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IoTの要は「5G」

「IoT」では、家の中のあらゆる家電が繋がる「スマートホーム」、工場の機械同士がネットで繋がる「スマート工場」というものも可能となります。

これらを実現可能とするのは大量のデータをやり取りするという事が大前提となります。高速かつ大容量のデータを処理する事で、複数のデバイスに同時接続可能な5Gは「IoT」にとって、なくてはならない正に要といえます。

増加の一途を辿るデータ量にも対応可能

米国EMCでは、年間で生成されたデータ量を数値化・予測する調査を行なっています。

米国EMCの調査によれば、2013年は4.4ゼタバイト(4.4兆GB)だったデータ量は、2020年には約10倍の44ゼタバイト(44兆GB)になると予測しました。

44兆GBというのは想像を絶するデータ量となりますが、これは距離にすると地球と月の間の距離の6.6倍、なんと地球を250周するくらいのデータ量となるとの事です。

調査報告から「IoT」の普及による事によるデータ量の増加は今までに無いくらいに膨大な量となっていく為、高速かつ大容量のデータ通信を可能とする5Gの存在は必要不可欠となります。

5Gにより変わる世界

たとえば、野球やサッカーなどのスポーツ観戦の仕方も変わってくる可能性もあります。

スポーツ選手に心拍数を計るセンサーを取り付け、5G通信を通じ観戦している世界中のユーザーに選手の心臓の鼓動をリアルタイムに伝えるなんていうようなコンテンツも可能となります。

場所という概念が変わる可能性

テレイグジスタンスと呼ばれる遠隔操作技術の向上にも、5Gは大きな貢献をする事が期待されています。

現在でも行われているリアルタイムで人とロボットの動きを連動させる事で、離れた場所の患者さんのオペをするといった技術も今よりももっと安価で普及率も上がるはずです。

また、テレイグジスタンスを応用して離れた所に居る料理人に料理を作ってもらう事も可能になるかもしれません。5Gの技術によって場所という概念すらも、現在と大きく違ったものになる可能性も少なくありません。

高速な上に省電力

5G通信が実現すると、大容量のデータを超高速で送受信する事が可能であるにも関わらず省電力だという事も大きな特徴となります。

4G通信を使用している時よりも、電力消費あたりの通信容量が大きくなるという事になりますが、より高効率の通信が実現可能という事になります。

現在ではスマホとモバイルバッテリーなどをセットで持ち歩くビジネスマンなどを良く見かけますが、そんな持ち物事情も変化していくと予想されます。

5Gによるスマホの利用で期待される事

ここでは5Gが実現することによりスマホの利用ではどのような期待ができるのかについて紹介していきます。5Gが実現する事で、私たち一般消費者にも多くの恩恵がもたらされます。

データプランの大容量化

5Gは大容量のデータを処理することが容易になる為、スマホユーザーは今まで以上に沢山の量のデータ通信が利用できるようになる事が挙げられます。

料金もそれほど変わらず、今よりも多くのデータ容量を使えるようになる事も考えられるレベルの話となります。データ通信量を気にせずにスマホを利用する事が出来るというのは、ユーザーにとってとても大きなアドバンテージといえます。

Wi-Fiなどのサブ回線が不要

ユーザーによっては通信量の節約の為に、Wi-Fiサービスを利用するという人は少なくありません。PCの場合では通信をするにあたって、データの通信量が大容量となるとひかり回線などが必要ともなります。

これらも、5Gの普及により誰でも大量のデータ通信を高速で利用可能となれば、Wi-Fi・ネット回線などが必要とされなくなる日が来る事もそう遠い未来ではないといえます。

5Gによって実現可能な分野やその計画

5Gの技術の実現は多種多様な分野でも大きな恩恵をもたらすと期待されています。ここでは、5Gの実現によるどんな事が具体的に実現可能となるのかを紹介していきます。

コネクティッドカー

最近話題ともなっている「コネクティッドカー」は簡単に言うとネットワークにつながった自動車のことを指します。

AIを利用した音声案内やリアルタイムでの道路混雑状況の把握といった新しい様々なサービスを可能とする事が期待されています。これから自動車は移動の手段としてだけではなく、情報通信機能を搭載したモビリティ・サービスへと変化していく事は間違いありません。

「コネクティッドカー」には、モニタリングセンサー・車間距離センサー・スピードセンサーなど数多くのセンサーが付けられ、各センサーから送られる膨大なデータを分析する事が可能です。

これらのデータを活用することにより、安全運転支援・メンテナンス・自動車保険の選択といった、これまでにない情報サービスが利用可能になると期待されています。

センサーから送られる大量のデータを送信する為に、リアルタイムで遅延のないデータのやり取りを行なうために5Gが活躍します。

医療関係

医療機関の都市部への集中、また地方の医師不足などの問題が話題となっている医療関係ですが、5Gによって過疎地域などでも専門医の医療を受ける事が可能となる遠隔医療の普及が期待されます。

NTTドコモと和歌山県立医科大学では、5Gを利用した遠隔医療の実証試験を2017年に開始しています。

現場の4Kカメラで撮影した患者の患部などの画像データを5Gで送信し、専門医が送られてくる画像を見ながらリアルタイムで診察などを行うといった試みです。

5Gを利用する事で、鮮明な画像を送信することが可能で、より正確な診断をする事が可能となります。

建設関連

建設業界では被災地などでの危険な作業を5Gを使い、遠隔による作業が可能となる事が期待されています。今までの遠隔操作では、送信される映像が不鮮明という難点があり、作業効率の低下が懸念されていました。

建設大手の大林組では、2018年の2月に5Gを使った実証試験を行い、高精細4Kカメラ・3Dモニターと5Gを組み合わせることで、奥行きなども現地にいるかのように捉えることが出来るようになり作業効率の向上にも成功しています。

働き方改革

5Gを導入することで現在内閣が進めている、働き方改革への貢献も期待できます。農業を例にすると、農機を自動運転によって畑を耕し、ドローンで肥料を散布するといった具合に「スマート農場」が実現可能です。

1日中長時間に渡り畑での作業がなくなれば、農業においての働き方が根底から変わることのきっかけとなるのは間違いありません。

5Gの実現で恩恵を受けるのはスマホだけではない

5G通信はスマホだけではなく、あらゆる物の利便性を別次元に昇華させてしまう技術といえます。

5Gの普及にしたがって、近い未来には今や誰しもが持っているスマホそのものがいらなくなる世界が来るかもしれません。

携帯電話が普及して公衆電話が激減する事を誰しも予想だにしなかった時と同じように、気が付いた時には私たちが想像している以上の発展を遂げる未来を支える技術が5Gであるという事は疑う余地もありません。

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