auからソフトバンクに乗り換えるために確認するべき手順と準備

  • 24.03.14
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  • ※本記事は21.01.17に作成された記事です。最新情報は公式ページをご確認ください。

auからソフトバンクへ。乗り換えを決断する背景には色々な状況があるかと思われますが、多くの人が現況よりもより経済的にお得に、そして納得のサービスを受けた上での機種変更をしたいと考えるでしょう。

各キャリア顧客を確実に維持するのが困難になってきている中、より多くのユーザーの心を掴むのにあらゆる対策を持ってサービスを展開してきています。

どこへ乗り換えるのも判断は消費者に委ねられる現状で、より詳細な情報を知りたいのは共通した意識になっているところ、そこで今回はauからソフトンバンクに乗り換える場合に限定して、その確認しておくべき手順と準備について詳しく記事にしていきます。

auからドコモへ乗り換えも考えている方は別記事で紹介していますので参考にしてください。

auからソフトバンクへ、乗り換え時に必要なものは?


現在であればオンラインで全ての手続きを行うことも出来ますが、状況を問わず前もって用意しておきたいものが以下になります。いずれも携帯電話契約等には必要不可欠なものなので、確認しておくとよいでしょう。

  • 現在お使いのauの携帯電話
  • 契約時に設定した4桁の暗証番号
  • 本人確認書類
  • 支払い手続きに必要なクレジットカード、又はキャッシュカード

※4桁の暗証番号は、予約番号取得時にナビの途中で提示を求められますが、もし忘れていても直接オペレーターに繋げてくれるので、なくても大丈夫です。又、本人確認書類もショップで契約するのでなければ必要ありません。

ソフトバンクからauへの乗り換え手順

予約番号取得から契約まで

MNPとは(Mobile Number Portability)の頭文字をとったもので、キャリアを変更しても現在使用している電話番号を次のキャリアでも利用できるサービスです。当然ですが、番号にこだわらなければ敢えて利用する必要はありません。

ただ、殆どの方がMNPで新たなキャリアで契約したい、同じ番号を継続して使用したい、と考えているかと思いますので、ここではMNPをする手順を以下に示していきます。

①auからMNP予約番号を取得する

②ソフトバンクで端末を選ぶ

③ソフトバンクで契約する

auからMNP予約番号を取得する

現在使用しているauから、まずはMNPをする時に必要な予約番号を取得します。取得する方法は全部で三種類。

  • お手持ちのau携帯からでの手続き
  • auショップ店頭での手続き
  • お電話での手続き(0077-75470にダイヤルしナビに従ってオペレーターにコンタクトする)

この三つのうちオススメな上に短時間で済む方法は電話でのお手続きで、オペレーターと繋がってスムーズに手続き出来れば10分程度。オペレーターまでは平日の午前中が比較的繋がり易いようです。(受付時間は9時~20時となっています)

【予約番号発行時のオペレーターからの説明事項】

予約番号発行に際してauのオペレーターからは、以下のような説明があります。

  • 予約番号の有効期限は15日間
  • 保有していたポイントは消滅する
  • 2年契約をしていて、2年未満に解約となる場合は契約解除料(10,260円)がかかる
  • MNPは転出手数料、転出先で新規契約料各(3,240円)がかかる
  • 端末の分割残債がある場合は引き続き支払いがある
  • 解約した月の基本使用料は日割り計算、又毎月割は前月利用分で終了

お電話の際、オペレーターから引き止めの話があるかと思いますが、ポイントをもらったりする意思がなければ、『家族とキャリアを合わせたい』など、適当な理由を言ってやり過ごしましょう。

オペレーターから何か提案がある場合、大抵は引き止めポイントの提供で機種変しませんか?か、UQモバイル(MVNO)の紹介等があります。(このあたりはオペレーターによって様々なようです)

その後、説明内容に同意すれば口頭で予約番号を伝えてくれます。(しばらくした後、SMSメールでも番号とその他の注意事項などが送られてきます)

auからMNP予約番号を取得。発行に必要な費用と手順

ソフトバンク携帯。契約するのはどこで?


auから予約番号を入手出来たら、後はソフトバンクで端末を選び契約していくだけなのですが、そもそもソフトバンク携帯はどこで契約するものなのでしょうか?

ソフトバンクショップでの契約

看板が目印のソフトバンクショップは、全国いたるところに点在しており、郊外では駐車場もあるところが殆どなので、ご利用はされやすいかと思います。(Googleで検索すれば、最寄りのソフトバンクショップが直ぐに見つかります)待ち時間が気になる場合は、前もって予約しておけば優先案内を受けられます。

店内には教育されたスタッフがおり、知識も豊富なので契約や料金プランの相談など、気軽に利用することが出来ますが、ショップや店員によっては評判の良くないところもあるようなので、接客対応に於いては運次第と言わざるを得ないところがあるかもしれません。(ネットで各店舗のクチコミなどを調べてみると良いでしょう)

ただし、ショップそのものは代理店であり、直営店ではないため端末代金の頭金やオプション、インターネットの光ブロードバンドサービスなどとのセット割などの販売で店の利益をあげているので、それらの営業や場合によっては割引と引き換えに強制加入させることもあります。ショップへ赴く際はこれらのことをある程度頭に入れておいた方がいいでしょう。

また、以前はソフトバンクショップを検索する時に、『プレミアムショップ認定』という接客対応に於いてワンランク上の認定を受けた表記がされていたのですが、今ではその制度はなくなっているようです。

家電量販店での契約

家電量販店といえば、ヤマダ電機やヨドバシカメラなどの家電屋さんですが、ご存知の通りこれらの店内にも各キャリアの代理店が入っています。それぞれのキャリアのスタッフがそれぞれのユニフォームで店内に常駐しており、接客も丁寧で知識も豊富です。

こちらで端末を購入した場合、一括購入であればその家電量販店でのポイントがつくことありますが、ソフトバンクショップ同様に代理店なので頭金がかかり、キャンペーンの適用やポイント還元を理由にオプションやアプリへの加入を促されたりします。

【ショップでの予備知識】
上記のソフトバンクショップの代理店に於いて、ショップスタッフの接客レベルを計る上でちょっとした目安になるものがあります。それはスタッフが左胸につけているバッジ。

お父さん犬(白戸次郎)を模したバッジで、お父さんが星のついた帯を持っているのですが、この星の数が多い程接客スキルの高いソフトバンククルーなのだそうです。

これは、ソフトバンクによる接客サービス向上のための資格認定制度で、以下の5段階でわけられており、ショップで相談する時の目安にもなるでしょう。

☆…アドバイザー
☆☆…チーフアドバイザー
☆☆☆…ショップエキスパート
☆☆☆…ショップディレクター
☆☆☆☆☆…エグゼクティブショップディレクター


画像引用元:https://www.softbank.jp/shop/service/staff-qualification/
※☆4つがないのが気になるところですが、一つの目安にはなるかと思います。また、SAと書かれたバッジを付けているスタッフはスマホアドバイザーという相談役になるので、何かわからないことがあればこちらスタッフに相談するのも良いのではないでしょうか。

ソフトバンクオンラインショップでの契約

オンラインショップはソフトバンクの直営店であり、頭金やオプションの加入などを勧められることもありません。オンラインショップを利用することのメリットについては以下が挙げられます。

  • 日本全国送料無料
  • 24時間購入可能
  • オンラインなので待ち時間ゼロ
  • Tポイントカードが使える
  • オンラインショップ限定キャンペーンなどもあり

これらのように、ショップで感じる煩わしさがないのが非常に大きなメリットなのですが、一つ難点なのは端末機種を実際手に取って触ることが出来ないことでしょうか。その場合ももし、実際に手に取った時に商品が気に入らなければ、商品到着後8日以内であれば、返品可能となっています。

ソフトバンクの機種変更はオンラインショップで手続きがオススメ

ソフトバンクオンラインショップの利用の仕方


ネットにつながる環境さえあれば手順に従って操作するだけで、簡単に契約から購入まで手続きすることが可能です。
以下が、端末購入までの手順になります。

①ソフトバンクオンラインショップトップページから『購入機種を探す』を選ぶ
②ご希望の機種を選んで『購入する』を選ぶ
③手続き方法を選択してくださいと出るので、乗り換えの場合はMNPを選択する。
④以下必要な選択事項をチェックして『機種選択に進む』
⑤『容量』『カラー』『分割回数』を選ぶと実質負担金などが出ます。
⑥『料金プランを選ぶ』に進むとプランを選んで細かい内訳が確認出来ます。
⑦最後に、『購入手続きに進む』か『店頭で相談する』と出ます。

後は、購入手続きとなりその時に必要なものが以下になります。

  • 契約者名義のクレジットカード
  • 本人確認書類
  • 連絡用メールアドレス
  • MNP予約番号

乗り換えるためにかかる費用


新規で何かを購入する時、新たに契約する時などには何かと費用がかかるもの、ここでは、MNPでauからソフトバンクへ乗り換えをする時に必要になる費用をチェックしていきましょう。

予約番号取得で費用はかかる?

MNP予約番号を取得する時点ではまだ費用はかかりませんが、予約番号には有効期限があるので注意が必要です。有効期限は発行した日を含めて15日間になり、もし期限が過ぎてしまっても再発行することが出来ます。

また、予約番号は発行した時点ではまだ解約ではなく、それを使用して次のキャリアで契約をした時点で解約という形となります。

MNPには必ずかかる手数料

MNPをする時、次のキャリアで契約を交わした時点で発生するのがMNP転出手数料と言われるもの。こちらが、auで最後の支払いの時に、月額料金と同時に引き落としとなり、3,240円(税込)がかかってきます。

場合によっては1ヶ月遅れで、転出手数料のみが引き落とされることもあるようなのでご確認下さい。

さらに、転出先のソフトバンクからは契約事務手数料3,240円(税込)が最初の請求に加算されて引き落としとなり、元々利用していたキャリアからと、移転先キャリアの両方から請求されることになります。

どんな時に払う?契約解除料

こちらについて気になる方は多いでしょう、auでは2年契約で自動更新をされている方が多く、『気がついたらいつの間にか契約更新されていた』などという方もいるかと思います。

そもそも、キャリアでの契約期間が2年単位で更新になり、更新日から2ヶ月間が更新月となることがほとんどなので、この2ヶ月間の契約更新のタイミングで解約しない限り、契約解除料10,260円(税込)がかかってしまうことになります。

以下は確認手順です。

①お手持ちのau携帯・パソコンからMy au(ご契約情報)にアクセス

②ご契約のau IDにてログイン

③料金/割引サービスの項目に次回更新年月の記載があります

※基本的に更新期間に変更がない場合は、自動更新となります。

乗り換えにかかる費用の合計

【更新期間にMNPをした場合】

[auより請求]転出手数料3,240円+[ソフトバンクより請求]契約事務手数料3,240円

=合計6,480

【更新期間以外でMNPをした場合】

[auより請求]転出手数料3,240円+[ソフトバンクより請求]契約事務手数料3,240円+
[auより請求]契約解除料10,260円

=合計16,740

このように、auからソフトバンクへのMNPで月々の支払いをより経済的にしたくても、MNPをするための費用で負担が大きくなってしまうこともあるので更新期間を確認した上で、解除料のかからない期間に実行されるのがよいでしょう。

転出先のソフトバンクでのお得なキャンペーン


画像引用元:https://genchan.net/sim/19521/

スマホデビュー割

こちらは毎月の通信料から2,420円の割引があり、さらにこのキャンペーン限定で対象機種端末が特別価格で購入出来ます。加入に必要な条件は、新規・機種変・MNPで異なりますが、MNPの場合以下のいずれかのプランであることが条件です。

  • 「通話定額基本料/通話定額ライト基本料」 + 「データ定額サービス」
  • 「ホワイトプラン」 + 「パケットし放題フラット」

現在では対象機種にiPhone8/iPhone8 Plus等の新機種も入ってきているので、是非適用していきたいキャンペーンです。対象となるかどうかチェックしておきましょう。

下取りプログラム(MNP)

現在お使いの機種が対象機種であった場合、査定完了の翌請求月よりの通信料金が24回の分割割引若しくは、商品券・ポイント等、割引特典の総額相当が付与されます。(ポイントの場合はソフトバンクカードへのチャージ)

こちらの加入条件は、以下になります。

  • 申込者が下取り対象機種の所有者であること
  • 製造番号が確認できること
  • 対象機種が正規に購入されたものであること
  • 他キャリアからのMNPでソフトバンクの指定機種購入であること
  • 「スマ放題/スマ放題ライト」+「データ定額サービス」
    または「ホワイトプラン」+「パケットし放題フラット」へ加入していること
  • MNPで購入の翌月末までに手続きを完了していること
  • 対象機種の電源が入り、初期化されて各種ロック解除されていること

下取り機種と購入端末によっては実質0円にもなります。MNPで機種変しても月々の料金は通信料のみという形も可能なお得なキャンペーンなので、検討してみてはどうでしょうか。

ソフトバンクオンラインショップの新規・MNPで使えるキャンペーン|随時更新

MNPする時の注意点


ソフトバンクからauへのMNPに限らず、MNPに関して多くの人が何らかの利点があることを期待することが多いかとは思いますが、一度現在の状況と比べて結果的にどう変化するのか、は把握しておいた方がよいのではないでしょうか。

それではここでは、MNPをする際に事前に注意しておきたい点やオススメの方法について、いくつか挙げていきたいと思います。

MNPで一儲けはもう出来ない?

MNPのサービスがまだ出始めのころ、MNPで得られるキャリアからのキャッシュバックと、端末を売却してして利益を得るようなビジネスとも呼べないような手法が流行った時期がありました。

これは契約時にかかる費用や毎月の維持費を差し引いた差額分が利益になるので、キャッシュバックの金額が多ければ多い程、いわゆる儲かる話ではあって、それによってMNPを繰り返して利益を得ていた人も当時はたくさんいました。

各キャリア、新規客はほぼ頭打ちを迎え新しいユーザーを確保するのも難しくなってきている中、MNPで乗り換えをしてやってくる顧客は大いに歓迎する存在であるところ、本音を言えば初期段階でいくら払ってでも自社のユーザーに引き入れたいところ。

そうした中での高額なキャッシュバックであったわけですが、現在では総務省からの規制が入り、スマートフォンなどの『実質0円』や本体価格を上回るような還元・キャッシュバック等は取り締まりの対象となっています。

何も知らないユーザーにとっては、こういったサービスは明らかに不公平であり、国も見るに見かねて対応に動いたものかと思われます。

そんな事情があり、MNPにそういったイメージを持ってしまうユーザーが現在でもいるかとは思いますが、あまり期待はしない方がいい現状となっています。

ただ、MNPを現金確保出来る手段として考えることは現在では難しい状況となりましたが、実質的にキャリア替えをすることによって、今よりも通話料を安く出来たり、キャリアの月割引などの端末購入時の分割払いで、よりお得に機種変更を出来たり、MNPをするのに全く利点がないということはないと思います。

ただし、事前にある程度下調べをしておかないと、以前よりも却って月々の通信料が高くなってしまったり、思っていたようなサービスを受けられなかったり、などということになることも考えられますので、MNPを行う際は一度料金シュミレーションをしてみるなど、細かく料金などを把握しておくことが大事なのではないでしょうか。

MNPキャッシュバックを比較|おすすめオンラインショップと注意点

今後主軸になっていくであろうオンラインショップでの端末購入

携帯各社で機種変更や、ちょっとした手続きにせよ、ショップへ赴く時決まって悩まされるのはその待ち時間の多さなのではないでしょうか。下手をすれば貴重な時間を丸一日持っていかれることも珍しくはないでしょう。

そんな煩わしさを回避する唯一の方法が各キャリアのオンラインショップで、オンラインショップには以下のように多くの利点があります

  • 24時間いつでも手続き出来る。
  • 過剰な営業をされない。
  • 手続きで待たされることはない。
  • 端末の種類は豊富に揃っている。
  • 困った時にはチャットで相談できる。

利用してみればわかるかと思いますが、不便に感じる場面は殆どなく、むしろ今後ショップへ出向くことは無駄に感じてしまうのではないでしょうか。

※唯一、端末が直ぐに手元に手に入らないという点にだけは注意が必要で、MNPだとオンラインショップで購入から手元に届くまでに10日程かかる場合があります。

MNP実行の前に・・・

MNP実行の手順として、はじめに予約番号を取得する段取りを説明しましたが、この時におそらく電話での取得を選択していれば、オペレーターからキャリア替えを考え直してくれるよう、引き止めを受けるかと思います。それほど過剰にはされないはずですが、各社ユーザーを失うことは死活問題ですので、当然の行為ではあるかと思います。

ここでもし、少しでも耳を傾ける気持ちがあるのであれば、引き止めポイントなど、非公式に得られるポイントについても頭に入れておくとよいかもしれません。(詳しくは別の記事にも記しているのでそちらを参考にしてください)

auはMNPする時に2万円相当の引き止めポイントが貰えるって本当?

MNPには個人がそれぞれで必要に応じて行うものですが、ある程度の知識を持った上で行うことで、後の損害を未然に防ぐことが出来るかと思います。機種変更で端末購入を検討する場合も、なるべく余裕を持ってある程度の下調べをした上で実行されるのが良いのではないでしょうか。

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この記事を書いた人
スマホのススメ編集部
スマホやケータイの最新情報や、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルに関する総合情報メディア「スマホのススメ」の制作を監修。スマホのレビューやドコモのお得クレジットカードdカード GOLDについても解説しています。スマホ関連の「分かりづらい内容を分かりやすく」することを目標に、誰でも簡単にお得にできるようにユーザー目線で記事を配信しています。