2021年3月26日からスタートしたドコモの「ahamo(アハモ)」は月20GBで月額2970円(税込)という価格設定が魅力です。
ただしドコモで提供されているワンナンバー機能が使えないため、Apple Watchのセルラーモデルを単体で使っている方は注意が必要です。
ここではahamo(アハモ)で使えなくなるApple Watchの機能や、セルラーモデルを使う代替案を詳しくご紹介しています。
ahamo(アハモ)のメリット・デメリット・対応機種・キャンペーン・評判を確認しておきましょう。
ahamo(アハモ)でApple Watchは使えない?
Apple WatchのGPS + セルラーモデルはeSIMを搭載しており、iPhoneが無くても通話やメッセージのやり取りなど様々な機能を使えます。
Apple Watch単体で使用するためにはドコモが提供する「ワンナンバー」サービスを契約しなくてはなりません。
月額550円(税込)の「ワンナンバー」を契約すると、iPhoneで契約したドコモの電話番号をApple Watchと共有する事ができるようになります。
ahamo(アハモ)はドコモの「ワンナンバー」に非対応
結論から言うと、ahamo(アハモ)はドコモのワンナンバーに非対応です。
ワンナンバーが使えないというのはahamo(アハモ)の「よくある質問」やワンナンバーの紹介ページでも確認する事ができます。
本サービスは、料金プラン「ahamo(アハモ)」には対応しておりません。
料金プラン「ahamo(アハモ)」をご利用になる場合、ワンナンバーサービスの解約が必要です。
現在ドコモと契約している方はahamo(アハモ)に移行する際にワンナンバーの解約が必要ですし、そのまま移行してもApple Watchのセルラー機能を使う事は出来ません。
他社の20GBプランや格安SIMでもセルラーモデルは使えない
- Apple Watchだけの契約「ウォッチナンバー」に対応
- 事前にauで契約した後、povoに移行する必要がある
- iPhoneと番号を共有する「ナンバーシェア」は非対応
Apple Watchのセルラーモデルが使えないのは何もドコモのahamo(アハモ)だけではありません。
格安SIMであるIIJmioや第4のキャリアである楽天モバイルはeSIMが使えますが、現状Apple Watchのセルラーモデルを単体で利用する事はできません。
auのpovoは唯一Apple Watch単体契約の「ウォッチナンバー」に対応していますが、auからの乗り換えなどの条件を満たす必要があります。
Apple Watchのセルラーモデルの単体契約や仕様は、基本的には大手キャリアだけの専用サービスとなっているのです。
Apple Watchのセルラーモデルを使う代替案
- iPhoneとBluetooth接続して使う
- ahamo(アハモ)の契約を諦める
現在ahamo(アハモ)への移行を考えており、Apple Watchのセルラーモデルも引き続き使いたい場合は代替案を考えなくてはなりません。
既にお分かりかと思いますが、この場合の選択肢は「iPhoneとBluetooth接続して使う」か「ahamo(アハモ)の契約を諦める」の2つになるでしょう。
iPhoneとBluetooth接続して使う
- LTEによるネット通信
- 単体での通話
- メッセージ・メールの送受信
- 通信が必要なアプリ利用
- ストリーミング音楽の再生
ケースの素材の違いを除けば、Apple WatchのGPSモデルとGPS + セルラーモデルの大きな違いは基本的にLTE通信機能の有無のみだと言えます。
ahamo(アハモ)に移行するとセルラーモデル単体での機能は当然使えなくなりますが、iPhoneとBluetoothペアリングする事でこの問題を解決できます。
「Apple WatchからiPhoneを探す」などiPhoneが手元に無い状況でも、Wi-Fi接続を利用して機能を使う事ができます。
常にiPhoneを持ち歩く必要性はありますが、ahamo(アハモ)でもApple Watchを使いたいなら最もベストな選択肢となるでしょう。
ahamo(アハモ)の契約を諦める
iPhoneとBluetooth接続すれば、確かにGPS + セルラーモデルの機能をフルで利用できます。
しかし、常にペアリングする必要があるという事はGPS + セルラーモデルの最大のメリットであるApple Watchだけの手軽さを捨てる事になるでしょう。
ジョギングなどちょっとした外出でApple Watchを利用していた方や、AirPodsを組み合わせて利用していた方にとってはデメリットが大きいと言えます。
料金が安いというメリットよりApple Watchでの機能を優先したい場合は、ahamo(アハモ)の契約を諦めるというのも1つの選択肢ではないでしょうか。
2024年4月ahamo(アハモ)最新キャンペーン|乗り換えがお得になる方法ahamo(アハモ)とドコモのApple watch料金比較
プラン | ahamo | ギガホ プレミア | 5Gギガホ プレミア |
---|---|---|---|
月データ量 | 20GB | 60GB | 無制限 |
月額料金 | 2,970円 | 7,018円 3GBまで5,368円 | 7,315円 3GBまで5,665円 |
ワンナンバー | 非対応 | +550円 | |
割引適用後の料金 内訳:みんなドコモ割(3回線以上)/ドコモ光セット割/dカードお支払割 | 2,970円 | 5,368円 3GBまで3,718円 | 5,478円 3GBまで3,828円 |
5分かけ放題 | 対応 | +770円 |
ahamo(アハモ)の単体契約と、ドコモで「ワンナンバー」を利用してApple Watchのセルラーモデルを使う場合の料金は上記のようになります。
月額料金だけ見ればahamo(アハモ)が圧倒的ですが、ドコモはahamo(アハモ)のような中容量クラスのプランを提供していないため一概に比較するのは難しいと言えます。
ahamo(アハモ)でApple Watchを使う場合
既にご紹介している通り、ahamo(アハモ)ではドコモのワンナンバー機能を使う事ができずセルラーモデル単体での契約も出来ません。
セルラーモデルの機能を最大限使うためには常にBluetooth接続されたiPhoneを持ち歩く必要はありますが、その点を除いても月額料金は圧倒的です。
5G/4Gどちらも利用できる20GBのデータ容量はもちろん、1回5分以内なら無料のオプションも付いているのも魅力です。
割引をまったく適用しなてくも基本料金はドコモのギガホ プレミア・5Gギガホ プレミアより4,000円以上も安いというのは見逃せません。
ドコモプランの場合は+550円ワンナンバーも付ける必要があるため、年間の通信費用はさらに差が出てきます。
ある程度の不便はあるものの、月額料金を優先するなら間違いなくahamo(アハモ)に移行するのがおすすめだと言えるでしょう。
ドコモでApple Watchを使う場合
- 5Gギガホ プレミア(2021年4月1日提供開始)
- 5Gギガライト
- ギガホ プレミア(2021年4月1日提供開始)
- ギガライト
- カケホーダイプラン(新規申込み終了)
- カケホーダイライトプラン(新規申込み終了)
- シンプルプラン(新規申込み終了)
- 5Gギガホ(新規申込み終了)
- ギガホ(新規申込み終了)
ドコモのワンナンバーの対象料金プランは、表でご紹介したギガホ プレミア・5Gギガホ プレミア以外にもいくつかあります。
ただしギガライトは7GBが上限となっていますし、新規受付終了したプランを除くとahamo(アハモ)との比較ではギガホ プレミア・5Gギガホ プレミアが適しています。
ギガホ プレミア・5Gギガホ プレミアは新規申込みが終了したギガホ・5Gギガホより基本料金が約600円~1,000円ほど安くなっているのが大きな特徴です。
また、ギガホ プレミアは月60GB、5Gギガホ プレミアは月のデータ容量無制限と大容量が魅力のプランでもあります。
2つのプランは月3GB以下なら自動的に1,650円(税込)の割引が発生しますし、割引をフル活用して最大月2,387円(税込)安くする事もできます。
Apple Watchのワンナンバーが月550円(税込)となるため、月3GB以上で割引をフル活用した場合の料金は5,368円(税込)または5,478円(税込)です。
ahamo(アハモ)との差額は月額で約2,000円程度となりますが、「月20GB以上使う」「Apple Watch単体で使う」という場合はドコモのプランの方が良いかもしれません。
ちなみにドコモのプランで5分かけ放題を付けたい場合はさらに月770円(税込)が必要となるため注意しましょう。
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ahamo(アハモ)の対応機種と販売機種|おすすめのiPhone・Android比較ワンナンバー以外にも非対応の機能がある
ahamoで使えなくなる主要なドコモのサービス・機能 | |
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サービス・機能(一部) | ・キャリアメール ・あんしんパック系のサービス ・キャッチホン ・転送でんわサービス ・留守番電話サービス ・docomo Wi-Fi ・iモード ・mopera U ・spモード ・spモード決済 |
特典 | ・5分通話無料オプション ・docomo Wi-Fi永年無料キャンペーン/無料キャンペーン ・dエンジョイパス13か月無料 ・dキッズ13か月無料 ・ずっとドコモ特典 |
割引(一部) | ・ギガホ増量キャンペーン ・dフォト13か月無料 ・ギガホ割 ・5Gギガホ割 ・5Gギガホ音声割 ・dカードお支払割 ・ずっとドコモ割 ・docomo with |
しかしドコモから移行する場合、ワンナンバー以外にも使えなくなる機能がある点には注意する必要があります。
キャリアメールを使えないという点はご存じの方も多いでしょうが、ドコモHPの「ahamo(アハモ)でご利用になれないサービス一覧」には非常に多くのサービスが掲載されています。
特にオプションや割引を利用している方は、ahamo(アハモ)に移行する前にどのサービスが使えなくなるか事前に確認しておきましょう。
ドコモのHPで案内されている「事前に申込・変更・廃止が必要なサービス」はワンナンバーを除くと以下となります。
- シェアパック
- データ専用プラン(2台目プラス含む)
- 請求書によるお支払い
- 請求書送付先住所
- eリビング
- 料金明細サービス
- イマドコサーチ
- 契約者年齢(未成年の場合)
- 利用者情報登録
ahamo(アハモ)でワンナンバーは使えない!ドコモから移行する際は要注意
- ahamo(アハモ)はドコモの「ワンナンバー」オプションが無い
- 「ワンナンバー」を契約している場合はahamo(アハモ)移行前に解約が必要
- iPhoneとBluetooth接続すればahamo(アハモ)でもApple Watchセルラーモデルは使える
- Apple Watchセルラーモデル単体だけで使う場合はドコモの「ワンナンバー」必須
ドコモで始まったahamo(アハモ)ですが、残念ながらApple Watch単体仕様ができるワンナンバーは非対応です。
どうしてもApple Watchのセルラーモデルを単体で使いたい場合は、ドコモを使い続けるかahamo(アハモ)を諦めるかの選択肢を迫られるでしょう。
しかしahamo(アハモ)はドコモには無い中容量クラスのプランで月額料金の安さが魅力です。
みんなドコモ割のカウント対象・dカード特典が付与などメリットも多数ありますので、多少の不便を許容できるなら検討してみる価値はあるでしょう。