au|契約期間中の解約料金・違約金はいくらかかる?iPhone Xで試算。

  • 23.11.02
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auでは、契約期間中の解約時に、解約料金・違約金が発生する場合があります。場合があるというと、一部の特殊ケースのようにも聞こえるかもしれませんが、実際は大半のユーザーが発生する契約を結んでいます。

解約料金・違約金は、知らなかったでは済まされない問題です。

このページでは、auの契約期間中の解約料金・違約金について解説し、auでiPhone Xを購入している場合も想定して試算を行います。

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現在のauの基本プラン


はじめに、現在のauの基本プランを見てみましょう。

スマートフォン(4G LTE)

auピタットプラン
auフラットプラン
スーパーカケホ
カケホ
スーパーカケホ(a)
LTEプラン

ケータイ(4G LTE)

スーパーカケホ(ケータイ)
カケホ(ケータイ)
VKプランS
VKプランM
VKプラン
ダブル定額(ケータイ)
ダブル定額Z(ケータイ)
データ定額サービス(ケータイ)
LTEプランS(※SHF31専用プラン)

ケータイ(3G)

カケホ(3Gケータイ)
カケホ(3Gケータイ・データ付)
プランZシンプル
プランSSシンプル
プランEシンプル
プランSシンプル
ダブル定額スーパーライト

スマホ(3G)

カケホ(3Gケータイ)
カケホ(3Gケータイ・データ付)
プランZシンプル
プランSSシンプル
プランEシンプル
プランSシンプル
ダブル定額スーパーライト
ISフラット

ジュニアスマートフォン

ジュニアスマートフォンプラン

ジュニアケータイ

ジュニアケータイプラン
プランEシンプル

他にも「mamorino Watch」や「タブレット」などのカテゴリがあるのですが、スマホ・ケータイの枠から外れるのでここでは割愛します。それでも数多くのプランがあるわけですが、さて、契約解除料が発生し得るプランはどれでしょうか。

実は、契約解除料の有無は、基本プランで決まるものではありません。同じ基本プランでも、解約金が発生するユーザーとしないユーザーが存在します。

それでは、契約解除料の有無は、何で決まるのでしょうか。

契約解除料の原因は「2年契約(誰でも割)」

乗り換えはタイミングが大事
契約解除料が発生するとしたら、その原因となっているのは「2年契約(誰でも割)」です。どのプランを選んだかではなく、「2年契約(誰でも割)」を適用していると契約期間中の解約に対して、解約解除料が発生してしまいます。

「2年契約(誰でも割)」とは?

2年契約(誰でも割)とは、auを2年使うことを条件に、毎月使用料から割引を受けられるというものです。割引額はプランによって変わります。

毎月1,500円(税抜)割り引かれるプラン

auピタットプラン
auフラットプラン
スーパーカケホ
カケホ
スーパーカケホ(a)
スーパーカケホ(ケータイ)
カケホ(ケータイ)
カケホ(3Gケータイ)
カケホ(3Gケータイ・データ付)

毎月1,000円(税抜)割り引かれるプラン

ジュニアスマートフォンプラン
ジュニアケータイプラン
シニアプラン(2018年1月31日受付終了)

毎月50%割り引かれるプラン

LTEプラン
VKプランS
VKプランM
VKプラン
LTEプランS
プランZシンプル
プランSSシンプル
プランEシンプル
プランSシンプル

このように、ただ2年契約するだけで毎月の割引を受けことができます。そして、2年契約中に解約をする場合に発生するのが、契約解除料なのです。

契約解除料は一律9,500円(税抜)

2年契約中の契約解除料ですが、これは一律9,500円(税抜)となっています。仮に1ヶ月目に解約しても、1年と11ヶ月目に解約しても同額です。

この契約解除料9,500円(税抜)というのが、auにおける解約料金・違約金の正体となります。

「2年契約(誰でも割)」しないほうが得?損?


契約解除料は「2年契約(誰でも割)」中に解約する場合に発生します。裏を返せば、「2年契約(誰でも割)」さえしなければ、いつ解約しても契約解除料は発生しません。

すると、2年契約という「縛り」を嫌うユーザーは、最初からそんな契約を避けて、好きな期間まで使って好きな時期に解約できるようにしておいたほうが得な気もしてきます。実際、どうなのでしょうか。

auでiPhone X を使う場合

auでiPhone Xを使っている場合を想定して試算してみましょう。iPhone Xを使うということは、基本プランは以下の「スマートフォン(4G LTE)」群から選ぶことになるでしょう。

スマートフォン(4G LTE) 月々の料金(税抜) 毎月割適用後(税抜)
auピタットプラン 4,480円~

2,980円~
auフラットプラン 7,500円~

9,000円~
スーパーカケホ 3,200円

1,700円
カケホ 4,200円

2,700円
スーパーカケホ(a) 3,890円

2,390円
LTEプラン 1,868円

934円

表の左の値段が本来の料金、右の値段が2年契約(誰でも割)を適用した場合の料金です。LTEプランは50%引き、それ以外は1,500円(税抜)引きとなります。

さて、「2年契約(誰でも割)」を適用して契約解除料9,500円(税抜)のリスクを負うのと、2年契約(誰でも割)を適用せずに契約解除料のリスクを追わないのと、改めてどちらが得のように思えますでしょうか。

「2年契約(誰でも割)」なしのほうが得するライン

「2年契約(誰でも割)」が得するには、「2年契約(誰でも割)」より月々1,500円(税抜)or934円(税抜)多く払うことになる分が、契約解除料の9,500円(税抜)を上回る前に解約するしかありません。

つまり以下のようになります。

「LTEプラン」以外のプランの場合

  • 1ヶ月目で解約する場合 9,500円-1,500円=8,000円の得
  • 2ヶ月目で解約する場合 9,500円-3,000円=6,500円の得
  • 3ヶ月目で解約する場合 9,500円-4,500円=5,000円の得
  • 4ヶ月目で解約する場合 9,500円-6,000円=3,500円の得
  • 5ヶ月目で解約する場合 9,500円-7,500円=2,000円の得
  • 6ヶ月目で解約する場合 9,500円-9,000円=500円の得

7ヶ月目で解約する場合 9,500-10,500円=1,000円の損

以降、1,500円ずつ損が拡大していきます。表示は税抜です。

「LTEプラン」の場合

  • 1ヶ月目で解約する場合 9,500円-934円=8,566円の得
  • 2ヶ月目で解約する場合 9,500円-1,868円=7,632円の得
  • 3ヶ月目で解約する場合 9,500円-2,802円=6,698円の得
  • 4ヶ月目で解約する場合 9,500円-3,736円=5,764円の得
  • 5ヶ月目で解約する場合 9,500円-4,670円=4,830円の得
  • 6ヶ月目で解約する場合 9,500円-5,604円=3,896円の得
  • 7ヶ月目で解約する場合 9,500円-6,538円=2,962円の得
  • 8ヶ月目で解約する場合 9,500円-7,472円=2,028円の得
  • 9ヶ月目で解約する場合 9,500円-8,406円=1,094円の得
  • 10ヶ月目で解約する場合 9,500円-9,340円=160円の得

11ヶ月目で解約する場合 9,500円-10,274円=774円の損

以降、934円ずつ損が拡大していきます。表示は税抜です。

いずれも1年も満たないうちに解約しない限り、「2年契約(誰でも割)」のほうが契約解除料を払ったとしても安くなるというわけです。そして、短期で解約することを前提にわざわざ契約するユーザーは現実的にはほとんどいないでしょう。

これについてauショップにも尋ねてみましたが、多くのユーザーが「2年契約(誰でも割)」を適用して契約するとのことでした。

2年定期契約の落とし穴


ここまで、基本プランと契約解除料について見てきました。まとめると、「2年契約(誰でも割)」で契約したのに2年を待たずして解約する場合、9,500円(税抜)の契約解除料が発生するということです。

となると、多くの方はこう考えるのではないでしょうか。2年以上継続した後はいつ解約してもいいのだと。

実際にそう考えていたauユーザーは少なくありませんでした。しかし2年契約には落とし穴があります。そして、その落とし穴は多くの消費者トラブルを引き起こし、ついには総務省を動かすほどになりました。

2年縛りは2年後も続く!?

2年契約が満了すると、契約はどうなると思いますでしょうか。普通は満了をもって解消されます。更新するにしても条件を見直すにしても、契約者間で再度契約を締結し直すのが一般的です。

ところがauはそうではありません。ユーザーが何も手続きしなければ、勝手に自動更新されるのです。つまり、2年契約が満了したら、自動でまた2年契約が結ばれるのです。

この自動更新が消費者トラブルの引き金となりました。2年以上auを使っていたユーザーでも解約時には契約解除料が発生すると言われ、困惑と怒りを覚えたユーザーが少なくなかったのです。

「2年縛りはもう終わっているだろう?」「解約金はもうかからないと思っていたのに、どうしてだ?」――その答えはすべて、知らぬ間に新たに2年契約が結ばれていて、その契約途中での解約になるからでした。

ちなみにこの問題はauに限った話ではなく、ドコモ、ソフトバンクでも同様でした。

解約金がかからないのは2年に一度の更新月のみ

それでは解約金をかけずに解約するには、どうすればよいのでしょうか。それは、2年契約の更新月に解約することです。

2年契約の契約満了月が24ヶ月目、契約更新月は25~26ヶ月目の2ヶ月間です。例えば2018年1月に契約した場合、更新月は2020年2月~3月となります。この間の解約のみ、契約解除料を発生させずに行うことができます。

更新月は2016年までは契約満了月の翌月のみでした。しかし自動更新にまつわる消費者トラブルが頻発していたために、総務省が動いて2ヶ月間に延長させたのです。

「2年契約(自動更新なし)」なら3年目以降は契約解除料なし

auには「2年契約(自動更新なし)」という2年契約もあります。これは、3年目以降は契約解除料がかからないというものです。しかし「2年契約(誰でも割)」と比べると、月々の割引額が300円(税抜)低くなってしまいます。

「2年契約(自動更新なし)」の対象プランと割引

基本プラン 割引額
auピタットプラン
auフラットプラン
スーパーカケホ
カケホ
スーパーカケホ(a)
スーパーカケホ(ケータイ)
カケホ(ケータイ)
カケホ(3Gケータイ)
カケホ(3Gケータイ・データ付)
1,200円(税抜)

LETプランが対象から外れていることにも注意してください。また、「2年契約(自動更新なし)であっても2年待たずに解約する際には契約解除料9,500円(税抜)が発生します。

「毎月割」というもうひとつの縛り


契約解除料の説明については以上で終わりです。次は、実質的にはもうひとつの縛りとも言える毎月割について説明します。

毎月割とは、auを使っている特典として、機種代金から毎月いくらか割引して、スマホの実質負担額が減額されていくというものです。ここではiPhone X(64GB)をauで新規契約にて購入した場合を例に見ていきます。

以下、金額は、特別な表記がない限りすべて税込です。

毎月割による「実質負担額」に注意

iPhone X(64GB)のauでの機種代金は128,160円です。これに月々サポートが適用され、毎月最大2,670円の割引が受けられます。

毎月は最大24回適用されるので、2,670円×24=64,080円まで割引されます。その場合、元の機種代金の128,160円-64,080円=64,080円が「実質負担額」となります。

iPhone X(64GB) 機種代金 毎月の最大割引 実質負担金
128,160円

-2,670円×24回

68,040円

さて、この毎月割が全24回というのですでにピンときている方もいると思います。毎月割による割引を満額受けるには、24ヶ月間、つまり2年間使わなければならないのです。

auなら安く買えることを期待して契約した方にとっては、解約金とは別のもうひとつの縛りとなります。例えば12ヶ月間でauを解約することになった場合、月々サポートでの割引は最大でも32,040円にしかなりません。

となると、実質負担は128,160円-32,040円=96,120円となります。実質負担額は68,040円と聞いたから契約したのに……と落胆しかねませんね。

分割払いの残高はそのまま分割払いでOK

毎月はドコモを解約した時点で打ち切られます。では、機種代金を分割払いで支払っていた場合、解約後の残高についてはどうなるのでしょうか。

払わなくてはいけないのは当然ですが、解約後も分割払いのままで大丈夫なのか、それとも一括で払わなくてはいけないのか気になります。これについてauショップに尋ねたところ、解約後も分割払いのままでOKとのことでした。

注意点というほどではありませんが、毎月割の打ち切りや、機種代金の残高を払わなくてはいけないことは、決して解約金や違約金の類ではありません。そこは混同しないでください。

auの機種変更で2年縛りを回避!おすすめのタイミングと必要なもの

auを解約するときの流れ


それではauを解約する際の流れについても確認したいと思います。以下、いずれかの手続きによって解約できます。

解約手続き

auショップへ来店することで手続きできます。郵送、WEBでの手続きは不可です。

解約に必要な持参物

  • 印鑑(サイン可)
  • 本人さまと確認できる書類(原本)(コピー不可)
  • 運転免許、健康保険証、パスポート、その他
  • au携帯電話本体(なくても可)

MNPで他所の携帯電話会社に乗り換える場合

続いて、MNPを利用して他所の携帯電話会社に乗り換える場合を見てみましょう。解約手続きとはまた全然違うので注意してください。

まず、auでMNP予約番号を発行します。発行のために、まずは専用の窓口に電話してください。

MNP予約番号取得窓口:0077-75470(無料)

窓口に電話するときは、自宅など落ち着けるところで時間に余裕を持ってかけることをオススメします。解約に関する事項など、説明や確認で長い時間を取られることがあるからです。

MNP予約番号を取得したら、auで解約手続きをするのではなく、auと契約している状態で乗り換え先の携帯電話会社に申し込んでください。後は、携帯電話会社の指示に従っていけば完了します。

MNPでかかる費用

MNPによる乗り換えでは、以下の費用がかかります。

MNP転出手数料
auから乗り換える場合、手数料として2,000円(税抜)かかります。

契約事務手数料
乗り換え先の携帯電話会社と契約するための手数料として3,000円(税抜)かかります。これはMNPでなくてもかかるものです。

MNP転出手数料も契約事務手数料も、解約金・違約金とはまったく別のものなので混同しないよう注意してください。

auからMNP予約番号を取得。発行に必要な費用と手順

契約解除料は9,500円(税抜)のみ


ここまでの内容をおさらいしますと、「2年契約(誰でも割)」を結んだ場合、更新月(25~26ヶ月目)以外で解約すると契約解除料9,500円(税抜)がかかってしまいます。また、毎月割が打ち切られることで、機種の実質負担額の値段が上がってしまいます。

自分の契約更新月(25~26ヶ月目)がいつなのか、しっかり意識しておきましょう。ただ、それ以上のペナルティはありません。機種によって解約金が変わるということもありません。あくまで毎月割による割引が打ち切られるだけです。

なお、auには「MNP au 購入サポート」というMNPでauに乗り換えた方向けの機種代金割引サービスもあります。簡単に説明すると、条件を満たせば対象の機種代金をさらに毎月割引するというものです。

「MNP au 購入サポート」は12ヶ月間に渡って毎月割引されていくのですが、その間に解約した場合、やはり打ち切られてしまいます。もちろんこの打ち切りも解約金や違約金の類ではありません。

auを解約して乗り換える(MNP)おすすめ携帯キャリア

参考サイト
iPhone MNP au購入サポート | キャンペーン・割引特典 | iPhone | au
Android™ MNPau購入サポート | キャンペーン | au


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この記事を書いた人
友田 万葉
何かと複雑なスマホ情報を、わかりやすく紐解いて解説することが目標です!自身はソフトバンクユーザーで、昨年iPhone7からiPhone12に機種変更しました。時代の流れに反してソフトバンクで一番大容量の料金プランを選択し、在宅勤務の影響で毎月余らせています。人に解説する前に、まず自分の料金プランを見直したい!