Galaxy S9+ SVC39は、auの最新フラグシップモデルとして2018年5月18日に発売されました。Androidスマートフォンの中でも世界的なリーディングブランドとして名高いSamsungの最新機種は、その注目度も高いものとなっています。
Galaxy S9+ SVC39のauでの一括払い価格は、112,320円(税込)です。新規契約・MNP乗り換え・機種変更ともに、毎月割かアップグレードプログラムEXの適用で実質負担金はいずれも56,160円です。(2018年6月現在)
Galaxy S9+ SVC39は、進化した安定感のあるスマートフォンとして買い替え機種候補の1つとして考えている方も多いでしょう。今回はそんなGalaxy S9+ SVC39を、細かい部分までしっかりとご紹介します。
auのGalaxy S9 SCV38の評価は別記事で紹介していますのでご覧ください。
機種 | Xperia 5 V | AQUOS sense8 | TORQUE G06 | Xiaomi 13T |
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本体 | ||||
価格 | 82,800円~ | 39,100円~ | 59,800円~ | 39,790円~ |
特徴 | 高性能チップ搭載 ハイエンドスマホ | コスパに優れた ミドルレンジスマホ | 小型&軽量な 高耐久スマホ | 高性能カメラ搭載 ハイエンドスマホ |
購入 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
Galaxy S9+ SVC39のスペック
まずは、Galaxy S9+ SVC39のスペックは以下の通りです。
OS | Android 8.0 |
CPU | SDM845 2.8GHz(クアッドコア)+1.7GHz(クアッドコア) オクタコア |
サイズ | 約158(H)×74(W)×8.5(D)mm |
本体重量 | 約187g |
ディスプレイ | 約6.2インチ |
内蔵メモリ容量 | RAM 6GB/ROM 64GB |
外部メモリ | microSDXC 最大400GB対応 |
メインカメラ | 有効画素数 約1,220万画素(デュアルピクセル)/約1,220万画素 |
インカメラ | 有効画素数 約800万画素 |
バッテリー容量 | 3,500mAh(内蔵電池) |
通信速度 | 送信時最大75Mbps/受信時最大958Mbps |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
インターフェース | USB Type-C |
おサイフケータイ | 〇 |
ワンセグ/フルセグ | 〇/〇 |
ハイレゾ | 〇 |
防水 | IPX5/IPX8 |
防塵 | IP6X |
SIM | au Nano IC Card 04 |
カラー | ミッドナイト ブラック チタニウム グレー |
Galaxy S9+ SVC39のメリット
最新のハイスペック機種であるGalaxy S9+ SVC39の魅力を見ていきましょう。
大きく進化した高性能なデュアルカメラ搭載
画像引用元:https://www.au.com/mobile/product/smartphone/scv39/
最新のスマートフォンに搭載されることの多くなったデュアルカメラですが、Galaxy S9+ SVC39は視野角77度の広角レンズと、視野角45度の望遠レンズを搭載。
広角レンズはau史上最も明るいレンズであり、デュアルアパチャーというF値1.5とF値2.4を撮影環境に応じてカメラの絞りを調節する機能が取り入れられています。F値は数字が小さいほど明るさを取り入れることができるため、暗い所での撮影に適しています。
Galaxy S9+ SVC39では、暗い所ではF値1.5モード・明るい所ではF値2.4モード、と自動で明るさを検知し切り替えを行います。面倒な設定なども不要なので、昼夜問わず手軽に美しい写真を楽しめるのが特徴です。
また、光学手ブレ補正と光学2倍ズームにより、遠い場所や手元が動きやすい不安定なときでも、くっきりとクリアな写真の撮影が可能。デジタルズームは10倍と十分な性能を搭載しています。
さらに、望遠レンズのライブフォーカス機能では、背景のぼかし具合の調節もできます。背景の光にエフェクトをかける機能も搭載されており、光をハート・星・蝶・音符、などの形にアレンジ。簡単に雰囲気のある写真に仕上げることができます。
撮影モードは、自動以外にも食事モードや1秒に960フレームの撮影が可能なスーパースローモーションモード、AR絵文字モードなど好みによって切り替えができます。
さらにプロモードでは、F値だけでなくISO感度や色合いやホワイトバランスなど、調節できる機能が多いのでこだわりの1枚を撮れます。標準のカメラ機能だけで多様な撮影・加工ができるため、SNSにアップする写真や動画を手軽に楽しみたい方におすすめの機能が満載です。
ちなみに、お気に入りのスーパースローモーション動画はSNS投稿だけでなく、ロック画面として設定もできます。
有機EL6.2インチのベゼルレスなディスプレイデザイン
画像引用元:http://onlineshop.au.com/disp/CSfLastGoodsPage_001.jsp?GRP_ID=SCV39&dispNo=001005&bid=ols-ols-lp0169
全面ガラスで美しく精密な有機EL(Super AMOLED)の画面はさすがSamsungといったところ。日差しの強い明るい場所でも、画面が見やすいのが特徴です。
Galaxy S9+ SVC39は6.2インチと大画面ながらも薄く、アスペクト比18.5:9という縦長の手にフィットしやすい形状です。インカメラやセンサーなども目立ちにくく取り込まれているので、ノッチ(切り欠き)無しのシンプルで洗練されたデザイン。
また、画面の解像度も、HD+/FHD+/WQHD+に変更可能。綺麗な画像を楽しみたいならWQHD+に、画面のキレイさよりバッテリーの持ちを優先させる場合はHD+に設定、など使う場面に応じて選べるのも魅力です。
大容量バッテリーと最新CPUとRAM容量でサクサク操作可能
Galaxy S8+ SCV35はCPU Snapdragon 835、RAM4GBと十分な性能でしたが、今回のGalaxy S9+ SVC39ではCPUはSnapdragon 845、RAM6GBとさらなるハイスペックとなりました。
これほどのスペックがあれば、処理負荷が大きめのゲームやアプリ、高画質の動画をたくさん楽しみたい方も十分満足できます。カクカクとした不自然な動きもなく、ヌルヌル・サクサクな操作は一度使うと手放せません。
もちろん、複数のアプリを使った場合のタスク切り替えも非常にスムーズでストレスフリー。ハードユーザーでなくても、早くて快適な動作を長期間実現したいライトユーザーにもおすすめのスマートフォンといえます。
auの最新機種の中でもトップクラスの3,500mAhの大容量バッテリーなので安心して様々な機能を使うことができます。ちなみに、Galaxy S9 SCV38もRAM4GBと十分な容量ではあります。
しかし、価格(2018年6月時点:差額はおおよそ1万円)と本体のサイズが許容できるのであればGalaxy S9+ SVC39の方が、より快適な操作を実感することができるでしょう。
指紋・顔・虹彩認証でシーンに応じたロック解除が可能に
画像引用元:http://www.galaxymobile.jp/galaxy-s9/design/
Galaxy S9+ SVC39はセキュリティ面の進化も魅力です。Galaxy S9+ SVC39から、Intelligent Scan(インテリジェントスキャン)という、顔認証と虹彩認証を組み合わせた新しいテクノロジーを搭載しています。
Intelligent Scanによりユーザーの環境に合わせて自動判断してロック解除を行えるため、どんな場面でもわずらわしさなく認証ができます。例えば、マスクをしているときには顔が半分ほど隠れてしまっているため、顔認証ではなく虹彩認証でロック解除します。
手袋をしているときは虹彩認証か顔認証を行うなど、本体を手に取った瞬間に、必要に応じて各認証を利用できるので非常に便利です。指紋認証は従来通り健在。
Galaxy S8+ SCV35では、本体の上部にあるメインカメラの横に指紋センサーが位置していました。縦長の大画面のため使いづらさが指摘されていましたが、今回のGalaxy S9+ SVC39ではその問題を解消。
メインカメラのすぐ下に指紋センサーの位置が変更されたことで、本体を持ったまま指紋認証の操作性が改善されています。ただし、手が小さめの女性などにとっては指紋センサーに届きにくい場合もあるので確認が必要。
また、指を伸ばし過ぎてしまうと、カメラのレンズに指が触れてしまうため注意。何度か練習すれば、距離感や感覚がつかめるので、慣れてくれば快適に操作できるようになります。
もちろん、生体認証以外のスワイプ・パターン・パスワード・PINコードでのロック解除設定も可能です。
ステレオスピーカーは手のひらで映画館を実現
画像引用元:http://www.galaxymobile.jp/discover/hint/galaxy-s9-stereo-speaker/
従来のGalaxy S8/S8+に比べ、音量が1.4倍アップし迫力ある音質に。さらに、世界的に有名な音響機器のメーカーであるAGKチューニングによるハイパワーなステレオスピーカーを搭載しているので、音楽も動画もクリアなサウンドで視聴できます。
大音量でも音に歪みが出ないようにベース音域を広げるなど徹底した音質へのこだわりが、いつも聴いている音楽をより深く楽しむことができます。
さらにDolby Atmosの技術により、まるで映画館のように多次元サラウンドによる臨場感あふれる音の動きを実感することが可能。立体感のあるサウンドは思わず聴き入ってしまうほどです。
使い方も簡単で、通知バーを下にスワイプして、Dolby AtmosアイコンをタップするだけでON/OFFの切り替えができます。また他のスマートフォンではイヤホンジャックを廃止するメーカーも増える中、Galaxy S9+ SVC39での3.5㎜のイヤホンジャック続投は嬉しい点です。
付属品も実用性のある充実したアイテム揃い
画像引用元:http://onlineshop.au.com/staticPage/staticPage.jsp?file=new/galaxy_18s/pc/index&h=true&hk=disp&bid=ols-ols-lp0165
Galaxy S9+ SVC39の付属品は以下の通りです。
・SC TVアンテナケーブル04
・Micro USB ケーブル(試供品)
・OTG対応USB変換アダプタ(試供品)
・AKGチューニング マイク付き高音質イヤホン(試供品)
・SIM取り出し用ピン(試供品)
・クリアケース(試供品)
AKGチューニングマイク付高音質イヤホンはハイレゾにも対応しています。試供品としては十分すぎる品質で、通話時にも相手の声がクリアに聞こえます。
データ移行に便利なケーブルと変換アダプタも付属しています。慣れていないと戸惑うことも多いデータ移行ですが、データ移行用試供品取扱説明書も付属しているので安心です。
また、Galaxy S8+ SCV35では付属していなかったクリアケース(TPU素材)ですが、これが意外と高品質。本体とケースのボタン位置がぴったりなのも地味に嬉しいポイント。
クリアケースの内側が細かい凹凸加工となっているため、本体との間に空気が入ってしまったり、本体とケースがベタベタとくっついたりすることを防げます。
柔軟性があるためケースの脱着も簡単で、弾力性もあります。クリアケースの購入を考えている方にとっては、ハードケース希望でなければこのクリアケースで十分と感じるほどの良品です。
Galaxy S9+ SVC39を購入してすぐに装着できるので、専用のケースの購入が間に合わなくても、万が一の落下に備えて使ってみることをおすすめします。
Galaxy S9+ SVC39のデメリット
では次に、Galaxy S9+ SVC39の気になる点を見ていきましょう。
AR絵文字を利用する機会の有無
AR絵文字は、喜怒哀楽の表情や動きを表現できる機能です。自分自身をカメラで撮影後、自分そっくりのアバターを作成し髪型や服装などを好みにアレンジして、LINE・Twitter・FacebookなどのSNSで楽しめます。
さらに、自分がアバターになるのは抵抗があるという方にも使いやすい、ディズニーキャラクターのアバター素材もあります。楽しそうな機能ではありますが、まだに日本では浸透していないのが正直なところです。
すでにSNOWが若者向けに流行していて、AR機能も備わりスタンプや加工などアレンジも若者のニーズに応えた形となっています。また、感情を伝えるには通常の絵文字で十分という方も多いでしょう。
ちなみにAR絵文字で作った自分のアバターは、リアリティもあるので可愛らしさがあふれるキャラクターというわけではありません。現時点で、AR絵文字が楽しめるのでGalaxy S9+ SVC39を買おう!とはなりにくいです。今後のAR絵文字の普及に期待です。
bixbyボタンは必要なのか
Galaxy S8+ SCV35にも採用されたbixby(ビクスビー)ボタンが、今回のGalaxy S9+ SVC39にも左サイドに搭載されています。bixbyボタンとは、押すとBixby Homeが起動しユーザーのアシスタントとなるSamsung独自の機能です。
使えば使うほどユーザーの生活リズムなどを把握するので、必要な情報を必要なときに自動で提供してくれます。カメラで映した物を商品検索したり、場所の情報を取得したりと便利な機能ですが、使わない場合には不要な物理ボタンです。
Galaxy S8+ SCV35にもBixbyボタンがありましたが、Bixbyボタンの無効化や他のアプリで別の機能に割り当てるなど、不要と感じる方も多いのが現状でした。
サイドにあるため、うっかり触れて起動してしまうことがあります。音量ボタンや電源ボタンのように、ユーザー全員が必ずしも使っている機能ではないので、物理ボタンである必要性はないでしょう。
Galaxy S8+ SCV35と格段に大きな差はない
Galaxy S9+ SVC39はGalaxy S8+ SCV35と比較すると、指紋センサーの位置などは変わりましたが、本体の大きさやデザインに大きな変更点はありません。
カメラ機能においては、デュアルカメラを搭載したことやスーパースローモーションが撮影できるなど、Galaxy S8+ SCV35よりも性能が格段に上がっています。
Galaxy S9+ SVC39は特にカメラをとことん使いたい方にはおすすめですが、カメラにこだわりのない方にはGalaxy S8+ SCV35以外にもハイスペックな機種があるので迷うところです。
また、RAM容量も4GBから6GBに増えるなど変更点も多いのですが、特別に目立つような大きな変更点がないのも事実。Galaxy S8+ SCV35からの買い替えを考えている場合は、変更された部分が自分にとって必要なのか十分検討しましょう。
もちろん、auの最新Androidスマートフォンの中ではハイスペックで優秀な機種ですし、特にカメラ機能を重視したい方には十分納得できるおすすめの機種です。
Galaxy S9+ SVC39は完成度の高い機種
画像引用元:http://www.galaxymobile.jp/discover/hint/galaxy-s9-dual-aperture/
メリットとデメリットを述べてきましたが、Galaxy S9+ SVC39は従来機種のGalaxy S8+ SCV35で使いにくかった部分や追加したい機能を考慮して小さな部分も改善できた、より完成度の高いスマートフォンです。
エッジが手にフィットする大画面・ヌルサクな抜群の操作性・カメラ機能の大幅な進化、という点から、2~3年周期で機種変更をするユーザーにとっても、十分に満足できるスマートフォンでしょう。
また、ワイヤレス充電(別売り)やイヤホンジャック、防水・防塵機能など、基本機能として欲しい部分が欠けることなく搭載されているのも魅力です。Galaxy S9+ SVC39は「購入に失敗した」と感じる部分がとても少ない「買い」の機種といえます。
最新鋭の技術を取り入れたGalaxyシリーズを次々と世に生み出すSamsung、今後の動向にも注目です!
トップ画像引用元:http://onlineshop.au.com/disp/CSfLastGoodsPage_001.jsp?GRP_ID=SCV39&dispNo=001005bid=ols-ols-lp0173