au「フラットプラン」と「ピタットプラン」の違いと選ぶポイント

  • 2021年1月17日

2018年6月1日現在、auには「フラットプラン」と「ピタットプラン」の二つのプランが用意されています。どちらがどのようなプランなのか、徹底的に検証してみると、いろいろなことが見えてきました。

トップ画像引用元: https://twitter.com/aushop_shiwa

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フラットプランとは

まずはフラットプランの説明からです。
こちらは言うなれば「定額制」のサービスになります。auフラットプラン20であれば20GBまで、auフラットプラン30であれば30GBまで使用出来ます。

自宅にwi-fiがないけど、でもYouTubeなど動画をたくさん楽しみたい人にとっては、心強いプランと言えるでしょう。

フラットプランと何を組み合わせるのか

フラットプランは通話プランとの組み合わせで料金が決まります。
auには以下の三つの通話プランが用意されています。

・シンプル: 30秒20円
・スーパーカケホ :5分以内であれば国内通話が何度でもかけ放題
・カケホ :24時間国内通話が無制限のかけ放題

となりますので、これらと組み合わせると

シンプルスーパーカケホカケホ
auフラットプラン206,000円6,500円7,500円
auフラットプラン308,000円8,500円9,500円

表の通りとなります。
基本的に10GBの容量差で月々2,000円の違いが発生することになります。

また、これはあくまでもプランの料金になりますので、端末代金を割賦で購入するのであればここから端末代金が上乗せされることになるのですが、注意点があります。それはフラットプランの場合、毎月割が適用されないのです。

毎月割は端末料金を割引にしてくれるものです。その毎月割が適用されないので、先の料金に加えて端末料金も加算される点には注意しなければなりません。

ピタットプランとは?

大容量の通信容量が設定されている定額制のフラットプランに対し、ピタットプランはいわば従量制のプランになります。フラットプラン同様、通話料金と組み合わせるプランで、使用したデータの分だけ料金を支払います。

1GB、2GB、3GB、5GB、そして20GBの5つのラインが設定されています。

1GB2GB3GB5GB20GB
2,980円3,980円4,480円5,480円6,480円

この料金を見て「自分のより高い?」と思った人もいるのではないでしょうか。
ピタットプランの広告を見ても「1,980円から」とされてはいますが、1,980円のプランはありません。

これは、ピタットプランには1年間1,000円引きのビッッグニュースキャンペーンが適用されますので、1年間は先の表の価格から1,000円引きの価格になります。

但し、1年経過すればキャンペーンは終了しますので、もちろん「定価」戻ります。

ちなみにピタットプランは登場当初はiPhoneは新規では受け付けないとアナウンスされていたのですが、2017年9月からは新規契約のiPhoneでもピタットプランを選べるようになりました。

更に、この料金はあくまでも通信料の部分のみになりますので、端末料金、そして通話プランの料金が加算されることになります。

双方のプランの注意点

フラットプランとピタットプラン。簡単に言えば定額制と従量制になりますが、両方のプランに共通している注意点があります。

マンスリーポイントの対象外

フラットプランにせよピタットプランにせよ、マンスリーポイントの対象外となる点にも注意しなければなりません。

マンスリーポイントはauが提供しているポイントプログラムで、毎月の携帯料金1,000円でWALLETポイントが10ポイント加算されるものでした。

WALLETポイントは使い方次第ではかなり高還元率となりますので、auユーザーにとっては大きな魅力だったものの、こちらへの加算がなくなりました。

但し、au STAR加入時は特典として付与されますので、WALLETポイントを貯めたいという人は、au STARに加入すべきです。

アップグレードプログラムEXとは

毎月割が適用不可になりますので、フラットプランにせよピタットプランにせよ、端末料金がかなり高くなってしまうのではないかと、心配してしまうのも無理もありません。

docomoもsoftbankも毎月端末の割引を行ってくれていますので、通話プラン、データプラン、そして端末料金。これらの合計で考えたらauだけが高くなってしまいます。

そこで登場したのがアップグレードプログラムEX」です。こちらは端末の購入方法が48回の分割払いの場合受けられるもので、その場合は実質半額になります。

ここでポイントとなるのが「48ヵ月」になる点です。docomoやsoftbankの料金プランを見ると、毎月割り引いてくれるプランは24ヶ月続きます。つまり、auはdocomoやsoftbankの倍の期間になります。

いくら高額商品とはいえ、同じスマートフォンやiPhoneを4年間使い続けるのは簡単ではありません。

どれだけ大切に使ったとしても、時代の流れと共に新しいサービスや規格が登場しますので、端末そのものは傷もなく丁寧に使っているとしても、次第に表示も遅くなったり、バッテリーも消費するのでバッテリーの持ちも悪くなってしまいます。

次第に充電する頻度も増えるなど、そのようなスマートフォンやiPhoneを4年間使い続けるのは簡単ではありません。

そこで、アップグレードプログラムEXは、25か月目以降の機種変更の場合、残っている24か月分の端末料金の支払いを免除してくれるのです。つまりこれで「実質半額」になるということです。

アップグレードプログラムEXはお得なのか

25ヶ月目で機種変更した場合、残り24ヵ月分の端末料金を免除するので、実質半額になるのですが、いくつか注意しなければならない点があります。

まずは「プログラム料金」として、毎月390円必要になります。アップグレードプログラムEXで最短で機種変更するとしても、24ヶ月は利用することになりますので

390円×24ヶ月=9,360円

かかることになります。

「プログラム料」と銘打たれているだけあって、この額は「削ることが出来ないもの」なので、必ず支払わなければなりません。

更に、アップグレードプログラムEXを利用する上での注意点があります。それは端末を返さなければならない点です。

25ヶ月目に機種変更すると仮定すれば端末料金が半額になるシステムですが、その際には、端末を返却しなければならないのです。

つまり、実質的には「レンタル」と言い換えても良いかもしれません。
docomoにせよsoftbankにせよ、機種変更しても自分の端末は持っておけます。

下取りに出す人も多いかとは思いますが、下取りに出す出さないも含めて消費者の自由です。

自宅にwi-fiがあるから自宅専用で使いたい方や、SIMフリーにして格安SIMとして子供や親に渡したいなど、古い端末は今の時代、様々な使い道がありますがアップグレードプログラムEXの場合、端末の回収が義務となります。

その場にない場合でも、契約後に郵送で送り返さなければならないということもあり、「機種変更しても古い端末は手元に置いておきたい」人にとって、アップグレードプログラムEXは初めからニーズに沿ったものではないという点に注意しなければならないのです。

裏を返せば、「使っていた端末なんて必要ない」「25ヶ月目になったらすぐにでも機種変更を考える」ユーザーにとっては、アップグレードプログラムEXのデメリットも問題にはならないという事でもあります。

テザリングには注意

フラットプランの場合、大容量の通信が可能なだけに、テザリングを考えている人もいるかもしれませんが、テザリングは月額500円の有料サービスです。

大容量だからこそ、テザリングの利用価値があると考えていた人も多いかもしれませんが、有料である点は留意しておかなければなりません。

フラットプランとピタットプランを比較してみた

それぞれの説明を通して双方のプランを確認しましたが、では実際「どちらが良いのか」と言うと、もちろん「人それぞれ」になるのですが、シチュエーションによってどちらが得なのかを解説していきます。

5GB使うユーザーの場合

一か月で5GB以上を毎月超えている人はピタットプランを使うメリットがほぼありません。特にビッグニュースキャンペーン終了後はフラット20よりピタットプランのほうが高くなってしまいます。パケット量が5GBを超える場合はフラットプランをオススメします。

後述しますが、ピタットプランは従量制なので、最大のメリットは「使わなければ最低利用量を抑えられる点」にあります。毎月のように動画やSNSを…と分かっているのであれば、初めからフラットプランにした方がお得です。

家にwi-fiがあって外ではメールの確認程度

家にwi-fiがあるから外出先では電話の着信やメールの確認程度だけというような、ユーザーにはピタットプランがお得です。

フラットプランは仮にその月、まったく通信量がないとしても支払うお金は変わりません。0.1GBしか使っていなくとも、20GBギリギリ使ったとしても支払う料金は同じなのです。一方、ピタットプランは従量制になりますので、利用したデータ量によって料金が変わります。

先の項でも触れましたが、初めから通信する量が多いと分かっているのであればフラットプランの方が断然お得なのですが、逆に初めからあまり使わないと分かっているのであれば、ピタットプランの方がお得になります。

どれくらい使うのか自分でも分からない人の場合

使うと分かっている、あるいは使わないと分かっている人は、どちらのプランにするのかで迷うこともないでしょう。ですが、その月によって毎月どれくらい使うのか分からない人ほど、どちらのプランにすべきなのかで迷うものです。こればかりは通信量次第としか言えません。

「どれくらい使うのか分からない」と思っていても、結局映画を見たり、電車の中で動画をたくさん見てしまって、気付けば通信料は10GBを軽く超えていた…となれば、フラットプランの方がお得になるのですが、一つの目安として一日の外出時間、そして自宅にwi-fiがあるかどうかです。

自宅にwi-fiがあれば、wi-fi環境下にあるうちに大容量の動画や音楽をダウンロードして、外で動画などを見る際に通信量を消費させないようにするような工夫が出来ます。

目安としては?

自分がどういう使用状況か判断のつかない場合などには、これまでに利用した通信量を確認してみると良いでしょう。

概算として、毎月5G以上利用しているようであればフラットプランの方がお得です。料金的な部分はもちろんですが、フラットプランであれば「どれだけ使っても良い」という安心感が生まれます。

逆にピタットプランの場合、要領が身につけば支払う料金も抑えられますが、どうしても「勿体ない」という気持ちになり、スマートフォンの利用でストレスに感じるユーザーも少なくありません。

それらをトータルで考えると、毎月5GB以上利用しているのであれば、我慢する煩わしさがなくなるメリットも含めてフラットプランの方が安全でお得だと言えます。

プランの変更が出来ない点に注意

どちらがお得なのか分からないので、まずは適当にプランを選んで、違うと感じたら変えればよいと考えているユーザーもいるかもしれません。

スマートフォンのプランに限らず、どのようなサービスでも実際に自分で利用してみなければ分からない点が多々あるだけに、まずは利用してみてからと考えるのは分からない話ではないのですが、フラットプラン・ピタットプランにはこの考え方にも「注意」が必要です。

フラットプランとピタットプランは、一度選んだら次に変更出来るのは端末を変更する時です。

他のプランであれば、それぞれの携帯電話会社のホームページなり、あるいは店頭まで足を運んでプランを変えることができますが、ピタットプランとフラットプランから他のプランへの行き来は出来ません。

軽い気持ちでピタットプランにしてみたものの、新しいスマートフォンを弄るのが楽しくてついつい弄り過ぎてしまい、気付いたらかなりの通信量だったので、フラットプランの方が合っているから…と思っても、残念ながらフラットプランへの変更は出来ないのです。

少々不便に感じてしまう制度ではありますが、2018年6月1日現在、auのプランではこのようなルールとなっています。そのため、「とりあえず」ではなく、プランに加入する前に自分自身がどれだけスマートフォンを使っているのか、改めて確認しておくべきです。

ピタットプランのメリット

ピタットプランは従量制になりますので、一番の魅力は最低料金を抑えられる点にあります。

月々のスマートフォン料金をとにかく抑えたいユーザーにとって、他に割引適用がないとしても月々1GBまでであれば2,980円になります。そのため、端末を一括で購入した方がお得感が増します。

Android端末の場合、一括での購入であれば端末料金のポイントが加算される店舗もありますので、分割での購入では得られない端末購入代金分のポイントを得られるのでお得になります。

フラットプランのメリット

フラットプランは料金的なメリットもさることながら、精神的な部分のメリットも大きいのです。

ピタットプランの場合、どうしても「安くしたい」との思いから、スマートフォンライフそのものを窮屈なものにさせてしまいます。

本当は動画を見たいと思っても「今見たら通信量が増えるから我慢」「自宅に戻ってwi-fiから」と言ったように、どうしても節約志向になってしまいがちです。

せっかく新しい端末なのに、利用を我慢しなければならなくなりますが、フラットプランであれば我慢する必要もなく、ストレスフリーで利用が可能です。

プランは慎重に選びましょう

フラットプランとピタットプランのそれぞれを様々な角度から検証してみました。そして、それぞれのプランに共通するサービス等もチェックしてみましたが、やはり大切なのは自分自身がどれだけスマートフォンを使うのかです。

特にフラットプランとピタットプランは、今までの料金プランのようにいつでも好きな時にプランの変更を行うことができません。選んでから「やはり向こうの方が良かったかな」とならないようもに、事前にしっかりとシミュレーションしておくことも大切です。

長い付き合いとなるスマホと良い関係を築いていけるように、つい手抜きになりがちな基本となる料金プランの選択にも、端末を選ぶ時と同じくらいの時間をかけ、自分にあったプランを選ぶことをおすすめします。


この記事を書いた人
スマホのススメ編集部
スマホやケータイの最新情報や、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルに関する総合情報メディア「スマホのススメ」の制作を監修。スマホのレビューやドコモのお得クレジットカードdカード GOLDについても解説しています。スマホ関連の「分かりづらい内容を分かりやすく」することを目標に、誰でも簡単にお得にできるようにユーザー目線で記事を配信しています。