国内Android市場でシェア率1位を獲得しているシャープの最新フラグシップモデル「AQUOS R3」が2019年夏モデルとして登場します。
ドコモ・au・ソフトバンクの各社から発売されることもあり、2019夏モデルでは目玉機種のひとつとなりそうです。
本記事では、そんなAQUOS R3を徹底レビュー。基本スペックを確認した後、買う理由と買わない理由の両側から、最新Androidの実力に迫ります。
Xperia 1の評価レビュー|買う理由と買わない理由トップ画像引用元:AQUOS R3 SH-04Lのデザイン・色|AQUOS:シャープ
機種 | Xperia 5 V | AQUOS sense8 | TORQUE G06 | Xiaomi 13T |
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本体 | ||||
価格 | 82,800円~ | 39,100円~ | 59,800円~ | 39,790円~ |
特徴 | 高性能チップ搭載 ハイエンドスマホ | コスパに優れた ミドルレンジスマホ | 小型&軽量な 高耐久スマホ | 高性能カメラ搭載 ハイエンドスマホ |
購入 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
AQUOS R3のスペックは?
AQUOS R3のスペックをまとめると以下の通りです。
AQUOS R3 | |
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発売日 | ドコモ:6月1日 / au:5月25日 / ソフトバンク:5月24日 |
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 約 156 × 74 × 8.9 mm |
重さ | 約185g |
ディスプレイ | 約6.2インチ Pro IGZOディスプレイ(液晶) |
解像度 | QHD+(3,120 × 1,440) |
OS | Android 9 Pie |
CPU | Snapdragon 855 |
メモリ(RAM) | 6GB |
ストレージ(ROM) | 128GB |
外部メモリ | microSDXC(最大512GB) |
バッテリー | 3,200mAh |
連続通話時間 | LTE(VoLTE):約1,890分/3G:約1,290分/GSM:約890分 |
連続待受時間 | LTE:約520時間/3G:約550時間/GSM:約470時間 |
アウトカメラ | 約1,220万画素 / F値1.7 約2,010万画素 / F値 2.4(ドラマティックワイドカメラ) |
インカメラ | 約1,630万画素 / F値2.0 |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
生体認証 | 顔認証 / 指紋認証 |
おサイフケータイ | 〇 |
ワイヤレス充電(Qi) | 〇 |
防水・防塵 | IP68 |
接続端子 | USB Type-C / イヤホンジャック(3.5mm) |
カラー | プレミアムブラック、プラチナホワイト、ラグジュアリーレッド(ドコモ限定)、ピンクアメジスト(au限定)、エレガントグリーン(ソフトバンク限定) |
価格(税込み) | ドコモ:89,424円 / au:99,360円 / ソフトバンク:113,760円 |
AQUOS R3を買う理由
まずは、AQUOS R3を買う理由から見ていきましょう。
新たに搭載された「Pro IGZO」ディスプレイ
画像引用元:AQUOS R3 SH-04Lのディスプレイ・画面サイズ|AQUOS:シャープ
AQUOSシリーズの売りのひとつといえば、液晶テレビも手掛けるシャープ自社製のIGZOディスプレイ。
AQUOS R3では、10億色以上の色表現と、AQUOS R2と比較して2倍の明るさを実現した「Pro IGZO」ディスプレイにアップグレードされました。画面解像度もQHD+の3,120 × 1,440と高精細です。
加えて、前面の指紋センサーをノッチ型にしたことで、ディスプレイの表示領域が向上。明るく色鮮やかな映像をより大きな画面で楽しめるようになっています。
もちろん従来モデルに搭載されていた「ハイスピードIGZO」にも対応し、素早いスクロールやタッチにも滑らかに反応します。
処理性能もAQUOS史上最高スペック
スマホの頭脳と呼べるSoC(CPU)には、2019年春夏モデルでは最高スペックであろうクアルコム社のSnapdragon 855を採用し、RAMは6GB、内蔵ストレージは128GBを搭載。
AQUOS R2と比較すると、CPUの性能が30%、GPUの瀬能が20%、AIの処理性能が約3倍と大幅に向上しています。
また、高スペックながら省エネ&放熱設計を実現している点もAQUOSシリーズの魅力です。
独自のCPU制御と放熱設計により、従来機を比較すると電池持ちは30%アップし、表面温度は約5度ダウン。
長時間のゲームプレイや動画視聴といったハイエンド機ならではの使い方にも向いています。
AQUOS R2から引き続き動画専用カメラを搭載
画像引用元:AQUOS R3 SH-04Lのカメラの画素数・画質|AQUOS:シャープ
AQUOS R2から引き続き、AQUOS R3では背面に写真用の標準カメラ(約1,220万画素)と、動画用のドラマティックワイドカメラ(約2,010万画素)というデュアルカメラ構成を採用しています。
背景をぼかして撮影する「ポートレート」機能、動画撮影中に自動で写真を撮影してくれる「AIライブシャッター」機能に加え、新たにAIが自動で約15秒のショートムービーを作成してくれる「AIライブストーリー」機能が新たに搭載され、カメラはより多機能で使いやすくなりました。
有効画素数こそ標準的ですが、被写体の動きにも対応できる「ProPix2」や、正確にピントを合わせる新オートフォーカスなど、誰でも気軽にスマホで良い写真を撮影できます。
auではAQUOS R3購入で最大45,000円お得になる!
auでは、AQUOS R3 SHV44購入者に対して、以下の2つのキャンペーンを展開しています。
- 事前の予約登録で最大25,000円のキャッシュバック
- 新プラン加入で20,000円の割引
全てのキャンペーンが適用されれば、最大45,000円相当のキャッシュバック・割引となります。
AQUOS R3のauでの販売価格が99,360円ですので、全額受け取れればおよそ半額で購入できたのと同じですね。
事前の予約登録で最大25,000円のキャッシュバック
1つ目は、事前にAQUOS R3 SHV44を予約してから、専用サイトで予約登録を行うことで、最大25,000円のキャッシュバックを受け取れるキャンペーン。
発売日前日までに予約登録を行い、6月30日までに購入、7月7日までに応募することで、もれなくau WALLETから10,000円分のキャッシュバックが受け取れます。
さらに、応募者の中から抽選で100名に追加の15,000円キャッシュバック。
au WALLETはクレジットカードだけでなく、プリペイドカードもありますので、これまでau WALLETを使っていなかった方でも簡単に発行できます。
ちなみに発売日までの予約登録を逃してしまった方も、6月30日までの購入で5,000円のキャッシュバックを付け取れます。
AQUOS R3を購入予定の方はぜひ以下のキャンペーンサイトを活用しましょう。
au AQUOS R3 SHV44 au WALLET残高へ 最大25,000円キャッシュバック|AQUOS:シャープ
新プラン加入で20,000円の割引
2019年6月1日より、auでは「新auピタットプラン / auフラットプラン7プラス」という新料金プランの受付がスタートします。
それに伴い、6月30日までの期間限定にはなりますが、AQUOS R3購入時に、前回の購入機種を12カ月以上利用しており、2年契約で新料金プランを含む対象プランへ加入した場合、20,000円の割引を受けられるキャンペーンも実施中。
紹介した全てのキャンペーンが適用されれば、AQUOS R3を最大45,000円分お得に購入できます。
この料金面でのメリットは、機種変更を検討しているauユーザーがAQUOS R3を買う理由になるでしょう。
次のセクションでは、AQUOS R3を買わない理由をご紹介します。
AQUOS R3を買わない理由
続いて、AQUOS R3を買わない理由です。
上下にノッチを配したデザイン
画像引用元:AQUOS R3 SH-04Lのデザイン・色|AQUOS:シャープ
iPhoneシリーズを筆頭にハイエンドモデルはベゼル(額縁)を狭めて大画面化させたデザインが流行しています。
同様にAQUOS R3も画面上部のノッチ(切り欠け)にインカメラを配置。従来機にはあった下部のベゼルはなくし、横長の指紋センサーもノッチ型に配置しています。
画面がデコボコのノッチ型は意外と好みが分かれるデザインですので、嫌いな方は買わない理由になりうるかもしれません。
画面下部の指紋センサー兼ホームボタン
画面下部の指紋センサーは、ユーザーの認証に使えるだけでなく、ジェスチャーを登録することで、ホームボタンのように使用することができます。
ホームボタンが欲しいユーザーには非常に便利ではありますが、新型iPhoneもFace ID(顔認証)を採用してからは、ホームボタンを廃止していますし、指紋センサーはディスプレイに内蔵している機種も続々と登場しています。
下部に物理的な指紋センサーが配置されているのは、最新のハイエンド機と比べると見劣りする部分といえるでしょう。
ハイエンドモデルなので価格は9万~10万円前後
ハイエンドモデルなので仕方のない部分でもありますが、AQUOS R3はドコモ版89,424円、au版99,360円、ソフトバンク版113,760円となかなかの高価格。
加えて、これまで各キャリアでは新機種購入に合わせた利用料金の割引で実質負担金を安くするプランを提供してきました。
ですが、2019年夏からの各キャリアの新プランでは、そうした料金プランと紐づいた機種代金割引が廃止されます。今後機種代金割引がどうなるのかという過渡期になりますので、ちょっと様子見したいというユーザーも多いのではないでしょうか。
上述しましたが、auではAQUOS R3予約購入キャンペーンとして、最大45,000円のキャッシュバック・割引を行っています。auユーザー以外の方はこうした機種代金割引を待ってみてもいいかもしれません。
- 〇画面占有率UP&「Pro IGZO」ディスプレイにグレードアップ
- 〇Snapdragon 855搭載など、2019夏モデル最高クラスのスペック
- 〇写真用&動画用のデュアルカメラ搭載、「AIライブシャッター」など使いやすい機能が満載
- △ディスプレイの上下にノッチを配したデザイン
- △価格が9万~10万前後とハイエンドモデルらしい高価格
完成度の高いAQUOSシリーズのフラグシップ機
AQUOS R3は、ハイエンドモデルらしい高スペックな構成に加え、ディスプレイ性能が従来機から大幅にパワーアップ。カメラも使いやすい機能が詰まった優秀な機種に仕上がっています。
Androidユーザーにとっては、2019年夏モデルとして発売される機種のなかでもベストバイな1台といえるでしょう。
とくに新プランへの移行を考えているauユーザーは、最大45,000円のキャッシュバック・割引を活用すれば、割安で機種変更できますので、ぜひ検討してみてください。