読了時間:約 2

タイトルを見て、「ちょっと苦手だな」と思った方も多いのではないでしょうか?

Apple Pay、NFC、Felica、おサイフケータイ、これらはスマホの決済方法に関連するものですが、似たようなニュアンスでよく使われていますし、なかなか明確に区別して分かりやすく解説されていることって少ないですよね。

更に自分のライフスタイルに合ったものはどれなんだろう?と、とても迷うものです。今回は、分かりにくいスマホの決済方法の違いや、メリット・デメリット、日本で利用する際は何が便利なのか?という点を詳しく解説していきます。

もしスマホを買い替えて決済方法を変えてみようかなと検討している方や、もっと詳しく知りたかった、という方はぜひ参考にしてみてください。

スマホ決済方法を整理してみよう!


Apple Pay、NFC、Felica、おサイフケータイ。種類もたくさんあって、いったいどの決済方法がどのスマホで利用できるのか分かりにくいですよね。

まずは、これら一つ一つを簡単に整理してみましょう。じっくり分解してみることで、「あ、なんだそういうこと!」と意外とすんなり理解できるのではないでしょうか。

Apple Payもおサイフケータイも決済システム

まずはもっとも有名な2つ。Apple Payとおサイフケータイからいきましょう。この2つはどちらもスマホやタブレットを利用した決済システムのことです。誤解されがちなのですが、この2つは「電子マネー」そのものではありません。

「Apple Pay」はご存知の方も多いと思いますが、Appleが開発した決済システムで、iPhoneやiPad、最近ではApple Watchなんかでも利用が可能になりました。もちろん、Apple以外の機種では利用することが出来ません。

iPhoneではiPhone 7以降の機種でこのApple Payが搭載されています。「iPhoneでもおサイフケータイが使えるようになる!?」という感じでとても話題になったので記憶に残ってる方も多いでしょう。

一方の「おサイフケータイ」。この決済システムはフィーチャーフォン、いわゆる「ガラケー」時代から日本には浸透しており、使ったことがある人もきっと多いですよね。

もともとは、NTTドコモが開発したシステムですが、auやソフトバンクといった各キャリアにライセンスを認可しています。そのため、どのキャリアで購入してもおサイフケータイ対応機種であれば機能を利用をすることが出来るのです。

基本的に、iPhone以外のスマホのOSはAndroidなので、おサイフケータイを利用する場合はAndroidを利用することになります。ただし、一部のSIMフリー端末ではおサイフケータイの利用が出来ないケースもあるため、よく確認する必要があるので気をつけましょう。

FeliCaは「ピッ」とかざす技術のこと

では、次によく耳にする「FeliCa」とはなんでしょうか?実は、今紹介したApple Payもおサイフケータイも「FeliCa」を利用したシステムなのです。

FeliCaとは、SONYが開発した、「非接触型ICカードの技術方式」のことです。ややこしい言葉が出てきましたね。簡単に言ってしまうと、スマホを「ピッ」とかざしてコンビニでお買い物が出来たり、電車やバスに乗ったりする時に使う、技術(チップ)のことです。

このFeliCaという技術(チップ)をスマホに内蔵させて、Apple Payやおサイフケータイの「ピッ」とかざすだけで決済が出来てしまう仕組みを実現しているわけです。

ピッとかざすのは何もスマホだけではありませんよね?例えば、企業で導入されている社員証。ゲートにかざすとドアが開きます。こういったものも日本ではFeliCaの技術が使われています。

日本は独自のNFCが発達している?

Apple PayもおサイフケータイもFeliCaが採用されている、というところまで来ました。では最近聞くようになった「NFC」との関係も気になるのではないでしょうか。

実は、FeliCaはNFCの一つなんです。

NFCとはFeliCa同様、近い距離でピッとかざすだけで通信が出来る技術の総称で、種類は3つ存在しています。Type A/Bと呼ばれる2種類と、もう1種類がFeliCaで、Type Fとも呼ばれていますね。

世界の標準はType A/Bなんです。日本だけがSONYが開発したType F、つまりFeliCaを使っています。なんとなくお気づきでしょうか。日本のガラケーが「ガラパゴス化」なんて揶揄されてしまっていたのはこの背景が原因でしょう。

NFC、FeliCa、Apple Pay、おサイフケータイの関連性が掴めたのではないでしょうか。ユーザーとして視野に入れたいのは、「Apple Pay」と「おサイフケータイ」のどちらが自分にとって利用しやすいのか?という部分になりますね。

次項で、Apple Payとおサイフケータイの違いを解説いたします。

Apple Payとおサイフケータイの違いは?


Apple Payとおサイフケータイは先述した通り、AppleのiPhoneとAndroid端末のどちらを使うのか、ということで別れます。

2つとも、スマホをかざすだけで自動販売機でジュースが買えたり、改札もスッと通ることができますよね。

一見すると出来ることは同じに見えるのですが、よく比較してみると実は違いがあるんです。この違いを把握していると自分に合うのがApple Payかおサイフケータイなのかがより明確に見えてくるでしょう。

対応サービスの種類に差がある

まず決定的に違うのは、対応しているサービス種類に差があるという点です。主要サービスを表にしてみたので確認してみましょう。

Apple Pay おサイフケータイ
Suica
nanaco
WAON
楽天Edy
iD
QUICPay

メインとなる電子マネー決済の対応状況です。

Apple Payはなんと3種類のみ。セブンイレブンで使えるnanacoや、イオンで利用できるWAONといった日本ではメジャーな電子マネーに対応していません。Apple Payが唯一プリペイド式で対応しているのがSuicaですね。

おサイフケータイは日本が作った規格なだけあって、国内の主要な電子マネーにはほぼ対応しているのが強み。ポストペイ型のiD、QUICPayにはどちらも対応しています。

では、セブンイレブンやイオンで買い物した場合、おサイフケータイでないとスマホ決済が出来ないのでしょうか?そんなことはありません。もちろん、SuicaやiD、QUICPayでの決済に対応しているので、Apple Payでもスマホ決済は可能です。

ただ、nanacoやWAONといった、その企業独自の電子マネーが利用できないということになります。

クレジットカードか電子マネーか?

Apple Payやおサイフケータイの成り立ちにも関係しているのですが、そもそもこの2つは出来ることは似ていても目的に違いがあるのではないでしょうか。そのあたりも加味して欲しい点です。

おサイフケータイは、もともと日本で電子マネーが一気に普及し始め、且つ、ショップごとにポイントカードや会員証を持たされ財布の中が常にパンパン!という状況を緩和させるために開発されたと言われています。

つまり、電子マネーのカード、ポイントカードや会員証など、「すべて携帯電話に集約しよう!」という意図で開発されています。従って、Suica以外の電子マネーなど豊富に対応していますよね。

Apple Payは日本ではなく2014年にアメリカでサービス開始しています。こちらは「財布に入ってるクレジットカードをiPhoneに入れてキャッシュレス化を実現!」という流れが強いのではないでしょうか。

1 2