2019年6月1日から受付開始となった「新auピタットプラン」は、2017年に提供された「auピタットプラン」の新しいバージョンとなります。
今回は新auピタットプランについて詳しく解説したあと、旧auピタットプランと比較してみて、実際にプランを変更すると得する人はどんな人なのか?について検討します。
auの料金プランを比較|利用頻度別でおすすめのプランを解説機種 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 |
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本体 | iPhone SE3![]() | AQUOS wish![]() | arrows We![]() | AQUOS sense6![]() |
価格 | 34,615円~ | 22,001円~ | 21,068円~ | 32,430円~ |
特徴 | コスパの良さが魅力 Apple最新スマホ | 飽きずに長く使える カジュアルスマホ | 初心者でも使いやすい シンプルなスマホ | 初心者でも使いやすい バランススマホ |
購入 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
auの新料金プランが2019年春から登場
2019年春に発表され続々と受付開始されている、auの新料金プラン。新auピタットプランの他に、auデータMAXプランやauフラットプラン7プラスが登場しました。
しかし新auピタットプランは2017年に登場したauピタットプランと名前が似ており、実際は何が新しくなったのかが分かりにくいですよね。
まずはauが大きく打ち出した新料金プランが、従来の旧料金プランとどのような違いがあるのかについて見ていきましょう。旧プランをお使いの方も参考にしてください。
2019年から始まる新料金プランは、これまで通話スタイルから選択していた料金プランとは違い、データ容量スタイルから選択する料金システムになっています。
通話メインの旧プラン、データメインの新プラン
旧料金プランでは、カケホ・スーパーカケホといった「国内通話がどれだけ無料でかけ放題か?」という観点からプランを選択してきました。
データ容量は通話プランにプラスの月額料金を追加する形で選択していくシステムでした。しかし、無料通話アプリの台頭により通話の需要が減ってきました。
そのため新料金プランからは、動画アプリやSNSを使う若い人向けにデータ容量をメインの料金プランにして、通話はプラスの月額料金を追加する形になりました。
新料金プランからの変更点
新料金プランは「データ容量メインで、通話プランはオプション制」に変更となった以外にも何点かの変更点があります。
1つは、旧料金プランで実施されていた「毎月割」サービスが撤廃されたことです。毎月割がないため、他の割引サービスを適用させる必要があります。
もう1つは、テザリングが無料になったことです。スマホのデータをWi-Fi代わりにしてタブレットやPCをネットに繋げる機能ですが、従来では別途料金がかかっていました。
新auピタットプランとは
まずは2019年6月1日からスタートした新auピタットプランの詳細について確認していきましょう。このプランは、使ったデータ容量に応じて毎月の月額料金が変わります。
データ使用量を〜1GB・〜4GB・〜7GBの3段階に区分して、使ったデータ容量に応じて金額が変わります。使用したデータ容量が低いほどおトクになる料金体系です。
最大でも月7GBまでの使用となるので、7GB以上のデータ容量を超えてしまうと残りの当月末までは速度制限の状態になってしまいます。
基本料金
月額の基本料金は以下の通りです。
データ利用量 | 〜1GB | 〜4GB | 〜7GB | |
ご利用料金 | 2年契約適用時 | 2.980円/月 | 4,480円/月 | 5,980円/月 |
継続利用による料金割引未加入時 | 4,480円/月 | 5,980円/月 | 7,480円/月 |
国内SMSは受信無料、送信は1通(〜70文字)につき3円がかかります。また、国内通話は30秒につき20円が別途かかるのでご注意ください。
基本料金の内訳は【基本料金+データ定額料+LTE NET】です。基本料金は2年契約を結ぶと980円/月、結ばなければ2,480円/月で料金が大きく変わります。
データ定額料は1,700円/月(〜1GB)、3,200円/月(〜4GB)、4,700円/月(〜7GB)と使用した毎月のデータ量によって値段が変わります。
LTE NETはインターネット使用料として毎月300円が徴収されます。これらを組み合わせると、最低でも月2,980円かかるということになります。
電話が多い人向けの通話オプション
電話が多い方にとっては、国内通話30秒につき20円だと毎月の通話料金が高額になってしまいますよね。そんな方のために通話オプションが用意されています。
1回5分以内の国内通話が24時間かけ放題の「通話定額ライト」は+700円/月、国内通話が24時間かけ放題の「通話定額」は+1,700円/月で追加できます。
通話アプリを所有していない家族との電話や、ビジネスシーンの電話を個人のスマホでも行うという方にはこちらの通話オプションの加入をおすすめします。
現在、「通話定額ライト」のスタートキャンペーンとして、適用してから12ヶ月間は+700円/月のところを+500円/月で利用できます。
2019年au新料金プラン3つを比較|適用条件と変更で得する人割引サービス
新auピタットプランには「毎月割」の割引サービスが適用できない代わりに、以下の割引サービスを適用させることが可能です。
- auスマートバリュー:1GB〜7GBの使用で、翌月から-500円/月の割引(永年)
- 家族割プラス(2人):翌月から-500円/月の割引(永年)
- 家族割プラス(3人以上):翌月から-1,000円/月の割引(永年)
auスマートバリュー
auスマートバリューとは、auのスマホユーザー向けの割引サービスです。毎月の月額利用料金が永年で割り引かれるおトクなサービスになります。
適用させるには、ご自宅のネット+電話などブロードバンドを「auひかり」他対象の固定通信サービスに加入、または「auスマートポート」の購入・契約が必要です。
もともとご自宅がauひかりといった対象のブロードバンドを利用している場合は、auスマートバリューに登録(無料)するだけなのでぜひ確認してみてください。
家族割プラス
家族割プラスは、新料金プランの登場と同時に誕生した新しい割引サービスです。その名の通り、家族での利用が3人以上でおトクになるサービスとなります。
同居家族内でauユーザーが自分を含め2人以上いる場合は、家族割グループというグループに加入するだけで永年月額料金が割引されます。
ただし、グループ内に2人・3人以上という2段階で区分されるので、3人でも5人でも割引料金は変わらないのでご注意ください。
auスマートバリューに加入していれば、同居していない別居家族もグループに加入することが可能です。同居内に2人しかいない場合は確認してみましょう。
2019年9月末まで家族割プラス スタートキャンペーン中
2019年6月1日〜2019年9月30日の期間は、新しい割引サービス「家族割 プラス」のスタートキャンペーンとして未加入の方でも毎月-1,000円割引されます。
- 2019年6月1日から受付開始となった「auピタットプラン」の新しいバージョン
- 旧プランは通話メイン、新プランはデータメインの料金設定
- 新auピタットプランはデータ使用量を〜1GB・〜4GB・〜7GBの3段階に区分して、使ったデータ容量に応じて金額が変わる
- 電話が多い人は通話オプションがおすすめ
旧auピタットプランと比較してみた
それでは新auピタットプランを、旧auピタットプランと比較してみていきましょう。比較方法は、基本料金・割引サービス適用の場合の2つに分けて料金を比較してみます。
旧auピタットプランも、新auピタットプランと同様に毎月に使用したデータ利用量によって月額料金が変動するという料金システムになっています。
異なる点は、新auピタットプランの料金変動は3段階なのに対して、旧auピタットプランは〜1GB・〜2GB・〜3GB・〜5GB・〜20GBの5段階で変動しています。
新auピタットプランでは7GBを超えると当月末までは速度制限となりますが、旧auピタットプランは月額最大利用データ量が20GBまでなので速度制限にもなりにくいです。
基本料金
基本料金から比較してみましょう。
データ利用料 | 新auピタットプラン | (旧)auピタットプラン |
---|---|---|
〜1GB | 2,980円/月 | 2,980円/月 |
〜2GB | 4,480円/月 | 3,980円/月 |
〜3GB | 4,980円/月 | |
〜4GB | 5,980円/月 | |
〜5GB | 5,980円/月 | |
〜7GB | 6,980円/月 | |
〜20GB | - |
新auピタットプランの基本料金は2年契約適用時・旧auピタットプランの基本料金は通話タイプをシンプル・2年契約適用時の場合の金額となります。
旧auピタットプランでは通話タイプをカケホ・スーパーカケホ・シンプルの3タイプから選択し、それによって月額料金が変わります。
シンプルタイプは国内通話が30秒につき20円かかるため、新auピタットプランのオプションなしと同じ通話プランになります。
1回5分以内の国内通話が24時間かけ放題のスーパーカケホはシンプルの月額料金に+500円/月、国内通話24時間かけ放題のカケホは+1,500円/月となります。
※いずれも2年契約適用時の金額となります。2年契約(自動更新なし)または継続利用による料金割引未加入時の場合は別途金額が変わります。
基本料金で見てみると新auピタットプランの方が、3GB〜7GBの利用が最大で1,000円もおトクですね。
割引サービス適用の場合
続いては割引サービスをそれぞれに適用した場合の月額料金を比較してみましょう。新旧auピタットプランでは、どちらとも毎月割が適用されません。
新auピタットプランにはauスマートバリュー・家族割プラスが、旧auピタットプランにはauスマートバリューのみ適用が可能なのでそれぞれを適用してみましょう。
新auピタットプランの場合は以下の通りになります。
データ利用量 | ~1GB | ~4GB | ~7GB |
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利用料金 (2年契約適用時) | 2,980円/月 | 4,480円/月 | 5,980円/月 |
auスマートバリュー | - | -500円/月 | -500円/月 |
家族割プラス (~9月30日までは未加入でも-1,000円) | -1,000円/月 (3人) |
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-500円/月 (2人) |
|||
- (未加入時) |
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合計 (家族割3人適用時) | 1,980円/月 | 2,980円/月 | 4,480円/月 |
旧auピタットプランの場合は以下の通りになります。
データ利用量 | 〜1GB | 〜2GB | 〜3GB | 〜5GB | 5GB〜20GB |
---|---|---|---|---|---|
利用料金 (シンプルタイプ・2年契約適用時) | 2,980円/月 | 3,980円/月 | 4,980円/月 | 5,980円/月 | 6,980円/月 |
auスマートバリュー | - | -500円/月 | -1,000円/月 | ||
合計 | 2,980円/月 | 3,480円/月 | 3,980円/月 | 4,980円/月 | 5,980円/月 |
旧auピタットプランでは最大1,000円割引のauスマートバリューのみの割引サービスとなっていて、新auピタットプランに比べると割引額も劣ってしまいますね。
7GBを利用した場合、新auピタットプランでは4,480円/月・旧auピタットプランでは5,980円/月と1,500円も新auピタットプランがおトクになります。
auユーザーにお勧めのクレジットカード3選|携帯料金も買い物も安くなる旧プランから料金プランのみの変更は不可能?
auピタットプラン・auフラットプランを利用中の方や2017年7月13日以前に端末購入を伴う機種変更をして旧料金プランを利用中の方は機種変更なしに変更が可能です。
ただし、その他の料金プランを利用している方や2017年7月13日以降に端末購入を伴う機種変更をしている方は端末購入なしの変更ができません。
料金プランのみを変更するには、店頭またはMy auから申し込むことで翌月から新auピタットプランが利用できます。
新auピタットプランはこんな人におすすめ
- 家族内にauユーザーが2人以上いる人(自分を含めて)
- auスマートバリューに加入済み・もしくは加入出来る人
- 月最大7GBまでの利用で問題がない人
やはり家族割プラスの割引が適用されるかどうかが、旧プランよりおトクに使えるかの鍵になります。3人以上で-1,000円/月の割引になるのは大きいです。
ただし、旧auピタットプランは20GBまで6,980円/月で利用できるところがポイントです。新auピタットプランは、普段0~4GBとあまりデータを使わない方におすすめです。
ユーザーの利用スタイルによっておトクかどうかが変わる
新auピタットプランは旧auピタットプランと同様に毎月のデータ利用量に応じて月額料金が変動するため、ユーザーの利用スタイルによっておトクかどうかが変わります。
新しく家族割プラスという魅力的な割引サービスが登場したので、旧auピタットプランであまりデータ利用量を使用していない方は変更してみてはいかがでしょうか。