアプリケーションごとに、データ通信量1GBあたりの目安も確認しておきましょう。

  • Webサイト閲覧(300KB) – 約3,300ページ
  • Youtube(標準画質) – 約4時間前後
  • LINE音声通話 – 約2,000分

そのほかメールやLINEなどテキストベースのアプリは、通信量も限りなく少ないので、あまり気にする必要はありません。SNSの中でもTwitterやInstagramは画像や動画が多いので、ヘビーユーザーはおそらく1GBでは足りないでしょう。

一番お手軽なのは、現在の通信会社で月々のデータ通信量を見ることです。スマートフォンの使い方の見直しにもなるので、一度確認してみてはいかがでしょうか。

自宅のWi-FiやWi-Fiスポットを活用

できるだけデータ通信量を抑えたい場合は自宅のWi-Fi環境が必須です。職場や学校のWi-Fi環境を利用できるなら、さらに通信量が少なくて済みます。また、オプションで提携Wi-Fiスポットを利用できるようになる格安SIMもありますので、ぜひ活用したいところです。

データ容量ごとの最安プランは?


ここからは、格安SIMが提供するデータ容量ごとの最安プランベスト3を検証していきます。プランはすべて通話機能のついた音声SIMプランから選択。1番利用者の多い3GBまでのプランを中心に紹介します。

各データ容量の対象となるユーザーと、格安SIM各社の特徴にも触れていますので、気になる方はチェックしてみてください。対象となる人気13社は以下の通りです。

  • 楽天モバイル、OCNモバイルONE、IIJmio、mineo、BIGLOBEモバイル、NifMo、DMM mobile、ロケットモバイル、イオンモバイル、U-mobile、LinksMate、LINEモバイル、DTI SIM

格安SIMの中でも、UQモバイルとY!モバイルのサブブランド系は、サービスの充実で差別化を図っており、少し高めの価格設定なので、最安比較からは省きます。

500MB | 外ではほぼ使わない


自宅や職場ではWi-Fiを使い、移動中も連絡以外にスマートフォンを使わない方は、500MBのプランがある格安SIMを選ぶと最安です。キャリアから格安SIMへの乗り換えでは一番恩恵を受けられるデータ容量でしょう。500MBのプランを用意しているのは13社中2社だけです。

1位:イオンモバイル 音声500MBプラン (1,130円)

最安はイオンモバイルの音声500MBプラン。月額1,130円とかなり格安です。その上は1GBのプラン(月額1,280円)で、データ通信量に応じて細かくプランが設定されています。使い切れるかどうかはともかく、最大50GBのプランもあり、ユーザーの選択肢も幅広いです。

イオンモバイルの特徴

イオンモバイルはショッピングモールでお馴染みのイオングループが提供している格安SIMで、全国のイオン店舗から乗り換えできます。店舗も多いので即日受け取りも簡単。また、解約金もありませんので、格安SIMを試してみるのにも向いています。もちろんWebからの申し込みも可能です。

2位:mineo デュアルタイプ Aプラン 500MB (1,310円)

mineoの500MBプランは月額1,310円。mineoの回線はau(Aプラン)とドコモ(Dプラン)から選択可能で、Aプランの方が多少割引された価格になっています。

mineoの特徴

mineoは格安SIM内のシェア第4位。料金プランも豊富で使いやすい格安SIMです。「フリータンク」と呼ばれる全ユーザー間でパケットシェアできるシステムがユニークで、使わない月はシェアして、外出が多い月は引き出すといいう、他社とは一味違った使い方もできます。

3位:mineo デュアルタイプ Dプラン 500MB (1,400円)

同じくmineoのデュアルタイプのDプランの500MBは、月額1,400円で利用できます。au回線からau回線、ドコモ回線からドコモ回線の乗り換えは、前の通信会社でのSIMロック解除が不要になるケースがありますので、乗り換えの際は同じ回線のプランを選ぶ方が多いと思われます。

1GB | ちょっとしたメールやSNSチェック


格安SIMユーザーでは利用者も多い1GBプラン。データ通信はちょっとしたメールやSNSの利用に留まる方は、1GBプランがおすすめです。500MBに比べて、プランを用意している格安SIMがぐっと増えるので、ユーザーの選択肢も広がります。

加えて、UQモバイルやY!モバイルといったサブブランド系でも、容量1GB増量(計2GB)+2,000円を切るプランを用意しているので、快適な通信を重視するユーザーは、そちらも選択肢に入ってきます。

1位:LinksMate 音声通話機能SIM 1GBプラン (1,100円)

1GBプランの最安価格は、LinksMate 1GBプランの1,100円です。500MBを合わせても最安プランですが、通信速度が上り下りともに最大2Mbpsになります。

これは最大速度が出ても動画の再生やアプリのダウンロード(アップデート含む)が難しい速度なので、どちらかといえば使用が限定的な方向けのプランです。

LinksMateの特徴

LinksMateはサイバーエージェントが提供する格安SIMです。月額500円のカウントフリーオプションという使い放題オプションに加入すると、サイバー系のゲームやアプリ(アイドルマスターシリーズ、グランブルーファンタジー、AbemaTVなど)と、一部SNS(Twitter、Instagramなど)がやり放題。

対象となるアプリの通信は月のデータ通信量に含まれず、いつでも下り最大375Mbpsの速度で通信可能です。低速な1GBのプランもオプションと併用することでデメリットが減少します。

2位:LINEモバイル LINEフリープラン (1,200円)

コミュニケーションアプリで知られるLINEが提供するLINEモバイル。LINEの使用がフリーとなるLINEフリープランは1GBのみのプランで、月額利用料が1,200円です。家族との連絡などもLINEだけという方にはおすすめできます。

ただし、LINE通話はインターネット回線を利用したIP通話ですので、ネット環境がなければつながらない点は注意が必要です。

LINEモバイルの特徴

LINEモバイルはドコモ回線とソフトバンク回線から使用する回線を選択できます。

上記のプランのほかには、LINE、Twitter、Facebook、Instagramのデータ通信がフリーになるコミュニケーションフリープランを、3GB(1,690円)、5GB(2,220円)、7GB(2,880円)、10GB(3,220円)で提供しています。SNSの利用に特化した格安SIMです。

2位:DTI SIM 音声プラン 1GB (1,200円)

LINEモバイルと同額1,200円で提供しているDTI SIMの音声プラン。他社と比較しても、各データ容量とも安く、価格設定が優秀です。1GB~10GBまであるデータ容量の中から選択可能です。

DTI SIMの特徴

DTI SIMは通信業者ドリーム・トレイン・インターネットが提供する格安SIM。価格設定が売りの基本プランのほかに、データ容量7GBでYouTube、Twitter、radiko、マイナビサイトが自由に使えるDTI見放題SIM(月額2,430円)もあります。

LINEモバイル公式サイトを見る

3GB | SNS、ブラウジング、ちょっとしたLINE通話など一般的な使い方


多くの格安SIMがプランを提供している主流なデータ容量。ブラウジングやSNSなど一般的な使い方であればカバーでき、料金も2,000円を切るため、価格とサービスのバランスが良好です。

1位:ロケットモバイル Dプラン 3GB (1,400円)

ロケットモバイルのドコモ回線を使用したDプランが3GBで1,400円と最安。Y!モバイルの回線を使用したロケモバプレミアムプランもありましたが、現在は受付停止されています。

ロケットモバイルの特徴

ロケットモバイルはエコノミカルが提供している格安SIM。速度200kbpsで使い放題の神プラン(月額948円)が売りのひとつです。

提携先のアプリ等をダウンロードするとポイントが貯まり、利用料金をさらに割り引くことができます。ただし、上述した突然のプラン停止など、ユーザーサポートに不安を感じるので、上級者向け格安SIMです。

2位:DTI SIM 音声プラン 3GB (1,490円)

1GBにもランクインしたDTI SIMの3GBプランが月額1,490円で2位です。全体として良心的な価格のDTI SIM。データ通信プランに限られますが、6ヵ月間無料の半年お試しプランもありますので、一度通信環境を試してみるのもおすすめです。

3位:DMM mobile 通話対応SIMプラン 3GB (1,500円)

DMM mobileの通話対応SIMプランの3GBが1,500円で3位です。複数枚利用にはさらにお得なシェアコースも用意されています。

DMM mobileの特徴

DMM mobileはECサイトや動画配信サービスで知られるDMM.comが運営しています。取り扱い端末やオプションサービスも豊富で、料金プランも割安と総合力の高い格安SIMです。

5~7GB | データ通信をバリバリ使うミドルユーザー向け


動画視聴などにもデータ通信を使えるミドルユーザー向けのデータ容量。“格安”感が薄れる価格帯なこともありプランも少なめで、利用する格安SIMユーザーの数も多くないのが現状です。

5GBのプランの最安

  1. ロケットモバイル Dプラン 5GB (1,800円)
  2. DMM mobile 通話対応SIMプラン 5GB (1,910円)
  3. DTI SIM 音声プラン 5GB (1,920円)

いずれも安さに定評のある格安SIMが再びランクインしています。

6GBのプランの最安

  1. イオンモバイル 音声6GBプラン (1,980円)
  2. OCNモバイルONE 標準コース 6GBプラン (2,150円)
  3. BIGLOBEモバイル セレクトプラン 6GB (2,150円)

6GBのデータ容量は提供している会社が少ないので、穴を埋めるようにOCNモバイルONEとBIGLOBEモバイルがランクイン。どちらもシェア率の高い大手で、サービスやプランが豊富です。6GBをカバーしているのもそうした選択肢の充実度ゆえでしょう。両格安SIMの特徴も記載しておきます。

OCNモバイルONEの特徴

OCNモバイルONEは、NTTコミュニケーションズが運営する格安SIMです。格安SIM内のシェア率はIIJmioに次ぐ第3位。通話料上位3人分が無料になるトップ3かけ放題など、他社にはない通話オプションがあるのが強みです。

BIGLOBEモバイルの特徴

固定回線のプロバイダに利用している方も多いBIGLOBEの格安SIM。回線はドコモとauから選択可能。YoutubeやAbemaTV、radikoなどが使い放題になるエンタメフリーを筆頭に、オプションサービスが充実しています。

BIGLOBEモバイル公式サイトを見る

7GBのプランの最安

  1. NifMo 音声通話対応 7GBプラン (2,300円)
  2. ロケットモバイル Dプラン 7GB (2,400円)
  3. DMM mobile 通話対応SIMプラン 7GB (2,560円)

7GBを提供しているのは13社中4社です。

NifMoの特徴

NifMoはプロバイダのニフティが運営する格安SIM。3GB、7GB、13GBとプランは少なく、他社と差別化が図れるようなユニークなサービスもないですが、現在通信速度は良好で、ユーザーの評判もいいです。ユーザーが増えていった場合は低速化するかもしれませんが、現状ねらい目な格安SIMかもしれません。

さらに割安な料金プランも試してみては?


多くの企業が参入し、価格競争も激化傾向の格安SIM。企業のネームバリューがあり、シェア率の高い楽天モバイルやIIJmioが1つもランクインしていないのも特徴的です。

一方、ロケットモバイルやDTI SIM、DMM mobileなどは、料金プランで勝負しているので各データ容量とも割安になっています。

格安SIMは2年縛り解約金がないことも多いので、より割安な料金プランを提供している格安SIMを試してみるのもいいのではないでしょうか。意外なところでぴったりなプランが見つかるかもしれません。

なお、本記事のデータ容量の割合やシェア率は以下のデータを参照しています。
総務省 | 電気通信市場の分析
総務省 | 電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表

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