HUAWEI P10 Plusは日本では2017年6月にファーウェイから発売されたAndroid端末です。
SIMフリー端末として家電量販店などでも簡単に購入できるため、いわゆる格安SIM(MVNO)を利用する方々から特に高い注目をされています。
このページでは、そんなHUAWEI P10 Plusについてレビューを行っていき、最後にはずばり買いか否かまで考えていきます。
機種 | Xperia 5 V | AQUOS sense8 | TORQUE G06 | Xiaomi 13T |
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本体 | ||||
価格 | 82,800円~ | 39,100円~ | 59,800円~ | 39,790円~ |
特徴 | 高性能チップ搭載 ハイエンドスマホ | コスパに優れた ミドルレンジスマホ | 小型&軽量な 高耐久スマホ | 高性能カメラ搭載 ハイエンドスマホ |
購入 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
HUAWEI P10 Plusのスペック
最初に、HUAWEI P10 Plusのスペックを見てみましょう。
HUAWEI P10 Plus | |
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OS | Android 7.0(8へアップデート可) / Emotion UI 5.1 |
CPU | HUAWEI Kirin 960 オクタコア (4 x 2.4GHz A73 + 4 x 1.8GHz A53) |
サイズ | 約153.5mm(高さ)× 約74.2mm(幅)× 約6.98mm(厚さ) |
重さ | 約165g |
ディスプレイ | 5.5インチ、WQHD・2K(2560×1440ドット)、比率16:9 |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
microSD | microSDXC(256GB) |
背面カメラ | 1200万画素(RGBカラー)+2000万画素(モノクロ) F1.8 |
正面カメラ | 800万画素 F1.9 |
バッテリー | 3,750mAh |
コネクタ | USB Type-C |
イヤフォンジャック | あり |
SIM | スロット数:2 / スロット:nanoSIM |
防水・防塵 | なし |
おサイフケータイ | なし |
ワンセグ/フルセグ | なし |
セキュリティ | 指紋認証(ホームボタン) |
カラー | グリーナリー、ダズリングゴールド |
対応バンド | FDD-LTE:Band1/2/3/4/5/7/8/9/12/17/19/20/25/26/28/29 TDD-LTE:Band38/39/40/41 WCDMA:Band1/2/4/5/6/8/19 |
価格 | 73,224円(税込) |
HUAWEI P10 Plusのメリット
まずHUAWEI P10 Plusのメリットから挙げていきます。
大画面端末でありながらコンパクト!
画像引用元:https://consumer.huawei.com/jp/phones/p10-plus/
P10 Plusはディスプレイサイズ5.5インチの大画面端末です。
それにも関わらず、約153.5mm(高さ)× 約74.2mm(幅)× 約6.98mm(厚さ)とさほど大きくありません。重量も165gです。
比較として、同じく5.5インチディスプレイを搭載したiPhone 8 Plusですと、約158.4 mm(高さ)× 約78.1mm(幅)× 約7.5 mm(厚さ)で、重量は202gとなります。
高さ | 幅 | 厚さ | 重さ | ディスプレイ | |
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HUAWEI P10 Plus | 約153.5mm | 約74.2mm | 約69.8mm | 165g | 5.5インチ |
iPhone8 Plus | 約158.4mm | 約78.1mm | 約7.5mm | 202g | 5.5インチ |
こうして見るとHUAWEI P10 Plusがいかにコンパクトなのかわかります。
Android 8(Oreo)へアップデート可能!
Android 8(Oreo)は2017年8月にリリースされた、現時点では最新のAndroidです。
Android 8(Oreo)では「ピクチャー・イン・ピクチャー(PIP)」という動画を小窓で再生できる機能や、「Smart Text Selection」というダブルタップで電話番号や住所を簡単に選択できる機能が加わりました。
HUAWEI P10 Plusでもこれらの機能を堪能することができるのです。
3,750mAhの大容量バッテリー
HUAWEI P10 Plusのバッテリー容量は3,750mAhとなっています。
参考としてiPhone 8 Plusは1,821mAhです。倍以上の差がありますね。
バッテリー容量は多ければ多いほど嬉しいものです。
ダブルレンズの高性能カメラ
画像引用元:https://consumer.huawei.com/jp/phones/p10-plus/
HUAWEI P10 Plusは高性能なダブルレンズカメラを採用しています。
第2世代LeicaダブルレンズカメラPro版は開口部がより大きいF1.8の SUMMILUX-Hレンズを採用。この結果、4K撮影、2000万画素と1200万画素のセンサーの使用、光学式手振れ補正、ローライト環境での写真撮影が可能に。世界がよりはっきりと見えたとき、世界の美しさがわかる。
Pシリーズは元々カメラに力を入れているシリーズということもあって非常にこだわった性能となっていますね。
デュアルSIMでDSDSに対応
HUAWEI P10 PlusはデュアルSIMでDSDS対応となっています。
デュアルSIMとは、SIMカードを2枚同時に挿すことができるということです。
DSDSとは、デュアルスタンバイのことです。
これの何が良いのかというと、2枚のSIMカードのうち1枚は通話用、もう1枚はデータ通信用などと使い分けることができるのです。
また、1枚はプライベート用の電話番号、もう1枚は仕事用の電話番号という使い方もできます。これならスマホ2台持ちの必要がなくなりますね。
DSDSに対応している機種はそう多いわけではないので、HUAWEI P10 Plusを選ぶ際の決め手になり得ます。
こだわりの美麗デザイン
画像引用元:https://consumer.huawei.com/jp/phones/p10-plus/
HUAWEI P10 Plusはデザインにも非常に力を入れられています。
HUAWEI P10 Plusはスマートフォンで初めてハイパーダイヤモンドカット仕上げを採用。強度が増し、スタイルと製造技術の面で品質を向上させた。他にサンドブラスト仕上げの選択も可能。
実際に見ると確かに高級感があり、手触りやフィット感もよかったです。
イヤフォンジャック搭載!
HUAWEI P10 Plusにはイヤフォンジャックが搭載されています。
最近はイヤフォンジャックを搭載しない端末も多いですが、まだまだイヤフォンジャックの需要が高いのも事実です。
イヤフォンジャックを必要とされる方にはオススメです。
Micro SD(256GB)に対応!
HUAWEI P10 Plusにはmicro SD(256GB)を挿して使うことができます。
HUAWEI P10 PlusのROMは64GBと決して多くないのですが、その弱点を補って余りありますね。
HUAWEI P10 Plusのデメリット
次に、HUAWEI P10 Plusのデメリットについて挙げていきます。
防水・防塵ではない
HUAWEI P10 Plusに防水・防塵の機能はありません。
今は防水・防塵であって当たり前という感じもするので、率直にいって残念ですね。
使用される方は、水没はもちろん、突然の大雨などにも気をつけましょう。
お財布ケータイに非対応
残念ながらお財布ケータイに非対応です。
お財布ケータイは日本独自のサービスです。ファーウェイだけの事情で追加できるものではないので、諦めるしかなさそうですね。
お財布ケータイをどうしても使いたい方は、HUAWEI P10 Plusの購入は控えたほうがいいです。
ワンセグ・フルセグに非対応
ワンセグ・フルセグにも非対応です。こちらも日本独自のサービスなので仕方ないですね。
ワンセグ・フルセグを使用したい方もHUAWEI P10 Plusを購入すべきではありません。
ハイエンド機ではない
HUAWEI P10 Plusはハイエンド機ではありません。
なので、同じファーウェイ製ならHUAWEI Mate 10 Proにスペックで劣るなどします。
通話やインターネット閲覧程度でしたら不便ありませんが、ゲームアプリなどで遊びたい場合はやや心もとないです。
HUAWEI P10 PlusにオススメのSIM
画像引用元:https://consumer.huawei.com/jp/phones/p10-plus/
HUAWEI P10 Plusを使用するための回線選びですが、ずばりドコモかソフトバンクかワイモバイルの回線をオススメします。
ドコモとソフトバンク、ワイモバイルのプラチナバンドにも対応!
HUAWEI Mate 10 Proはドコモのプラチナバンド(Band19)とソフトバンクのプラチナバンド(Band8とBand28)にも対応しています。
このため、ドコモ回線かソフトバンク回線、ワイモバイル回線のSIMを利用する場合は、特に支障なくHUAWEI P10 Plusを使うことができるといえるでしょう。
auには対応していない!?
auについては、気になる文言が公式サイトにありました。
※ 本端末はKDDIの移動体通信網を利用した通信サービスには対応しておりません。それらの通信サービスのSIM でのご利用については、当社では一切の動作保証はいたしませんので、あらかじめご了承ください。
KDDI、つまりauの通信サービスには対応していないというのです。
条件次第では使える場合もあるとの報告もありますが、公式サイトで対応していないと明記されている以上、あえてauのSIMを入れることはないでしょう。
回線については実際に各社へ問い合わせしよう
以上、回線について記載しましたが、通信関係は常に変動の可能性があるものです。実際に機種を買ったり、回線を契約したりする際は、必ず各社に問い合わせるなどしてチェックしておきましょう。
価格は定価73,224円(税込)
HUAWEI P10 Plusの価格は定価73,224円(税込)となっております。税別で考えたら67,800円となります。
ちなみに、同じファーウェイのハイエンド機であるMate 10 Proの定価は89,800円(税別)です。税込で96,984円です。
機種 | 値段 |
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HUAWEI P10 Plus | 73,224円(税込) |
HUAWEI Mate 10 Pro | 96,984円(税込) |
HUAWEI P10 Plusが2017年6月発売に対して、HUAWEI Mate 10 Proは2017年12月発売です。
そのため、HUAWEI Mate 10 Proのほうが高性能なのですが、23,760円の差額があるのは大きいですね。
※いずれも通信会社の値下げサービスなどは考慮していません。
最近話題のHUAWEI Mate 10 Proを辛口レビュー|おすすめ格安SIMは?
大画面スマホとしては中々のコストパフォーマンス
画像引用元:https://consumer.huawei.com/jp/phones/p10-plus/
5.5インチ以上のディスプレイを採用している端末となると他にはiPhone 8 PlusやiPhone X、Galaxy S8などもありますが、いずれも税込9万~12万円程度してしまいます。
それを思えばHUAWEI Mate 10 Proの税込73,224円はお手頃な価格といえるでしょう。
ハイエンド機ではない分、性能面では高価格機種に劣る面もありますが、カメラやバッテリー容量、Micro SDやイヤフォンジャックの有無などHUAWEI Mate 10 Proのほうが勝っている面もあります。
デザイン面でもまったく安っぽさはありません。
大画面スマホが欲しいけど出費は抑えたいという方に是非ともオススメしたい機種です。
通話やインターネット閲覧程度でしたらまったく問題ないでしょう。ただし、アプリゲームの動作など、とにかく高スペックが要求されるものに対しての過信は禁物です。
トップ画像引用元:https://consumer.huawei.com/jp/phones/p10-plus/