HUAWEI P20 lite HWV32はauの2018年夏モデルとして6月上旬以降発売予定の機種です。HUAWEI P20 liteを販売するのは大手キャリアではauのみとなります。
このページでは、HUAWEI P20 lite HWV32についてレビューし、買う理由と買わない理由について考察していきます。
HUAWEIはドコモ・ソフトバンク・格安SIMでも違うシリーズで販売されています。HUAWEI P20の購入を考えていて、キャリアを乗り換えてもいい方はHUAWEI P20シリーズを比較してみましょう!
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機種 | Xperia 5 V | AQUOS sense8 | TORQUE G06 | Xiaomi 13T |
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本体 | ||||
価格 | 82,800円~ | 39,100円~ | 59,800円~ | 39,790円~ |
特徴 | 高性能チップ搭載 ハイエンドスマホ | コスパに優れた ミドルレンジスマホ | 小型&軽量な 高耐久スマホ | 高性能カメラ搭載 ハイエンドスマホ |
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HUAWEI P20 lite HWV32のスペック
最初に、HUAWEI P20 lite HWV32のスペックを見てみましょう。
スペック表 | HUAWEI P20 lite HWV32 |
---|---|
OS | Android™ 8.0 |
CPU | Kirin659 2.36GHz/クアッドコア+1.7GHz/クアッドコア |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
外部メモリ 推奨最大容量 | 256GB microSDXC™ |
サイズ | 約149mm(高さ)×約71mm(幅)×約7.4mm(厚さ) |
重さ | 約145g |
ディスプレイ | 約5.8インチ |
ディスプレイ解像度 | 2,280×1,080(FHD+) |
背面カメラ | 約1,600万画素/約200万画素 |
正面カメラ | 約1,600万画素 |
バッテリー | 3,000mAh |
防水 | 非対応 |
防塵 | 非対応 |
イヤフォンジャック | あり |
テレビ | ワンセグ非対応・フルセグ非対応 |
au ICカード | au Nano IC Card 04 |
auスマートパス/auスマートパスプレミアム | 対応 |
おサイフケータイ | 非対応 |
ビデオパス | 対応 |
うたパス | 対応 |
ブックパス | 対応 |
おはなしアシスタント | 対応 |
故障紛失サポート | 対応 |
あんしんフィルター for au | 対応 |
安心ナビ(探す側) | 対応 |
安心ナビ(探される側) | 対応 |
カラー | クラインブルー、ミッドナイトブラック、サクラピンク |
値段 | 32,400円(税込) |
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HUAWEI P20 lite HWV32を買う理由
それでは、HUAWEI P20 lite HWV32を買う理由から挙げていきたいと思います。
大きなワイドディスプレイ
画像引用元:https://consumer.huawei.com/jp/phones/p20-lite/
HUAWEI P20 lite HWV32は約5.8インチのディスプレイを有しています。これはiPhone Xと同等です。画面上部にノッチがある点も似ていますね。
比率は19:9と広く、解像度は2,280×1,080のFHD+となっています。有機ELディスプレイではないことが少々残念ですが、液晶ディスプレイとしては申し分ない出来です。
大きくても手に馴染むデザイン
HUAWEI P20 lite HWV32は大画面ながら、約149mm(高さ)×約71mm(幅)×約7.4mm(厚さ)とコンパクトなボディになっています。重さは約145gです。
参考までに、同じ5.8インチディスプレイのiPhone Xは約143.6mm(高さ)×約70.9mm(幅)×約7.7mm(厚さ)で、重さは同じ約174gです。
ディスプレイ | 高さ | 幅 | 厚さ | 重量 | |
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HUAWEI P20 lite | 約5.8インチ | 約149mm | 約71mm | 約7.4mm | 約145g |
iPhone X | 約5.8インチ | 約143.6mm | 約70.9mm | 約7.7 mm | 約174g |
iPhone 8 | 約4.7インチ | 約138.4mm | 約67.8mm | 約7.3mm | 約148g |
iPhone 8 Plus | 約5.5インチ | 約158.4mm | 約78.1mm | 約7.5 mm | 約202g |
こうして他機種と比較すると、いかにHUAWEI P20 lite HWV32が大画面の割にコンパクトで軽量なのかがわかります。女性でも片手で操作できるよう設計されたサイズと重さです。
デュアルカメラで一眼レフ並の撮影が可能
画像引用元:https://www.au.com/mobile/product/smartphone/hwv32/
HUAWEI P20 lite HWV32の背面カメラは、約1,600万画素+約200万画素のデュアルカメラとなっています。これによって「ポートレートモード」と「ワイドアパーチャ」という機能が使えます。
ポートレートモード
人物に焦点を当てて印象的な写真が撮れるモードです。背景ぼかしの有無が選択可能な他、10段階で肌をキレイに見せるビューティレベルも設定できます。
ワイドアパーチャ
撮影後にピントの位置を調整できる機能です。一眼レフで撮影できるような背景ぼかしも後から自在に設定できます。
自撮り用の正面カメラも約1,600万画素
画像引用元:https://consumer.huawei.com/jp/phones/p20-lite/
HUAWEI P20 lite HWV32は、自撮り用の正面カメラも約1,600万画素と高性能です。この正面カメラは薄暗い場所でも明るく高精細をキープできます。
また、正面カメラでもポートレートモードが使えます。このため、自撮りでも肌をキレイに見せる10段階のビューティレベル設定ができ、自然に「盛る」ことができます。
メインの背面カメラには力を入れても、正面カメラはおまけ程度の性能である機種が少なくない中、HUAWEI P20 lite HWV32は正面カメラにもかなり力を入れているわけですね。
正面カメラに向かって手をかざすと撮影のカウントダウンが開始するジェスチャーセルフィーにも対応しており、ポーズを取ったままの撮影が可能です。ここまで自撮りにこだわっている機種は滅多にありません。
指紋認証も顔認証も搭載
HUAWEI P20 lite HWV32は指紋認証の他、顔認証によるロック解除機能も搭載されています。顔認証では、指紋認証以上の素早いロック解除を実現します。
指紋認証と顔認証のどちらの方が便利かは度々議論になる話題ですが、どちらも搭載されているHUAWEI P20 lite HWV32ならばユーザーの好みや状況によって使い分けることができますね。
AIによりパフォーマンスを最適化
HUAWEI P20 lite HWV32にはEMUI 8.0というHUAWEI独自のカスタムUIが採用されています。このEMUI 8.0は、AIを利用してスピードとパフォーマンスを最適化する機能が内蔵されています。
これに加えてHUAWEI P20 lite HWV32は4GBのRAMが積まれています。RAMはよく作業机に例えられます。
作業机は大きければ大きいほどたくさんの物が置けて作業がはかどりますが、RAMも同じで、多ければ多いほど処理能力が高くなります。
今のスマホには大体2~6GBのRAMが積まれますが、4GBというのは決して中間ではなく、ハイエンド機に搭載されるレベルの量です。参考までにiPhone XでもRAMは3GBです。
このEMUI 8.0とRAM4GBによってHUAWEI P20 lite HWV32はストレスなくサクサク動作します。
バッテリーも高性能
HUAWEI P20 lite HWV32のバッテリー容量は3,000mAhと大容量です。さらに、HUAWEIならではの電力配分技術により、電力の消費は効率的に、最小限に抑えられます。
また、HUAWEI P20 lite HWV32は急速充電にも対応しています。9V/2Aの高電圧急速充電技術が、短時間での充電を可能としてくれるのです。
バッテリーはどんなスマホにもついて回る問題ですが、HUAWEI P20 lite HWV32はバッテリー持ちについても充電についても安心できる性能であると言えます。
デュアルBluetooth
ワイヤレスイヤフォンなどを始め、近年ではBluetoothを通じてスマホと機器を接続する機会が多くなりました。しかしそのせいで、時には接続する機器を変更するために解除したり接続し直したりとわずらわしい操作を強要されることもあります。
例えば、ワイヤレスイヤフォンに繋いでいる時にカーナビと接続しなくてはいけなくなった場合、機種によってはワイヤレスイヤフォンとの接続を切ってからカーナビと接続しなくてはいけません。
そしてカーナビの用が済んだら、今度はカーナビとの接続を切ってワイヤレスイヤフォンと接続し直すという操作が必要になります。
しかしHUAWEI P20 lite HWV32はデュアルBluetoothなので、2つの機器に同時に接続できます。これでいちいち切ったり接続し直したりといった操作からはだいぶ開放されることでしょう。
イヤフォンジャック搭載
HUAWEI P20 lite HWV32にはイヤフォンジャックが搭載されています。近年はiPhoneが先頭に立ってイヤフォンジャック廃止の流れを作り、それに従うかのようにイヤフォンジャックを搭載しない機種も珍しくなくなっています。
確かにワイヤレスイヤフォンも普及してきているとはいえ、イヤフォンジャックの需要が今も高いのは事実です。HUAWEI P20 lite HWV32はそんな需要にしっかりと応えてくれています。
microSDを挿れられる
HUAWEI P20 lite HWV32は256GBのmicroSDXC™まで対応しています。本体のROMは64GBですが、実質320GBまで拡張できるということです。
これだけ大容量になれば、たくさんの写真や動画もスマホで管理できます。滅多なことではいっぱいにならないでしょう。
価格は税込32,400円
このように様々な機能や便利さのあるHUAWEI P20 lite HWV32ですが、その価格はなんと税込で32,400円です。スペックに対して非常に安いです。
これほどのコストパフォーマンスの高さはさすがHUAWEIです。これだけ格安ならばメインとしてはもちろん、サブ機としても手を出しやすいですね。
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HUAWEI P20 lite HWV32を買わない理由
では次に、HUAWEI P20 lite HWV32を買わない理由について挙げようと思います。
有機ELディスプレイではない
HUAWEI P20 lite HWV32の約5.8インチディスプレイは大きな魅力のひとつですが、有機ELディスプレイではなく液晶ディスプレイである点が欠点と言えます。
理論的に、有機ELディスプレイの方が自然な色合いが出せ、省エネになり、液晶ディスプレイよりも優れています。そのため、iPhone XやGalaxy S9など、昨今のハイエンド機には有機ELディスプレイが採用されています。
HUAWEI製でもHUAWEI Mate 10 Proのようなハイエンド機には有機ELディスプレイを採用しており、有機ELディスプレイは今後ますます普及していくと思われます。
そのこともあり、HUAWEI P20 lite HWV32が最新機種でありながら液晶ディスプレイであることは率直に言って残念です。ディスプレイにとことんこだわりたい方には強くオススメはできません。
とは言え、まだ有機ELディスプレイを採用している機種はごく一部の高額なハイエンド機に限っているため、税込32,400円のHUAWEI P20 lite HWV32が液晶ディスプレイなのは致し方ないことでもあります。
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CPUが最高品質ではない
HUAWEI P20 lite HWV32のCPUはKirin659というHUAWEI独自のものが搭載されています。このKirin659は、同ブランドの中でもミドルレンジ寄りの性能のものです。
CPUの性能はスマホの性能と直結します。いくらAIによる最適化や4GBのRAMを有していると言っても、ハイエンド機と同じように動作することは理論上ありえません。
ゲームのようなとにかく高スペックが要求されるアプリを動かしていると、ハイエンド機との差が出てしまうことは間違いないでしょう。
ちなみにAndroidの機種に採用されうる最高のCPUは現在、米クアルコム社のSnapdragon 845で、Galaxy S9やXperia XZ2に採用されています。
デュアルカメラもハイエンド機には劣る
HUAWEI P20 lite HWV32の背面カメラは、約1,600万画素+約200万画素のデュアルカメラであることもこの機種の売りのひとつですが、これもハイエンド機のものとは根本的に異なります。
このデュアルカメラは約1,600万画素のメインカメラを、約200万画素のサブカメラでサポートする仕組みです。しかしハイエンド機のデュアルカメラはそうではありません。
ハイエンド機のデュアルカメラは、広角カメラ+望遠カメラや、カラーカメラ+モノクロカメラというように、それぞれがメインとして動作するカメラ同士を組み合わせています。
例えばHUAWEI Mate10 Proのデュアルカメラは、約1200万画素のカラーカメラ+約2000万画素のモノクロカメラの組み合わせになっています。2つのカメラが相互的に補助し合うのはもちろん、モノクロカメラだけを使った撮影もできます。
HUAWEI P20 lite HWV32のデュアルカメラは、このようなハイエンド機のデュアルカメラと比べると決定的にパワー不足なのです。
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防水・防塵ではない
HUAWEI P20 lite HWV32は防水でも防塵でもありません。これはかなり残念です。
今どきのスマホは防水や防塵はほとんど当たり前になってきており、中にはarrowsのような洗剤で洗える強力なものまで出ていています。それを思うとHUAWEI P20 lite HWV32は遅れていると言わざるを得ないかもしれません。
HUAWEI P20 lite HWV32を使用される方は注意して取り扱いましょう。
おサイフケータイに対応していない
HUAWEI P20 lite HWV32はおサイフケータイに対応していません。おサイフケータイを普段使っている方や、使いたいと考えている方は購入すべきではありません。
おサイフケータイに対応しているHUAWEI P20はこちらの記事で紹介しています。
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コスパは最高だが過信は禁物
これまでのことをまとめますと、HUAWEI P20 lite HWV32は性能の割に格安で、コストパフォーマンスが非常に高い機種であると言えます。デザインも格好良く、コンパクトで素晴らしいです。
しかしながら詳細まで見てみると、安いのにはそれなりの理由があることもわかってきます。オススメ度は非常に高い機種ですが、ハイエンド機とは明確に違うことは理解しておく必要があります。
その上で買うのなら、これほどお買い得なスマホも珍しいと言えるでしょう。
新機種多数登場!au 2018年夏モデル
auから2018年夏モデルとして7機種登場します。HUAWEI(ファーウェイ)の他にも、定番のXperiaとGalaxy S9、根強い人気のAQUOS(アクオス)など目が離せません。
au HUAWEI P20 lite HWV32を購入するならau公式ショップを利用しましょう。頭金ゼロや待ち時間なしで手続きすることができます。
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トップ画像引用元:https://www.au.com/mobile/product/smartphone/hwv32/