人気の高いASUSシリーズですが、海外スマホということで購入後のサポートに不安を感じるという方や、保証期間と故障・修理の対応についてもよく分からないという方もおられるようです。そこで、実際のところASUSシリーズのサポートはどの様になっているのかについて詳しく解説しましたので、どうぞご一読ください。
機種 | Xperia 5 V | AQUOS sense8 | TORQUE G06 | Xiaomi 13T |
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本体 | ||||
価格 | 82,800円~ | 39,100円~ | 59,800円~ | 39,790円~ |
特徴 | 高性能チップ搭載 ハイエンドスマホ | コスパに優れた ミドルレンジスマホ | 小型&軽量な 高耐久スマホ | 高性能カメラ搭載 ハイエンドスマホ |
購入 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
ASUSは台湾のスマホ・PCメーカー
ASUSは日本国内で買える
画像引用元:ASUS 日本
ASUSは正式名称をASUSTeK Computer Inc.(エイスース テック・コンピューター・インク)といい、台湾の台北市に本社があります。スマートフォンだけでなく、パソコンやパソコンパーツ・周辺機器などを製造しているメーカーで、ASUS JAPAN株式会社という日本法人があります。
つまり、ASUSのスマホは日本で買うことができ、公式webサイトも怪しい翻訳語ではなく、きちんとした日本語で表記されているのです。
ASUSのスマホは全てSIMフリー
画像引用元:スマートフォン | ASUS 日本
ASUSのスマホシリーズの名称はZenFone(ゼンフォン)で、2014年から販売されています。日本では「ZenFone 5」が最初で、コンセプトは「誰でも気軽に堪能できる、ワンランク上の贅沢」となっている端末です。
ZenFoneのZenは日本語の「禅」で、「心に平和をもたらす、無駄のない美しさ」という意味があるそうです。ASUSのスマホは全てSIMフリーモデルで、そのためスペックに比べてお手頃感のある価格設定となっています。
ASUSシリーズにはどんな機種があるの?
まずはASUSシリーズの代表機種についてのスペックや特徴を、以下の表からご覧ください。
ZenFone 5Z | ZenFone 5 | ZenFone 5Q | |
OS | Android 8.0 | Android 8.0 | Android 7.1 |
CPU | Snapdragon 845 | Snapdragon 636 | Snapdragon 630 |
CPUコア数 | オクタコア | オクタコア | オクタコア |
内蔵メモリ(ROM) | 128GB | 64GB | 64GB |
内蔵メモリ(RAM) | 6GB | 6GB | 4GB |
外部メモリタイプ | microSDXC | microSDXC | microSDXC |
バッテリー容量 | 3300 mAh | 3300 mAh | 3300 mAh |
画面サイズ | 6.2インチ | 6.2インチ | 6インチ |
カメラ性能(背面) | 1200万画素 | 1200万画素 | 1600万画素 |
カメラ性能(前面) | 800万画素 | 800万画素 | 2000万画素 |
デュアルSIM | 〇 | 〇 | 〇 |
認証機能 | 指紋・顔認証 | 指紋・顔認証 | 指紋・顔認証 |
重量 | 165g | 165g | 168g |
価格 | 72,000円ほど | 52,000円ほど | 40,000円ほど |
ZenFone 5ZはASUSのハイエンド機種
画像引用元:ZenFone 5Z (ZS620KL) | スマートフォン
ASUSシリーズのハイエンド機種であるZenFone 5Zの本体サイズは、5.5型のスマホとほぼ同じです。けれども画面占有率90%となる6.2型のワイド画面を搭載しており、ノッチはありますが正面から見ると端末のほとんど全部が液晶画面で占められています。
また速度に優れた最新高性能CPU「Snapdragon 845 SDM845」を搭載しており、動作が重くなりがちな動画やゲームなどもストレスなく楽しめます。現在Snapdragon 845を搭載したスマホの価格は10万円前後が相場ですが、ZenFone 5Zなら7万円ほどで手に入れることができるため、コストパフォーマンスの高さでも人気です。
さらにストレージ(ROM)は128GBもの大容量となっていて、アプリをたくさんインストールしたり音楽・動画をいっぱいダウンロードしても安心です。なお、microSDを挿すこともできるので、外部メモリを利用することも可能です。
ZenFone 5は写真がとてもキレイ
画像引用元:ZenFone 5 (ZE620KL) | スマートフォン
ZenFone 5は、最新ZenFoneシリーズのちょうど真ん中のクラスになりますが、先に挙げた表からも分かるように、最上位機種の5Zと遜色のないスペックを備えています。
ZenFone 5の特筆すべき特徴は、AI機能によって誰でもプロ並みの写真が撮れるということです。AIオート機能が自動的に最適な撮影モードを選択してくれます。撮影モードは以下の16パターンがあります。
ピープル(人)・フード(食事)・ドッグ(犬)・キャット(猫)・」サンセット(日没)・スカイ(空)・フィールド(風景)・オーシャン(海)・フラワー(花)・グリーン(自然)・スノー(雪景色)・ナイト(夜景)・ステージ(観劇)・テキスト(文章)・QRコード・トライポット(三脚)
雪景色や夜景の撮影は、露出の調整が適切でなければキレイに撮ることができないものでしたが、スマホでプロ並みに撮れてしまうなんて驚きですね。また、フードモードを使えばこれまで以上にインスタ映えするスイーツが簡単に撮影できるようになります。
さらにZenFone 5のAIブースト機能によって、CPUの性能を一時的に最大15%程度向上させることができるのです。この機能により、一般的な用途でストレスを感じることはほとんどなくなります。また、iPhone Xに似たスタイリッシュなデザインも魅力でしょう。
ZenFone 5Qはコスパがいい
画像引用元:ZenFone 5Q (ZC600KL) | スマートフォン
最新ZenFoneシリーズの中で一番お手頃な価格の端末が、ZenFone 5Qですが、魅力は安さだけではありません。特にカメラの性能は上位2機種を凌ぐハイスペックで、前面と背面に2つずつ合計4つのクアッドカメラが搭載されており、自撮り写真の修正機能や動画の電子式手ぶれ補正機能も付いています。
また、上位機種と同様に指紋認証と顔認証の両方に対応しています。さらにnanoSIMスロットが2つ付いているDSDS(デュアルシムデュアルスタンバイ)機能も搭載しています。これにより通話専用SIMとデータ専用SIMを併用できるなど、自分仕様の便利な使い方ができます。
ASUSシリーズ購入後のサポートは?
ASUSのサポートは公式webサイトが対応
ASUSなどの海外スマホでは、サポート面での不安がつきものです。対応サイトが日本語対応でないことや、現地でしか修理対応していないこともけっこうあり、自分で英語サイトを検索して現地へ郵送するなどかなり面倒な手間が掛かることも珍しくありません。
けれども、ASUSの場合は日本法人が設立されていて、ASUSの公式webサイトも日本語です。サポートの問い合わせは、webサイトの「サポート」から「サービスと修理」にある連絡先から、ASUSテクニカルサポートチームへメール、またはASUSコールセンターへ電話してください。
ASUSなら格安SIM店でもサポートしてもらえる
ASUSシリーズの端末は、国内の格安SIM取扱店でも購入できます。三大キャリアの有料サポートほどの手厚さは期待できませんが、格安SIM取扱店でも有料の端末保証オプションに加入していれば、日本のSIMフリースマホと同様のサポートを受けることも可能です。
街のスマホ販売店や修理店でもOK
キャリアのショップではない街の非正規スマホ販売店や修理店でも、ASUSの端末やサポートを取り扱っているお店があります。ただし、非正規の販売店や修理店はサービスの品質にかなりの格差があることを知っておいてください。
信用できるお店を選ばないと自分で手続きするよりかえって高くつくこともあるためです。口コミなどを参考にしてお店を選び、実際にスタッフとやりとりしたうえで、お願いして大丈夫かどうかを吟味されることをおすすめします。
ASUSシリーズの保証期間は?
ASUSシリーズの端末には、標準で購入日から1年間のメーカー保証が付いていますが、それに加えて「ZenFone 国内延長保証パッケージトータル2年」を利用することができます。なお、延長保証対象機種を購入後、90日を経過してからの登録はできないのでご注意ください。
「ZenFone 国内延長保証パッケージトータル2年(税別6,000円)」は、ROG Phone(ZS600KLシリーズ)を除くASUSスマホのZenFone シリーズ全般に適用できる延長保証で、端末本体の標準1年保証に加えてさらに1年間の日本国内保証期間が延長されるサービスです。
「ZenFone 国内延長保証パッケージトータル2年」の利用方法は、ASUS Storeから申し込み後送付されてくる「延長保証パッケージ」に同封された手順に従って登録するだけOKで、とても簡単に行えます。
保証期間中の修理代や修理のための往復送料は無料、修理回数は無制限となっており、修理の際はコールセンターに連絡すれば、翌日に専門業者が自宅まで端末を引き取りに来てくれるピックアップサービスを利用できて大変便利です。
ASUSシリーズで故障・修理の対応は?
選択肢が多いASUSシリーズの故障・修理の対応先
ASUSシリーズは、SIMフリーの海外スマホです。SIMフリースマホがキャリアのスマホに比べて格安に利用できるのは、自前の通信設備を持たないことに加え、過剰なサポートやサービスを省くこと、経費を抑えているからにほかなりません。
したがって故障・修理の対応においても、国内の三大キャリアと同様の手厚さを期待してはいけないのです。けれどもSIMフリーの海外スマホとしては、ASUSの故障・修理の対応はかなり丁寧だといえるレベルなので、海外スマホが初めてという方でも安心してデビューできるでしょう。
ASUSの故障・修理への対応は、ASUSの日本国内法人が行ってくれます。つまり、国内で故障・修理の受付をしてもらえ、対応は日本語でしてくれるのです。
さらに前出の「ZenFone 国内延長保証パッケージトータル2年」は税別6,000円の有償サービスですが、これを利用すれば延長期間中の修理代や送料は無料のうえ、修理回数も無制限となっているためかなりお得です。
格安SIM店でもASUSシリーズの故障・修理に対応
ASUSシリーズは格安SIM店でも端末を購入したり、故障・修理のサポートを受けたりすることができます。ここで、ASUSを取り扱っている主な格安SIMとサポートの内容を紹介しましょう。
楽天モバイル
画像引用元:楽天モバイル: 楽天モバイルでiPhoneを使う
楽天モバイルでのASUSシリーズの取扱機種は以下のようになっていますが、★印の「ZenFone 5」と「ZenFone 4 MAX」については現在キャンペーン中で、お得さがアップしています。なお楽天カードで支払う場合には分割手数料0円で、支払いに楽天ポイントも利用できるため、楽天会員の方には特におすすめです。
支払い方法 | ZenFone 5 | ZenFone 4 MAX | |
通話SIM | 分割(24回) | ★1,749円(税込)+分割手数料 ※初回のみ1,808円 |
★449円(税込)+分割手数料 ※初回のみ451円 |
一括 | ★39,880円(税別) | ★9,880円(税別) | |
データSIM | 分割(24回) | 2,376円(税込)+分割手数料 | 891円(税込)+分割手数料 |
一括 | 52,800円(税別) | 19,800円(税別) |
支払い方法 | ZenFone Max Plus (M1) | ZenFone 4 | ZenFone Live |
分割(24回) | 1,341円(税込)+分割手数料 | 2,556円(税込)+分割手数料 | 801円(税込)+分割手数料 |
一括 | 29,800円(税別) | 56,800円(税別) | 17,800円(税別) |
楽天で故障・修理に対応してくれるサービスは「スマホ修理・新機種交換保証(月額500円)」です。修理の負担金は上限金額24,000円(税込)までは無料で、上限を超えた場合は、メーカー再生品が無料提供されます。
修理の依頼は、全国の修理受付対応の楽天モバイルショップまたはWEBからでき、修理・交換に関する質問や修理機の配送状況については、専用のコールセンターで24時間対応。
また、修理時には代替機の無償貸出もOKで、WEB受付の場合なら午前10時までの修理受付で最短翌日に代替機を受け取れます。「スマホ修理・新機種交換保証」のサポート内容の詳細は以下のとおりです。
サービス内容 | 水没・破損・全損・故障したスマートフォン、タブレット・モバイルルーターの修理 修理不可の場合は、セット端末の価格による指定機種を機種変更価格の20%相当で交換 |
利用回数 | 保証開始日から1年毎に2回まで |
対象端末 | 楽天モバイルで新規契約時にセットで購入したスマートフォン、タブレット・モバイルルーター ※タブレット・モバイルルーターの修理はWEB受付のみ。交換不可。 |
保証期間 | 加入日からサービス解約まで |
保証開始日 | 加入日の翌日0時から(当日は免責) |
なお、機種変更価格が90,000円以上の場合は20%以上の負担金が発生し、割引キャンペーンは適用外となっています。また、「スマホ修理・新機種交換保証」は、端末+SIMセットを新規で申し込むときのみしか加入できないのでご注意ください。
OCNモバイルONE
画像引用元:OCN モバイル ONE|格安SIM・格安スマホ | NTTコミュニケーションズ 個人のお客さま
OCNモバイルONEはNTTグループの格安スマホ・格安SIMで、ASUSシリーズではZenFone Liveが取扱機種で、端末価格は8,800円(税別)です。
OCNモバイルONEの端末保証オプションは、端末セットを購入する方のほか、OCN モバイル ONE 音声対応SIMを利用中の方も加入できるプランが用意されています。なお、修理中に代替機の貸出は行っていません。
【OCN モバイル ONEあんしん補償】
「OCN モバイル ONEあんしん補償」は、端末とSIMセット購入時でなくても申し込みOK。月額500円(税込540円)で、スマホの画面割れ・故障・破損・水濡れなどのサポートを受けられます。
OCN モバイル ONE のSIMカードを購入するときのオプションサービスを利用するか、すでにOCN モバイル ONEを利用中の方や、購入後の方ならマイページからいつでも申し込みが可能で、サービスの詳細は以下のとおりです。
対象機器 | 以下の条件をすべて満たす端末が対象
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補償回数 | あんしん補償申し込み日の10日後を含む月の翌月から12カ月に2回まで、その後も12カ月ごとに2回まで補償 ※複数回申込んでいる場合は、最初の契約から補償回数がカウントされます |
補償上限金額 | 50,000円(税込) |
補償内容 |
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補償適用条件 |
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料金 |
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【グーの端末補償】
OCN モバイル ONEと端末のセットを購入する場合は、「グーの端末補償」に加入することで、故障、落下による破損や水濡れなど万一のトラブルに、電話1本で修理または新品同等機種と交換してもらえます。
端末購入と同時の申し込みで利用できますが、gooSimseller楽天店・Yahoo店の場合は、端末購入から14日以内まで申し込みが可能です。サービスの詳細は以下のとおりです。
対象端末 | gooSimseller提供のスマートフォン・タブレット・ルーター |
補償回数 | 1年間2回まで補償 |
補償上限金額 |
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補償内容 | 修理 ※修理不能の場合は新品の同機種または同等品と交換 |
適用範囲 | 自然故障・破損・落下・水濡れ |
月額料金 |
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IIJmio
画像引用元:IIJmioサプライサービス スペシャルセール!スマホ大特価キャンペーン | IIJmio
「みおふぉん」でおなじみのIIJmioでは、「端末補償オプション」が利用できます。音声SIM以外のデータ専用SIMやSMS機能付きSIMでもOKですが、IIJmioのサイトから端末+SIMを購入したときのみ加入できます。なお、家電量販店などでセット購入した場合には申し込みできないのでご注意ください。
「端末補償オプション」では、端末の画面割れや水濡れのほか全損・部分破損など幅広いトラブルに対応しており、電話一本で通常2日以内に交換端末が届けられ、その場で故障端末を回収してくれます。
修理できないときは、1年に2回まで同一機種・同一色の端末に交換してもらえ、負担金は1回目5,000円(税抜)・2回目 8,000円(税抜)です。「端末補償オプション」の詳細や月額料金は以下のとおりで、★印はキャンペーン価格です。
分割(24回) | 一括 | 月額料金 | |
ASUS ROG Phone | 5,000 円(税抜) | 119,500 円(税抜) | 500円 |
ASUS ZenFone 5 | 2,050 円(税抜) | 48,800 円(税抜) | 500円 |
ASUS ZenFone Live (L1) | 750 円(税抜) | 16,800 円(税抜) | 380円 |
ASUS ZenFone 5Z | 2,750 円(税抜) | 64,800 円(税抜) | 500円 |
ASUS ZenFone 5Q | 1,580 円(税抜) | 37,800 円(税抜) | 380円 |
ASUS ZenFone Max (M1) | 950 円(税抜) | 21,800 円(税抜) | 380円 |
ASUS ZenFone 4 カスタマイズ |
1,280円 → ★850 円(税抜) |
29,800円 → ★19,800 円(税抜) |
500円 |
ASUSシリーズ購入後のサポートは心強い
「人気のASUSシリーズ購入後のサポートに不安|保証期間・故障・修理は?」と題して、購入先ごとのサポート体制や保証期間、故障・修理の対応について詳しく解説しました。
記事を読まれてASUS購入の不安を払拭できたのではないでしょうか。ASUSは台湾発の海外スマホですが、ASUS JAPAN株式会社という日本法人があり、日本語の公式サイトも公開しています。この機会に、ASUSシリーズを選択肢に加えられてはいかがでしょうか。